実習がつらい。記録が終わらない。国試が不安。初めての就職先をどう選べばいいか分からない。看護師に向いていないのではないかと思う。看護学生の悩みは、学業、実習評価、国家試験、就職、メンタルが一度に重なりやすいのが特徴です。
この記事では、看護学生・実習の悩みを、臨地実習、看護師国家試験、初めての就職先選び、適性不安に分けて整理します。まずは学校の実習指導教員、専任教員、学生相談室、保健管理センターなど、評価や進路に関係する窓口へ相談することを前提に進めます。
要点まとめ
- 看護師国家試験は保健師助産師看護師法に基づく国家試験で、受験資格は指定された大学・学校・養成所等の修了が基本。
- 2022年度入学生から、看護師3年課程の総単位数は97単位から102単位へ充実している。
- 臨地実習は専門分野で大きな比重を占めるため、実習要項、評価基準、相談ルートを早めに確認する。
- 実習指導や国試不安でつらい時は、まず学校内の教員・学生相談室・保健管理センターへ相談する。
- 就職先選びでは、新人看護職員研修、プリセプター・チューター・メンター・チーム支援型などの教育体制を見る。
- 「向いてない」と感じる時は、実習のつらさ、技術不安、人間関係、体調不良、進路迷いを分けて考える。
4つの入口から整理する
同じ「つらい」でも、実習評価への不安、教員・指導者との関係、国試の焦り、就職先選び、体調不良は別の問題です。分けると相談先も変わります。
実習がつらい時
看護基礎教育では、臨地実習が重要な位置を占めています。2020年の指定規則改正により、看護師3年課程の総単位数は97単位から102単位に充実し、2022年度入学生から適用されています。臨地実習は専門分野の中で大きな比重を持つため、つらさを抱えたまま放置すると進級・卒業の不安にもつながります。
実習がつらい時は、まず学校の実習要項、シラバス、評価基準、欠席時の扱い、相談窓口を確認してください。指導が厳しい、理不尽に感じる、眠れない、泣いてしまう、実習に行けない状態なら、実習指導教員、専任教員、学生相談室、保健管理センターに早めに相談します。
実習先の指導者へ直接言いにくい場合でも、学校側の教員を通して調整できることがあります。一人で「耐えるしかない」と決めないでください。
国試が不安な時
看護師国家試験は、保健師助産師看護師法第18条に基づいて施行されます。受験資格は、文部科学大臣指定の大学や学校、都道府県知事指定の看護師養成所を卒業することなどが基本です。卒業見込みで受験する場合も、最終的には卒業によって受験資格が確定します。
試験科目や受験地、試験日、合格発表日は回次ごとに厚生労働省の施行案内で確認します。合格率や難易度の噂だけで判断せず、自分の学校の出願手続き、模試結果、苦手分野、教員への相談を整理してください。
国試不安が強い時は、次を紙に書き出します。
- 出願書類で未確認のもの
- 苦手科目
- 必修・一般・状況設定問題のどこが不安か
- 学校の補講や面談の予定
- 体調管理と睡眠の問題
初めての就職先選び
新卒の就職先選びでは、給与や有名病院かどうかだけでなく、新人看護職員研修を見ることが重要です。新人看護職員研修は、病院等の努力義務として位置づけられ、厚生労働省のガイドラインでは、到達目標、研修計画、支援体制の考え方が示されています。
就職先で確認したいのは次です。
| 項目 | 質問例 |
|---|
| 新人研修 | 入職後の集合研修と病棟OJTはどう進みますか |
| 支援体制 | プリセプター、チューター、メンター、チーム支援型のどれですか |
| 夜勤開始 | 夜勤に入る時期と判断基準はありますか |
| 配属 | 希望配属と異動の可能性はどう決まりますか |
| 相談 | 技術不安や人間関係で相談できる窓口はありますか |
求人票や病院説明会で分からないことは、見学や面接で具体的に聞きます。職場選び・求人票完全ガイドも参考にしてください。
向いてない不安を分ける
看護学生が「向いてない」と感じる背景には、複数の原因があります。
- 実習の人間関係がつらい
- 技術や記録に自信がない
- 患者さんとの会話が怖い
- 国試に落ちそうで不安
- 睡眠不足や体調不良が続いている
- 他の進路が気になっている
実習で苦しいことと、看護師として働くことは同じではありません。病棟、外来、訪問看護、介護施設、健診、企業など、働く場所によって求められる力は変わります。適性不安が強い時は、教員、キャリア支援、学生相談室に相談し、実習の評価と将来の働き方を分けて考えます。
つらさが強い時の相談先
第一の相談先は、学校の実習指導教員、専任教員、担任、学生相談室、保健管理センターです。実習評価、出席、進級、就職相談に関係するため、学校内でしか調整できないことがあります。
眠れない、涙が止まらない、食べられない、実習や学校に行けない状態が続く場合は、医療機関や公的相談先も使ってください。こころの耳電話相談は0120-565-455です。日本いのちの電話ナビダイヤルは0570-783-556です。緊急性がある場合は、身近な人や医療機関、地域の救急相談へつないでください。
まとめ
看護学生・実習の悩みは、一人で抱えるほど大きくなります。実習、国試、就職、適性不安は、それぞれ相談先と確認する資料が違います。
まず、今つらいことを分け、学校内の相談ルートにつないでください。実習でつまずいても、看護師としての可能性がなくなるわけではありません。制度と相談先を使いながら、卒業、国試、就職までの道筋を一つずつ確認しましょう。
よくある質問
実習がつらくて辞めたいです。
すぐに一人で決めず、実習指導教員、専任教員、学生相談室に相談してください。評価、欠席、実習先との調整は学校を通す必要があります。
国試に落ちそうで怖いです。
出願状況、模試結果、苦手分野、補講や面談の予定を整理し、学校の教員に相談してください。最新の試験概要は厚生労働省の施行案内で確認します。
初めての就職先は何を重視すべきですか?
新人研修、相談体制、夜勤開始時期、配属、教育担当、見学時の雰囲気を確認してください。給与や知名度だけで決めないことが大切です。
看護師に向いてない気がします。
実習のつらさ、技術不安、人間関係、体調、進路迷いを分けて考えてください。実習での相性と、看護師として働く場所の相性は別です。
学校に相談しづらい時はどうすればいいですか?
学生相談室、保健管理センター、ハラスメント相談窓口など、教員以外の窓口を使ってください。心身の不調が強い場合は医療機関や公的相談先も使います。
参考資料


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