結論:二交代なら夜勤1回11,470円。月4回で年55万560円が動く
「夜勤を減らしたいけれど、年収がいくら下がるのか不安で踏み切れない」——これは夜勤に疲れた多くの看護師に共通する悩みです。体力的な限界、家庭やライフステージの変化、睡眠リズムの乱れ。理由はさまざまでも、最後に足を止めるのは「お金」の不安です。
この記事では、次の4点が判断できるようにします。
- 夜勤を減らすと年収は具体的にいくら下がるのか(全国平均の手当額から自分で計算する手順)
- 夜勤を減らす3つの形(日勤へ置換/時間短縮/転職)で、失うものがどう違うのか
- 夜勤を減らしつつ手取りの落ち込みを抑える方法
- 今の職場で確認すべきことと、転職で解決しやすいこと・しにくいこと
答えは自分で出せます。二交代の夜勤手当は1回あたり平均11,470円、中央値11,200円(日本看護協会「2025年 病院看護実態調査」、回答2,602病院)。月4回なら年55万560円が、夜勤の分として上乗せされている計算です。夜勤をやめれば、この上乗せが消えます。
これは「勤務区分を変えずに回数だけ減らす」場合の第一近似です。 夜勤専従から日勤区分に移る、短時間勤務に変える、といった変更が伴えば、基本給や賞与の算定にも影響し得ます(勤務区分が基本給に反映される職場もあります)。
まずは自分の給与明細から夜勤手当の行だけを取り出し、直近12か月分を合計してみてください。 月によって回数が違うので、12倍より合計のほうが正確です。それが、回数だけを減らす場合に失う金額の出発点になります。
この記事の夜勤手当額は、日本看護協会「2025年 病院看護実態調査」(調査研究報告No.102、2026年3月31日公表)の実数です。年間額は、その1回あたり単価に回数と12を掛けた編集部の計算で、式は本文に書いています。
1. 夜勤手当の全国平均から、減らしたときの金額を出す
「夜勤を減らすといくら下がるか」は、他人の推定値ではなく自分の手当額から自分で計算できます。まず全国平均の単価を押さえましょう。
| 夜勤の種類 | 平均額 | 中央値 | 回答病院数 |
|---|
| 二交代 | 11,470円 | 11,200円 | 2,602 |
| 三交代・深夜勤 | 5,211円 | 4,500円 | 771 |
| 三交代・準夜勤 | 4,300円 | 3,800円 | 768 |
三交代は平均と中央値の差が大きい(深夜勤で711円)ので、平均だけを見ると実感より高く出ます。自分の職場と比べるなら中央値のほうが近いはずです。
計算式は 1回あたりの手当額 × 減らす回数 × 12 です。二交代で当てはめると、減らし方の段階ごとにこうなります。
| 減らし方 | 減る回数(月) | 年間で減る手当 |
|---|
| 月5回 → 月3回 | 2回 | 27万5,280円 |
| 月4回 → 月2回 | 2回 | 27万5,280円 |
| 月4回 → 月1回 | 3回 | 41万2,920円 |
| 月4回 → 夜勤なし | 4回 | 55万560円 |
| 月2回 → 夜勤なし | 2回 | 27万5,280円 |
三交代の場合は準夜と深夜で単価が違うため、内訳を分けて計算してください。2025年6月時点の平均(準夜勤4,300円、深夜勤5,211円)を使い、準夜2回・深夜2回を毎月減らすなら、(4,300+5,211)×2×12=22万8,264円です。
この表の使い方は「いきなりゼロにしない」ことです。 月4回から一気にやめると年55万560円ですが、月2回に落とすなら27万5,280円。半分残すという選択肢を最初から捨ててしまうと、判断の幅が狭くなります。
なぜ夜勤手当はこれほど大きいのか
夜勤手当が大きいのには理由があります。
- 深夜割増賃金:午後10時〜午前5時の労働には、労働基準法第37条により通常の賃金の25%以上の割増賃金が必要です。
- 拘束時間が長い:二交代の夜勤1回は16時間前後。1回の勤務で日勤2回分に近い時間を拘束されます。
ただし、この2つがどう組み合わされているかは病院によって違います。 同じ調査が、そこも聞いています(n=3,502)。
| 夜勤手当と深夜割増の関係 | 割合 |
|---|
| 深夜時間帯の割増賃金を含む定額の夜勤手当を支給 | 52.0% |
| 深夜時間帯の割増賃金とは別に、定額の夜勤手当を支給 | 31.2% |
| 深夜割増のみ支給しており、夜勤手当は支給していない | 4.5% |
| あてはまるものはない | 7.7% |
| 無回答・不明 | 4.6% |
52.0%の病院では、夜勤手当の中に深夜割増が入っています。 つまり「夜勤手当11,470円」という数字は、病院によって意味が違います。深夜割増を別建てにしている病院は31.2%でしたが、別建てというだけで総額が必ず多くなるわけではありません。夜勤手当と深夜割増の合計で比べてください。
求人票の夜勤手当の額だけを比べても、正しい比較になりません。 自分の給与明細で、深夜割増が別の行として立っているかを確認してください。
1-2. 夜勤手当が高い病院ほど得、とは限りません
同じ調査に、直感に反する数字があります。病床規模が小さいほど、二交代の夜勤手当は高いのです。
| 病床規模 | 二交代1回あたり | 回答病院数 |
|---|
| 99床以下 | 12,167円 | 643 |
| 100〜199床 | 12,142円 | 949 |
| 200〜299床 | 11,274円 | 349 |
| 300〜399床 | 10,483円 | 281 |
| 400〜499床 | 9,923円 | 164 |
| 500床以上 | 9,163円 | 210 |
99床以下と500床以上で3,004円の差。小さい病院のほうが1回3,000円多いという結果です。三交代でも同じ向きで、準夜勤は99床以下4,667円に対し500床以上3,715円です。
「小規模病院のほうが待遇がいいのか」と思うかもしれませんが、先ほどの支給形態の表と重ねると別の絵が見えます。
| 病床規模 | 深夜割増を含む定額 | 深夜割増とは別に定額 |
|---|
| 99床以下 | 59.8% | 23.0% |
| 100〜199床 | 57.2% | 26.3% |
| 300〜399床 | 42.3% | 41.8% |
| 500床以上 | 29.5% | 54.1% |
大規模病院ほど、深夜割増を夜勤手当とは別に払っています。 500床以上では54.1%が別建てです。別建てなら夜勤手当の額面には深夜割増が入らないので、当然その分だけ数字が小さく出ます。
つまり、小規模病院の夜勤手当が高く見えるのは、深夜割増を手当に含めているからだと考えられます。 実際に受け取る総額の比較には、この表だけでは足りません。
求人票を比べるときの実践的な手順はこうです。
- 夜勤手当の額を聞く
- 「その額に深夜割増は含まれていますか」と聞く
- 含まれていないなら、深夜割増が別途いくらになるかを聞く
2番を飛ばした比較は意味を持ちません。額面12,000円(割増込み)と額面10,000円(割増別途)なら、後者のほうが受け取る額は多いことがあり得ます。
2. 上乗せ手当を時間で割ってみる(ただし読み方に注意)
夜勤手当は、金額としては大きく見えます。では、その手当が上乗せされている時間で割るとどうなるか。二交代・月4回をやめる場合で計算してみます。
| 項目 | 計算 | 結果 |
|---|
| 減る手当(年) | 11,470円 × 4回 × 12か月 | 55万560円 |
| 減る拘束時間(年) | 16時間 × 4回 × 12か月 | 768時間 |
| 上乗せ手当を拘束時間で割った額 | 550,560円 ÷ 768時間 | 約717円 |
三交代・準夜と深夜を各2回(1回8時間として月32時間)やめる場合なら、22万8,264円 ÷ 384時間で約594円です。
この717円は「夜勤の時給」ではありません。 夜勤の時間にも通常の賃金は支払われますし、22時から5時の労働には労働基準法第37条により通常の賃金の25%以上の深夜割増が必要です(時間外にもあたる場合はさらに加算されます)。そして前節のとおり、11,470円に深夜割増が含まれているかは病院によって違います(含む52.0%、別建て31.2%)。717円は、夜勤手当という名目で支給される額を、仮に置いた拘束時間で割った参考値にすぎません。拘束16時間という数字も、調査が定義しているわけではありません。
そして、もう一つ大きな前提があります。 夜勤を免除されても常勤の所定労働時間が変わらなければ、その時間は日勤に置き換わるだけで、年768時間が丸ごと消えるわけではありません。 消えるのは「夜間に働く」という負担の質であって、労働時間の総量ではない場合があります。
この計算が意味を持つのは、夜勤ぶんの時間そのものが減る場合——たとえば所定労働時間を短縮する、非常勤に変える、といったケースです。自分がどのケースにあたるかを先に確認してください。
3. 夜勤を減らす3つの形(失うものが変わります)
夜勤を減らす形は1つではありません。どの形を選ぶかで、失うものが変わります。
| 形 | 額面への影響 | 労働時間 | 注意点 |
|---|
| 夜勤を日勤に置き換える(所定時間は同じ) | 夜勤手当のぶんだけ減る | ほぼ変わらない | 収入は減るが、労働時間の総量は減らない |
| 所定労働時間を短縮する(短時間勤務など) | 夜勤手当+基本給の一部が減る | 減る | 社会保険の随時改定の対象になり得る |
| 夜勤のない職場へ転職する | 移り先の給与体系しだい | 移り先しだい | 基本給・賞与・固定手当を含めて比較する |
1行目を選んだ場合が、最も誤解を招きます。 「夜勤を減らせば時間も減る」と思っていたのに、日勤が増えて時間は変わらず収入だけ減った——という結果になり得るからです。師長に相談するときは、回数だけでなく、その分の勤務がどう埋まるのかまで確認してください。
もう一つ、制度の実態も知っておく価値があります。回数を重ねたときに手当を増やす仕組みがあるかを尋ねた設問(複数回答、n=3,471)の回答は次のとおりでした。
| 回答 | 件数 | 割合 |
|---|
| ない | 2,417 | 69.6% |
| 夜勤手当への加算がある | 318 | 9.2% |
| 夜勤手当の増額がある | 278 | 8.0% |
| 賞与額への反映がある | 63 | 1.8% |
| 無回答・不明 | 408 | 11.8% |
回数を積んだときに単価が上がる仕組みを持つ病院は、2割に届きません。 つまり多くの職場では、夜勤を増やしても1回の値段は変わらず、収入は回数に比例して増えるだけです。
4. 夜勤を減らす5つの方法
夜勤を減らすといっても、いきなり「夜勤ゼロ」だけが選択肢ではありません。段階があります。
- 今の職場で回数を調整する:師長に相談し、月の夜勤回数を減らす。子育て・介護・体調を理由にした配慮を受けられる職場もあります。
- 二交代から三交代(またはその逆)へ:拘束時間の構造が変わり、負担感が変わることがあります。
- 部署異動(外来・透析・手術室の日勤帯など):同じ病院内で夜勤の少ない部署へ。年収を比較的保ちやすい。
- 施設形態を変える転職:クリニック・訪問看護・健診・治験・産業看護など、日勤中心の職場へ。
- 夜勤ゼロの専門職へ:美容クリニック、企業の産業看護師など。
①②③は今の職場で、④⑤は転職で実現します。体調に緊急性がなければ、まず今の職場でできることを試すのが選択肢としては手軽です。 ただし、夜勤免除を申し出たことでシフトや評価に影響が出る職場もあり、必ずしも低リスクとは限りません。すでに体調を崩している場合は、順序にこだわらず産業医や主治医に相談してください。
5. 夜勤を減らしても手取りの落ち込みを抑えるには
夜勤を減らすと額面は下がりますが、次の条件を組み合わせれば手取りの落ち込みを抑えられます。
- 地域で見た水準の違い:都道府県別の実数では、年収換算で滋賀585万3,400円・東京578万5,100円に対し、全国は524万7,200円、最も低い高知は434万8,300円です。
- 設置主体を変える:勤続10年・31〜32歳・非管理職のモデル賃金(税込月額)は、公立368,081円・国362,027円に対し医療法人325,439円。月4万2,642円の差で、12倍すると51万1,704円になります(月額差の単純な年換算であって、賞与を含む年収の差ではありません)。
- 病床規模を変える:同じモデル賃金で、500床以上377,957円と99床以下325,951円の差は月5万2,006円、12倍して62万4,072円です。
この2つの差額を足さないでください。 設置主体別と病床規模別は、同じ回答を別の軸で切り直した集計です。両軸をかけ合わせた区分(たとえば医療法人の99床以下)の数字は公表されていないため、それぞれの差を合計すると、重なっている部分を二度数えることになります。
言えるのは、どちらも夜勤手当と同じくらいの規模の差が観測されているということまでです。「夜勤を減らした分が、これで埋まる」とは言えません。 そもそもこのモデル賃金は夜勤のある集団も含んだ数字ですし、夜勤なしの提示額がこの水準になる保証もありません。実際にいくら変わるかは、応募先の給与規程と提示額を見るしかありません。
具体例で考える
医療法人の200床の病院で二交代・月4回の夜勤をしている人が、夜勤なしの職場に移るとします。夜勤手当で年55万560円を失う一方、移り先の基本給や固定手当の水準が高ければ、その分は戻ります。ただし、いくら戻るかは統計からは出せません。 前掲のモデル賃金は夜勤のある人も含んだ数字で、夜勤なしの提示額を予測するものではないからです。
確認すべきは4つ——基本給、地域手当・住宅手当などの固定的な手当、賞与の算定基礎と支給月数、そして固定残業代の有無です。この4つを内定通知書で押さえれば、失う55万560円に対していくら戻るのかが、統計を眺めるよりはるかに正確に分かります。実際の数字は条件の掛け合わせで決まるため、給料コンパスの適正年収診断で「夜勤を減らした場合の自分の年収」を試算してみてください。夜勤以外の条件が年収をどう動かすかは看護師の適正年収・相場 完全ガイドで確認できます。
6. 今の職場で確認すべきこと
転職を考える前に、まず今の職場で確認できることがあります。
- 夜勤回数を減らせる制度はあるか(育児・介護短時間勤務、夜勤免除の運用)
- 日勤常勤・夜勤専従との待遇差(基本給・手当がどう変わるか)
- 部署異動の可能性(外来・透析など夜勤の少ない部署の空き)
- 減らした場合の年収シミュレーション(人事・師長に具体額を確認)
これらを確認せずに「夜勤がつらいから転職」と動くと、実は今の職場で調整できたケースを逃すことがあります。
7. 転職で解決しやすいこと・しにくいこと
「転職すれば全部解決する」とは限りません。分けて考えます。
転職で解決しやすいこと
- 夜勤の有無・回数そのもの(日勤中心の職場を選べる)
- 勤務形態(二交代/三交代、オンコールの有無)
- 通勤負担や勤務地
転職で解決しにくいこと
- 「夜勤を減らしつつ、今と同じ額面を確保する」ことの完全な両立(トレードオフは残る)
- 人間関係や組織風土(入職してみないと分からない部分が大きい)
- 年功的な昇給カーブのリセット(転職で一度リセットされることがある)
夜勤を減らすこと自体は転職で解決しやすい一方、「額面を一切下げずに夜勤だけ無くす」のは難しいと理解しておくと、求人選びで現実的な判断ができます。
8. 夜勤を減らす働き方の選択肢
退職の伝え方から入職までの流れは看護師転職の完全ガイドにあります。
よくある質問
看護師が夜勤をやめると年収はいくら下がりますか?
手当額から計算できます。日本看護協会の2024年度調査では二交代の夜勤手当が1回平均11,470円なので、月4回をやめると年55万560円、月5回なら年68万8,200円が減ります。三交代は準夜4,300円・深夜5,211円で計算してください。なお、この年間額は「毎月同じ回数の夜勤をしている」という前提の概算です。回数が月によって違うなら、直近12か月の給与明細から夜勤手当の実支給額を合計するほうが正確です。
夜勤なしでも年収を下げない方法はありますか?
基本給と固定手当の水準が高い職場を選ぶことです。勤続10年・31〜32歳・非管理職のモデル賃金(税込月額)では、公立368,081円と医療法人325,439円で月4万2,642円、500床以上377,957円と99床以下325,951円で月5万2,006円の差が観測されています。地域差も大きく、年収換算で滋賀585万3,400円と高知434万8,300円です。ただしこれらは別々の集計なので、差を足し合わせることはできません。 最終的には応募先の給与規程で確認してください。
夜勤を減らすのと転職、どちらを先にすべきですか?
まず今の職場で夜勤回数の調整や部署異動が可能かを相談してください。難しい場合や、減らすと大きく下がる場合は、地域・施設を変える転職のほうが手取りを保ちやすいことがあります。
二交代と三交代では、減らしたときの負担はどう違いますか?
勤務表の作り方しだいなので、一般化はできません。 確認すべきは、月の夜勤回数、連続勤務日数、勤務と勤務のあいだの休息時間(勤務間インターバル)、そして夜勤明けの翌日が休みになるかどうかです。この4つを両方の職場について聞き比べるのが確実で、「二交代だから」「三交代だから」で決めないほうがいい。
夜勤専従をやめると基本給も下がりますか?
夜勤専従手当が無くなるため手当部分は下がります。基本給がどうなるかは、勤務区分の扱い方しだいです。 勤続と等級だけで決まる職場もあれば、勤務区分が基本給に反映される職場もあります。雇用契約書と給与規程を確認し、人事に直接聞いてください。
夜勤専従に変わると手当は増えますか?
必ずしも増えません。日本看護協会の調査では、夜勤専従者がいる病院は41.7%ですが、そのうち夜勤専従者への特別な手当が「ある」のは14.2%(ある場合の平均額25,000円)にとどまります。負担軽減のための特別休暇や労働免除がある病院も20.7%(平均2.33日)です。夜勤専従者の平均月所定労働時間は135.3時間です(夜勤専従者がいると回答した病院の集計)。専従にしたぶんの上乗せが制度化されている職場は少数派だと考えて、個別に確認してください。
夜勤の回数を増やせば効率よく稼げますか?
単価が上がる仕組みを持つ病院は少数派です。 日本看護協会「2025年 病院看護実態調査」では、定額の夜勤手当とは別に夜勤回数に応じた手当を支給している病院は21.9%、支給していないが76.9%(n=2,913)。つまり8割弱の病院では、回数を増やしても1回の単価は変わりません。ただしこの調査は「稼ぐ効率」そのものを測っているわけではありません。 割に合うかどうかは、拘束時間・手当の内訳・自分の体調で個別に判断してください。
まとめ
- 二交代・月4回をやめると、手当は年55万560円減る。減るのはここだけで、基本給と固定手当は変わらない。
- 夜勤を「日勤に置き換える」のか「時間そのものを減らす」のかで、失うものが違う。 前者は収入だけ減って労働時間は減らない。
- 夜勤を減らす方法は、回数調整・部署異動・施設形態変更・夜勤ゼロ職へ、と段階がある。
- 設置主体や病床規模で数十万円規模の差は観測されているが、別々の集計なので足せず、夜勤減の補填額としても使えない。埋まるかどうかは内定通知書で確認する。
- まず今の職場で確認し、難しければ転職へ。「額面を下げずに夜勤だけ無くす」完全両立は難しいと理解しておく。
- 適正年収診断で「夜勤を減らした場合の自分の年収」を確認し、適正年収ガイドで条件別の相場を押さえましょう。
参考資料
- 厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」結果の概況 https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2025/index.html
- 政府統計の総合窓口(e-Stat)「令和7年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種 第1表」 https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?tstat=000001011429
- 政府統計の総合窓口(e-Stat)「令和7年賃金構造基本統計調査 職種(小分類)第14表・第17表」 https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?cycle=0&tclass=000001229512
- 厚生労働省「賃金構造基本統計調査」 https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/chinginkouzou.html
- 公益社団法人日本看護協会「2025年 病院看護実態調査」報告書(調査研究報告No.102、2026年3月31日公表。表57・58・59、統計表42・43・46・47・49) https://www.nurse.or.jp/nursing/assets/102.pdf
- 厚生労働省「深夜労働の割増賃金」 https://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/faq_kijyunhou_25.html
夜勤回数ごとに年収を集計した公的統計は存在しません。この記事では代わりに、日本看護協会が公表している1回あたりの夜勤手当の実額に回数と12を掛けて年間額を出しています。計算式は本文に明記しました。所定内給与額333,200円・所定内実労働時間156時間は、令和7年賃金構造基本統計調査(職種)第1表の看護師の行によります。