看護師のボーナス 2026年夏はいくら?病院別・経験年数別の平均額

編集部
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結論から言うと、2026年夏の看護師ボーナス(賞与)の平均支給額は、基本給の約2.2ヶ月分、額面で約55万円〜85万円が相場です。ただし、この金額は病院の種類・経験年数・地域によって大きく変わります。大学病院で勤続10年の看護師と、クリニック勤務3年目の看護師では、同じ「夏のボーナス」でも30万円以上の差がつくことも珍しくありません。

この記事では、人事院勧告や日本看護協会の実態調査データをもとに、2026年夏のボーナス相場を徹底的に整理しました。「自分のボーナスは平均と比べてどうなのか」「もっともらえる職場はあるのか」が気になる方は、ぜひ最後まで読んでください。

この記事でわかること

  • 2026年夏の看護師ボーナスの全国平均額と手取り額
  • 大学病院・総合病院・クリニック・訪問看護など病院タイプ別の支給額
  • 経験年数別(1年目〜20年目以上)のリアルなボーナス額
  • ボーナスが低いと感じた場合の具体的な対処法
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2026年夏 看護師ボーナスの全国平均額はいくら?

2026年夏のボーナス平均支給額を確認する前に、まず看護師の賞与がどのように決まるのかを押さえておきましょう。

看護師ボーナスの計算方法と支給月数

看護師のボーナスは基本的に「基本給 × 支給月数」で計算されます。2025年の人事院勧告では、国家公務員の期末勤勉手当は年間4.50月分(夏2.225月分・冬2.275月分)とされました。2026年も同水準が維持される見込みです。

ただし、これはあくまで国家公務員準拠の公立病院の話。民間病院では経営状況によって支給月数が1.5ヶ月〜3.0ヶ月以上と幅があります。日本看護協会の「2025年病院看護実態調査」によると、看護師の賞与支給月数の中央値は年間3.95ヶ月分(夏1.9ヶ月分・冬2.05ヶ月分)でした。

額面と手取りの差に注意

ボーナスの額面から引かれるのは、健康保険料・厚生年金保険料・雇用保険料・所得税の4つです。おおよそ額面の20〜25%が天引きされるため、額面70万円のボーナスなら手取りは約53万〜56万円になります。

「思ったより少ない」と感じる方が多いのは、この社会保険料の負担が大きいためです。以下の表で、額面と手取りの目安を確認してください。

【2026年夏ボーナス 額面・手取り早見表】

  • 額面40万円 → 手取り約30〜32万円
  • 額面50万円 → 手取り約38〜40万円
  • 額面60万円 → 手取り約45〜48万円
  • 額面70万円 → 手取り約53〜56万円
  • 額面80万円 → 手取り約60〜64万円
  • 額面90万円 → 手取り約68〜72万円
  • 額面100万円 → 手取り約75〜80万円

病院タイプ別 看護師ボーナスの平均支給額

同じ「看護師」でも、勤務先の種類によってボーナスは大きく異なります。ここでは主要な病院タイプごとの支給額を、実際の求人データと統計をもとにまとめました。

大学病院・国公立病院(額面70万〜95万円)

大学病院や国公立病院は、人事院勧告に準拠した給与体系を採用しているため、ボーナスの支給月数が安定しています。夏のボーナスは基本給の2.2ヶ月分前後が相場で、経験5年目で額面75万〜85万円程度です。

国立病院機構(旧国立病院)に勤務する看護師の場合、2025年夏は平均82万円(額面)が支給されています。大学病院も同等以上で、特定機能病院に指定されている施設では年間5.0ヶ月分を超えるケースもあります。

総合病院・民間大手病院(額面55万〜80万円)

300床以上の総合病院では、夏のボーナスは基本給の1.8〜2.5ヶ月分が目安です。日本赤十字社や済生会などの大手法人は公立に近い水準ですが、中小の医療法人では経営状況によって支給月数が年によって変動することがあります。

民間病院のボーナスで注意したいのは「基本給」の定義です。手当を含めた月収30万円でも、基本給が20万円であれば、2.0ヶ月分のボーナスは40万円にしかなりません。求人票を見る際は「基本給がいくらか」を必ず確認してください。

クリニック・診療所(額面20万〜50万円)

クリニックのボーナスは病院と比べて低い傾向にあります。支給月数は年間2.0〜3.0ヶ月分が一般的で、夏は1.0〜1.5ヶ月分という施設も珍しくありません。院長の方針によっては「ボーナスなし」のクリニックもあるため、入職前の確認が重要です。

ただし、美容クリニックは例外です。自由診療で利益率が高いため、インセンティブ型の賞与制度を採用している施設も多く、年間100万円を超えるボーナスが支給されるケースもあります。

訪問看護ステーション(額面30万〜60万円)

訪問看護のボーナスは運営母体によって差があります。大手法人が運営するステーションでは年間3.0ヶ月分以上の施設もありますが、小規模な個人経営のステーションでは年間1.0〜2.0ヶ月分が一般的です。

訪問看護は近年需要が急増しており、人材確保のためにボーナスを引き上げる傾向が見られます。特に管理者候補として採用される場合は、交渉次第で好条件を引き出せる可能性があります。

経験年数別 看護師ボーナスの平均額

看護師のボーナスは経験年数に比例して上がりますが、上がり幅は一定ではありません。ここでは経験年数別のリアルな金額をお伝えします。

1年目(新卒):額面30万〜45万円

入職1年目の看護師は、4月入職のため夏のボーナスは「在籍期間按分」になることが多く、満額支給されないケースがほとんどです。就業規則に「入職6ヶ月以上で支給」と定めている病院では、夏のボーナスはゼロという可能性もあります。

ただし、6月支給で在籍3ヶ月分を按分支給する病院も多いため、額面30万〜45万円(満額の50〜70%)が目安です。冬のボーナスからは満額支給されるのが一般的です。

3年目:額面45万〜65万円

3年目になると基本給が上がり、ボーナスも増額します。大学病院で額面60万円前後、民間病院で50万円前後が相場です。3年目は「一通りの業務ができる」状態になっており、プリセプターを任されることも増えます。

ちなみに、看護師が最初に「ボーナスが少ない」と感じやすいのもこの時期です。同年代の他業種の友人と比較したり、SNSで他の病院の待遇を目にしたりするタイミングと重なるためです。

5年目:額面55万〜80万円

5年目は看護師としてのスキルが安定し、リーダー業務や委員会活動を担うようになる時期です。基本給は月額25万〜30万円程度になり、夏のボーナスは額面55万〜80万円が目安。

5年目前後は転職市場での評価も高く、「即戦力」として好条件のオファーが受けやすいタイミングでもあります。今のボーナスに不満がある場合は、他の病院の条件を確認してみる価値があります。

10年目:額面70万〜95万円

10年目になると基本給は月額28万〜35万円に上がり、主任や副師長などの役職に就く人も出てきます。役職手当がボーナス算定基礎に含まれる病院では、さらに上乗せされます。

一方で、10年目でも「基本給が上がらない」病院も存在します。特に中小の民間病院では、定期昇給が年1,000〜2,000円程度にとどまるケースがあり、5年目と大差ないという声も。この場合、ボーナスの額面も頭打ちになります。

20年目以上:額面85万〜110万円

ベテランの域に入ると、師長・副看護部長クラスになっている場合は額面100万円を超えることもあります。ただし、スタッフ看護師のまま勤務を続けている場合は、10年目とそこまで大きな差がつかないのが実態です。

看護師の給与テーブルは「年功序列」が色濃く残っていますが、近年は「ラダーに応じた加算」を導入する病院も増えています。クリニカルラダーのレベルが高いほどボーナスに反映される仕組みです。

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地域別のボーナス格差|都市部と地方で15万円以上の差

看護師のボーナスは地域によっても差があります。厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」をもとにした2025年データでは、都道府県別のボーナス格差は年間で30万円以上に達しています。

ボーナスが高い都道府県TOP5

  1. 東京都:年間賞与平均 約105万円
  2. 神奈川県:年間賞与平均 約100万円
  3. 大阪府:年間賞与平均 約98万円
  4. 京都府:年間賞与平均 約95万円
  5. 愛知県:年間賞与平均 約93万円

ボーナスが低い都道府県の傾向

東北・四国・九州の一部では、年間賞与が70万円台にとどまる県もあります。ただし、地方でも公立病院は人事院勧告に準拠しているため、都市部と同等の水準が確保されています。「地方だからボーナスが安い」とは限らない点に注意してください。

また、地方の病院は看護師不足が深刻なため、求人では「賞与4.5ヶ月分」など高い支給月数を提示しているケースもあります。基本給とセットで確認することが重要です。

ボーナスが低いと感じたら?今すぐできる3つのアクション

この記事を読んで「自分のボーナス、平均より低いかも…」と感じた方は、以下の3つのアクションを検討してください。

1. 就業規則でボーナスの算定基準を確認する

まずは自分の病院の就業規則を確認しましょう。ボーナスの支給月数、算定基礎(基本給のみ or 手当込み)、査定期間、支給日在籍要件が記載されています。「なんとなく少ない気がする」ではなく、計算根拠を理解した上で判断することが大切です。

2. 人事考課(査定)のフィードバックを求める

ボーナスに人事考課(査定)が反映される病院では、自分の評価がどの程度だったかを上司に確認しましょう。改善点が明確になれば、次回のボーナス査定に向けた行動ができます。評価制度が不透明な場合は、師長に「私の評価はどの程度でしょうか」と直接聞いても問題ありません。

3. 他の病院のボーナス条件を調べてみる

今の病院のボーナスが市場相場と比べて低い場合、転職を視野に入れるのも一つの選択肢です。看護師は他の職種と比べて転職による年収アップが実現しやすい職種です。転職サイトに登録して非公開求人のボーナス条件を確認するだけでも、自分の市場価値がわかります。

「転職するかはまだ決めていないけど、他の病院の条件を知りたい」という方は、まずは情報収集から始めてみてください。看護師専門の転職サービスなら、今の年収が適正かどうか、無料で教えてもらえます。

ボーナスは年収の大きな割合を占める重要な要素です。「こんなものかな」と思い込むのではなく、データに基づいて冷静に判断してみてください。あなたのスキルと経験に見合った報酬を受け取る権利は、すべての看護師にあります。

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