看護師の職務経歴書は、一般企業の書類と同じように見えて、書くべき中身が少し違います。診療科、病床数、患者層、夜勤、急変対応、委員会、プリセプター、リーダー、看護研究など、現場経験を相手が理解できる言葉に変える必要があります。
最初に棚卸しする項目
| 項目 | 書く内容 |
|---|
| 所属 | 病院・施設種別、診療科、病床数、外来・病棟など |
| 対象 | 患者層、主な疾患、急性期・慢性期・回復期など |
| 業務 | 与薬、処置、検査介助、退院支援、家族対応など |
| 役割 | リーダー、プリセプター、委員会、係、教育担当 |
| 勤務 | 夜勤、オンコール、土日勤務、時短など |
| 実績 | 改善したこと、任されたこと、継続できたこと |
「すごい実績がない」と感じても、日々の業務を継続してきたこと自体が職務経験です。急性期で多重課題に対応した、慢性期で長期的な観察を続けた、外来で短時間に説明した、訪問看護で生活背景を見たなど、経験の価値は職場によって変わります。
退職理由は書きすぎない
人間関係、夜勤、給与、体調などが退職理由でも、職務経歴書に感情を細かく書く必要はありません。退職理由は面接で聞かれる前提で、書類では「今後は〇〇の経験を活かしたい」「働き方を見直し、長く続けられる環境で貢献したい」のように、次の職場で何をしたいかにつなげます。
ただし、条件面で譲れないことは別です。夜勤回数、残業、配属先、業務内容、就業場所の変更範囲などは、面接・内定時に書面で確認してください。求人者や職業紹介事業者には、募集時等に労働条件を明示する義務があります。2024年4月からは、業務内容や就業場所の変更範囲なども明示事項に追加されています。
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自己PRの作り方
```text 私は〇〇領域で、〇〇な患者さんに対し、〇〇を意識して看護してきました。 特に〇〇の場面では、〇〇を行い、チーム内で〇〇に貢献しました。 今後はこの経験を、貴院の〇〇で活かしたいと考えています。 ```
ポイントは、「優しい」「頑張れる」だけで終わらせず、場面と行動を書くことです。急変対応、退院支援、家族説明、認知症患者への対応、新人指導、記録改善など、現場で実際にしたことを書きます。
転職回数が多い時
転職回数が多い場合は、各職場の退職理由を長く書くより、経験の一貫性を作ります。急性期で基礎を積んだ、慢性期で生活を見た、外来で短時間の説明力を磨いた、今後は長く続けられる条件で専門性を深めたい、というように線を引き直します。
短期離職がある場合も、隠すより、次の職場で同じ失敗を避けるために何を確認するかを言語化します。夜勤回数、教育体制、人間関係、残業、配属先など、次に確認する条件まで整理できていると、面接でも説明しやすくなります。
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参考資料
- 厚生労働省「募集時等に明示すべき事項」
- 厚生労働省「確かめよう労働条件」
- 厚生労働省「職業紹介事業制度の概要」
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