「夜勤がきつくなってきた」「患者さん一人ひとりと、もっとゆっくり関わりたい」。病棟で何年か働くうちに、そう思い始めた看護師さんは少なくありません。その流れで訪問看護が頭に浮かぶ一方で、「一人で利用者さんのお宅に行って、自分の判断で大丈夫だろうか」「オンコールで夜中に呼ばれるのは、夜勤より楽なのか、それとも別のしんどさなのか」と、踏み出せないまま時間が過ぎている方も多いはずです。
この記事は、訪問看護の求人を「数」や「倍率」で比べる前の段階、つまり「自分は訪問看護に移って続けられるのか」「何が不安で止まっているのか」を整理したい看護師さん向けに書いています。求人選びのチェックポイントというより、移る人自身の不安、訪問看護の一日の流れ、向き不向き、そして今の職場でできる確認に焦点を当てます。
最初に、現場でよくある誤解を一つほどいておきます。「訪問看護=夜勤がないから楽」というイメージです。たしかに多くのステーションで夜間の定時勤務はありませんが、その代わりに「オンコール(24時間対応)」という、病院とは性質の違う待機があります。楽かどうかではなく、「自分にとって、どちらの負担なら続けられるか」を見極めることが大切です。
要点まとめ
- 訪問看護で働く看護師は近年大きく増えており、病棟以外の選択肢として現実的になっています。厚生労働省「衛生行政報告例(就業医療関係者)」では、訪問看護ステーション従事者は令和4年で約7万人と、平成18年の約2.3万人から大きく増加しています(Source: 厚生労働省「令和4年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」)。
- 訪問看護ステーションは「保健師・看護師・准看護師を常勤換算2.5人以上」配置することが指定基準で、小規模な事業所も多くあります(Source: 厚生労働省 訪問看護ステーション人員基準資料)。事業所ごとに教育・代替要員・休みの取りやすさに差が出やすい点が、移る前の不安と直結します。
- 「夜勤がない」代わりに「オンコール(24時間対応)」があります。2024年度(令和6年度)診療報酬改定では、24時間対応の負担軽減に取り組む体制を評価する区分が新設されました(Source: 2024年度診療報酬改定 訪問看護療養費 24時間対応体制加算)。それだけ従事者の負担が課題とされている、ということでもあります。
- 訪問看護の不安は「経験年数」だけでは解決しません。一人立ちまでの同行訪問、困った時に電話で相談できる相手、オンコールの実際の呼び出し頻度で、続けやすさが大きく変わります。
- 「今の職場で確認できること」と「移ることで変えやすいこと・変えにくいこと」を分けて考えると、勢いではなく納得して判断できます。
こんな悩みを持つ看護師さんへ
次のような気持ちに一つでも当てはまるなら、この記事は役に立つはずです。
- 夜勤の身体的なつらさが、年々こたえるようになってきた
- 病棟の「流れ作業」のような忙しさに、看護のやりがいを感じにくくなった
- 患者さん一人ひとりと、退院後の生活まで見据えて関わりたい
- 訪問看護に興味はあるが、「一人で行って自分が判断する」ことが怖い
- オンコールが、夜勤よりつらいのか楽なのか、想像がつかない
- 運転やお宅への訪問、ご家族とのやりとりに、漠然とした不安がある
- 在宅での看取りに、自分が関われるのか自信がない
これらは「向いていないサイン」ではありません。むしろ、訪問看護のリアルな負担を事前に想像できているからこそ出てくる、健全な不安です。大切なのは、不安を「なんとなく怖い」のままにせず、一つずつ「確認できること」に分解することです。
なお、訪問看護への転職で「求人をどう選ぶか・どこを比較するか」に重点を置いて知りたい方は、関連記事の病棟から訪問看護へ転職したい看護師さんへ。求人選びで失敗しない確認ポイントもあわせて読むと、求人票の見方まで具体化できます。本記事は、その前段の「移る人自身の不安と向き不向き」に絞っています。
なぜこの悩みが生まれるのか
訪問看護への移動をためらう不安には、はっきりした理由があります。病院と訪問看護は、看護師の「判断の置かれ方」がそもそも違うからです。
病棟では、判断に迷えば先輩がすぐ近くにいて、急変すれば医師が駆けつけ、検査機器も院内にそろっています。チームで一人の患者さんを見るので、自分の判断が常に複数の目で支えられています。一方、訪問看護では、利用者さんのお宅に基本的に一人で行きます。その場で観察し、その場で判断し、必要なら主治医や管理者に電話で報告・相談します。判断の「最前線」に一人で立つ感覚が、病棟との一番の違いであり、不安の源です。
もう一つの理由が、事業所ごとの差の大きさです。訪問看護ステーションの指定基準は「保健師・看護師・准看護師を常勤換算で2.5人以上」と定められています(Source: 厚生労働省 訪問看護ステーション人員基準資料)。常勤換算とは、非常勤職員の勤務延べ時間を常勤職員の所定労働時間で割って人数に換算する方法で、つまり制度上は少人数でも開設できます。大規模で教育体制の整ったステーションもあれば、数人で回している小規模な事業所もあり、同行訪問の期間、相談のしやすさ、休みの取りやすさは事業所ごとに大きく異なります。「訪問看護が不安」なのではなく、「どの事業所で始めるかで、不安の解消度合いが変わる」というのが実態です。
そして、オンコールという独特の働き方があります。多くのステーションでは夜間の定時勤務はありませんが、24時間対応のために、夜間や休日に電話を持って待機する「オンコール」を担当します。2024年度(令和6年度)診療報酬改定では、この24時間対応体制加算が見直され、看護業務の負担軽減に取り組む場合(イ)が6,800円、それ以外の場合(ロ)が6,520円と整理されました(Source: 2024年度診療報酬改定 訪問看護療養費 24時間対応体制加算)。(イ)を算定するには、夜間対応した翌日の勤務間隔の確保や、夜間対応勤務の連続回数を2回までに抑えることなどを含む複数の取り組みが要件になります。制度がこうした負担軽減を評価しているということは、裏を返せば「オンコールは従事者にとって負担になりやすい」と公的にも認識されている、ということです。
ここで一つ補足しておくと、この加算は事業所が受け取るもので、オンコール手当として看護師個人にいくら支給されるかは事業所の判断によります。「24時間対応体制加算がある=自分の手当が手厚い」とは限らないため、面接ではオンコール一回あたりの手当額と、実際の呼び出し頻度を分けて確認することが大切です。
病棟と訪問看護では「判断の重さ」が違う
不安をより具体的にするために、病棟と訪問看護で同じ場面がどう違うかを見てみましょう。たとえば、利用者さんの体温がいつもより高い、という場面です。
病棟なら、すぐに先輩に「ちょっと見てもらえますか」と声をかけ、当直医に報告し、必要なら採血や点滴の指示がその場で出ます。判断のスピードと責任が、チームで分散されています。
訪問看護では、その場にいるのは自分一人です。バイタルや全身状態を観察し、ご本人やご家族から普段の様子を聞き取り、緊急性があるかを自分で一次判断します。そのうえで主治医や管理者に電話で報告・相談し、受診を勧めるか、経過観察にするか、訪問頻度を増やすかといった方針を決めていきます。最終的な指示は医師が出しますが、「電話で正確に状況を伝え、判断材料を整理する」という役割を一人で担います。
この違いは、慣れれば大きなやりがいにもなります。自分のアセスメントが利用者さんの生活を直接支える実感は、訪問看護ならではのものです。ただ、移る前の段階では「一人で抱える怖さ」として感じられるのも自然です。だからこそ、相談できる相手がいる事業所を選ぶことが、不安解消の鍵になります。
今すぐ確認したいポイント
訪問看護への移動を考え始めたら、まず次の点を自分の中で確認してみてください。これは「向いているかの採点」ではなく、「何を重視して事業所を選ぶか」を決めるための整理です。
- 夜勤そのものをなくしたいのか、それとも「オンコールならまだ受け入れられる」のか
- 一人で判断する場面に、どの程度の不安があるか。電話で相談できる相手がいれば乗り越えられそうか
- 運転は必要か、自転車・公共交通の地域か。移動そのものに抵抗はないか
- 利用者さんのお宅という「相手の生活空間」に入ることに、抵抗はないか
- ご家族とのやりとり、生活背景への配慮に、自分はどう向き合いたいか
- 在宅での看取りに、どこまで関わりたいか・関われそうか
- 病棟での経験(どの診療科・どんな処置)を、在宅でどう活かしたいか
- 今の職場で、訪問看護ステーションへの見学や同行の機会はあるか
ここで大事なのは、「全部を一人で我慢して乗り越える」前提で考えないことです。不安の多くは、事業所の体制(同行訪問の長さ、相談のしやすさ、オンコールの分担)で和らげられます。自分が我慢する話と、事業所の仕組みで解決する話を、分けて考えましょう。
訪問看護の一日の流れと「向き・不向き」
イメージがつかみにくいと不安は大きくなります。あくまで一般的な例ですが、訪問看護の一日の流れと、そこから見える向き不向きを整理します(事業所により大きく異なります)。
一日の流れ(一般的な例)
朝、ステーションに出勤して申し送りや当日の訪問予定を確認します。その後、車や自転車で利用者さんのお宅を順番に訪問します。一件あたりの訪問時間は30分〜90分程度が多く、バイタル測定、点滴・カテーテル・褥瘡などの処置、服薬管理、リハビリ、ご本人・ご家族への療養指導などを行います。移動と訪問を繰り返し、合間に記録を書き、夕方にステーションへ戻る、あるいは直行直帰のスタイルもあります。一日の訪問件数は数件程度が一般的で、病棟のように同時に多数の患者さんを受け持つのとは負荷のかかり方が違います。
病棟との大きな違いは、「移動」と「待ち時間がない密度」です。一件ごとに完結した看護を提供し、次のお宅へ移動する。ナースコールに追われる感覚はない代わりに、移動時間の天候や交通、訪問先での予定外の対応(ご家族からの相談、状態変化)で、スケジュールが押すこともあります。記録は訪問ごとに必要で、近年はタブレット等のICTで効率化を進める事業所も増えています。オンコールを担当する日は、日中の訪問を終えたあとも、夜間に電話が鳴れば対応する可能性があるため、心理的な拘束感があります。逆に、オンコール担当でない日は、勤務時間が明確に終わるのも訪問看護の特徴です。
向いている可能性がある人
- 一人の利用者さんと、生活背景まで含めてじっくり関わりたい
- マニュアル通りでなく、その場の状況に合わせて考えることが嫌いではない
- 自分のペースで時間を組み立てたい
- 病棟で身につけた観察力・アセスメント力を活かしたい
- ご本人・ご家族との対話を大切にしたい
慎重に検討したい人
- どうしても一人で判断するのは避けたい(→相談体制の手厚い事業所を選ぶ前提なら可能)
- 運転がどうしても苦手で、車必須の地域しか選べない
- 急変時にすぐ医師や機器に頼れない環境が、強い不安につながる
- 看取りや在宅での死に、まだ気持ちの準備ができていない
「慎重に検討したい人」に当てはまっても、訪問看護が無理という意味ではありません。同行訪問が長く、管理者にいつでも電話相談でき、オンコールを段階的に始められる事業所を選べば、不安は大きく下げられます。向き不向きは「人の性格」だけでなく「事業所選び」とセットで決まります。
解決のための3ステップ
訪問看護への不安を、行動に移せる形に分解します。
ステップ1:不安を「人の問題」と「事業所の問題」に仕分ける
「一人訪問が怖い」は、性格の問題ではなく、同行訪問の期間と相談体制という事業所の問題に置き換えられます。「オンコールがつらそう」も、月の回数・実際の呼び出し頻度・分担人数という事業所の条件に分解できます。まず、自分の不安を紙に書き出し、それぞれ「自分が慣れることで解決」「事業所の体制で解決」のどちらに寄るかを仕分けてみてください。
ステップ2:今の職場・知人を通じて「リアル」に触れる
可能なら、訪問看護ステーションの見学や同行訪問を申し込んでみましょう。今の病院に併設・連携する訪問看護があれば、退院支援や地域連携の場面で話を聞ける場合もあります。知り合いに訪問看護で働く人がいれば、「一日の流れ」「オンコールの実際」「困った時にどう相談しているか」を具体的に聞くと、想像が現実に変わります。
ステップ3:始め方の条件を言語化する
「未経験でも、同行訪問が◯週間以上あって、管理者にいつでも電話相談できて、オンコールは最初の数か月は免除または見習いから始められる」。このように、自分が安心して始められる条件を文章にしておきます。条件が言語化できていれば、求人を見るときも面接でも、確認すべきことがぶれません。
条件を書くときのコツは、「あったらいいな」と「これは譲れない」を分けることです。たとえば「直行直帰ができると嬉しいが、同行訪問が短い事業所は避けたい」というように、優先順位をつけておくと、複数の事業所を比べるときに迷いません。すべての条件を満たす事業所はなかなかありませんが、譲れない条件さえ明確なら、納得して選べます。
今の職場で改善するルート
訪問看護への移動を考える前に、今の職場でできることがないかも確認しておきましょう。あなたの不満が「夜勤のつらさ」や「じっくり関われない忙しさ」なら、必ずしも訪問看護でなくても解決の糸口がある場合があります。
- 日勤のみ・夜勤回数の調整ができる部署(外来、透析、内視鏡、健診など)への異動が可能か
- 退院支援・地域連携の部署や役割があり、在宅に近い関わりができないか
- 院内に訪問看護部門・在宅部門があり、出向や兼務で経験を積めないか
- 短時間勤務や勤務時間の調整など、働き方を変える制度があるか
夜勤の負担そのものが大きい場合は、夜勤を減らす・やめる選択肢を職場で確認することも一つの方法です。夜勤のつらさの整理については夜勤がつらい看護師さんへ。続ける・減らす・やめるの判断材料も参考になります。今の職場で改善できるなら、環境を変えずに負担だけ下げられる可能性があります。
確認するときは、上司に「訪問看護に移りたい」と切り出す前に、まず「夜勤を減らしたい」「在宅に近い関わりがしたい」という自分の希望そのものを伝えるのがおすすめです。希望を聞いた上司から、院内の異動先や在宅部門の存在を教えてもらえることもあります。退職や転職を前提に話を始めると選択肢が狭まりがちなので、まずは「働き方をこう変えたい」という相談から入りましょう。
ただし、「在宅で生活を支える看護がしたい」という気持ちが中心なら、それは今の病棟の働き方を変えるだけでは満たされにくい願いです。その場合は、職場で改善できることを確認したうえで、訪問看護への移動を前向きに検討する流れになります。
転職で解決しやすいこと・しにくいこと
訪問看護へ移ることで変えやすいことと、移っても残りやすい負担を分けて整理します。「移れば解決する」と決めつけず、両方を見て判断してください。
移ることで解決しやすいこと
- 夜間の定時勤務(夜勤)をなくし、生活リズムを整えやすくすること
- 一人の利用者さんと、生活全体を見ながらじっくり関わること
- 病棟の同時多数受け持ちのような、同時並行の慌ただしさから離れること
- 同行訪問・教育体制・相談体制が整った事業所を、選んで入ること
- オンコールの回数・分担・手当を、事業所ごとに比較して選ぶこと
- 病棟で培った観察・処置の経験を、在宅という場で活かすこと
これらは、見学・面接・求人内容の確認で比較しやすい項目です。
移っても解決しにくいこと
- 一人で判断する場面そのものは、訪問看護である限りなくならない(相談体制で軽くはできる)
- オンコールの負担は事業所差が大きく、入ってみないと完全には読みきれない
- 運転・移動が苦手な場合の負担は、地域によっては避けにくい
- 病院ほど医師や検査機器がすぐ近くにない、という構造的な不安
- 小規模な事業所では、教育や休みの代替要員が限られる場合がある(人員基準は常勤換算2.5人以上のため、少人数の事業所も存在する)
だからこそ、移る前に「今の不満を避けられる条件」と「新しい環境で受け入れる負担」の両方を整理しておくことが、後悔しない判断につながります。
相談できる窓口・整理の場
訪問看護に移るかどうかは、一人で抱え込むと「なんとなく不安」が膨らみがちです。次のような場で、気持ちと条件を整理することをおすすめします。
- 訪問看護ステーションの見学・同行訪問(事業所に直接問い合わせ)
- 今の職場の地域連携室・退院支援部門(在宅の現場感を聞ける)
- 看護師専用の匿名相談で、不安や迷いを言葉にして整理する
- 看護師専門の転職支援サービスで、事業所ごとの体制(同行訪問・オンコール・教育)を確認してもらう
特に、「移りたい気持ちはあるが踏み出せない」段階では、誰かに話して頭の中を整理するだけでも、判断材料がはっきりします。
まとめ
訪問看護で働く看護師は近年大きく増え、病棟以外の現実的な選択肢になっています。一方で、「一人で判断する」「オンコールがある」という病院とは違う負担があり、それが移動をためらわせます。
大切なのは、不安を「自分が慣れる話」と「事業所の体制で解決する話」に分けること、訪問看護の一日の流れと向き不向きを具体的に知ること、そして「今の職場で確認できること」と「移って変えやすいこと・変えにくいこと」を切り分けて判断することです。
勢いで辞めて移るのではなく、安心して始められる条件を言葉にしてから動けば、訪問看護は「夜勤から逃げる場所」ではなく、「自分が続けたい看護に近づく選択」になります。
まずは、自分の不安を「同行訪問・相談体制・オンコール」という事業所の条件に置き換えて、紙に書き出してみてください。
よくある質問
病棟経験だけで、訪問看護に移れますか?
多くの事業所で病棟経験は歓迎されますが、移れるかどうかより「同行訪問や相談体制が整った事業所を選べるか」が重要です。未経験者の受け入れ実績と、一人立ちまでの教育の流れを必ず確認しましょう。
オンコールは夜勤よりつらいですか?
人によります。夜勤のような連続した拘束はない一方、夜間に電話を持って待機する緊張感があります。実際の呼び出し頻度、月の回数、分担人数、翌日の勤務調整があるかで負担は大きく変わります。2024年度の診療報酬改定でも、24時間対応の負担軽減体制が評価対象になっています(Source: 2024年度診療報酬改定 24時間対応体制加算)。
運転免許がないと訪問看護はできませんか?
地域によります。車が必須のエリアもあれば、自転車や公共交通で回るエリアもあります。免許がない・運転が苦手な場合は、移動手段を求人選びの条件に入れて、自転車圏や都市部の事業所を中心に探すのが現実的です。
一人で利用者さんのお宅に行くのが怖いです。慣れますか?
同行訪問の期間が十分にあり、困った時に電話で管理者や先輩に相談できる事業所なら、段階的に慣れていく人が多いです。「一人立ちの判断基準」と「相談体制」を入職前に確認しておくと安心です。
在宅での看取りに自信がありません。
看取りへの関わり方は事業所や利用者さんの状況により異なります。経験を積みながら段階的に関わる事業所も多くあります。看取り対応の頻度や、サポート体制を事前に確認しましょう。気持ちの準備が整っていないこと自体は、自然なことです。
訪問看護は夜勤がないから給料は下がりますか?
給与設計は事業所・地域・経験で大きく異なり、一概には言えません。夜勤手当がない代わりに、訪問件数連動の手当やオンコール手当が付くことがあります。月給だけでなく、基本給・諸手当・賞与算定基礎を分けて比較することが大切です。給与の見方は看護師の給料は本当に上がる?2026年の賃上げ・ベースアップ評価料を現場目線で確認も参考になります。
小規模なステーションは避けた方がいいですか?
規模だけで良し悪しは決まりません。小規模でも教育が手厚く、相談しやすい事業所もあります。ただし、人員基準は常勤換算2.5人以上のため少人数の事業所も多く、休みの代替要員や教育の余裕に差が出やすい点は確認しておきましょう。
病棟をすぐ辞めずに訪問看護を試す方法はありますか?
今の職場に在宅・訪問部門があれば、出向や兼務で経験できる場合があります。また、見学や同行訪問を申し込むだけでも現場感がつかめます。すぐ辞める前に、現職でできる確認をしておくと判断がぶれません。
訪問看護に向いているか、どう見極めればいいですか?
性格だけで決めず、「自分が安心して始められる事業所の条件」を言語化することが先です。一人訪問・オンコール・運転・看取りのうち、何が不安かを具体化し、それを事業所の体制で解決できるかを見ていくと、向き不向きが立体的に見えてきます。
ブランクがありますが、訪問看護に移れますか?
ブランクの長さや内容によりますが、復職支援や同行訪問を手厚く設定している事業所もあります。ブランク可の求人かどうか、研修や同行の期間、最初に担当する利用者さんの状態の重さを確認しましょう。いきなり重度の医療処置を任されるのではなく、段階的に慣れていける事業所だと安心です。
参考資料
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