看護師の介護施設転職ガイド|施設タイプ別の仕事内容・給料を徹底比較

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はたらく看護師さん 編集部
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看護師が介護施設に転職した場合の平均年収は350〜450万円程度で、病院勤務と比べると夜勤手当の減少により年収が30〜80万円ほど下がる傾向にあります。一方で、残業の少なさ、規則的な生活リズム、利用者との長期的な関わりなど、病院にはないメリットが多く、あえて介護施設を選ぶ看護師が増えています。

この記事では、介護施設の種類ごとの仕事内容・給与・メリットとデメリットの比較から、向いている人の特徴、施設の選び方まで、介護施設への転職を検討している看護師が知っておくべき情報を網羅的に解説します。

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介護施設の種類と看護師の仕事内容

特別養護老人ホーム(特養)

要介護3以上の高齢者が入居する公的施設です。看護師は入居者の健康管理が主な業務となります。

  • 主な業務:バイタルチェック、服薬管理、経管栄養、吸引、褥瘡ケア、急変時の初期対応、嘱託医との連携
  • 看護師配置:入居者100人に対して看護師3人程度が目安
  • 特徴:医師が常駐していないため、看護師の判断が求められる場面が多い。夜間はオンコール対応(施設による)
  • 年収目安:350〜420万円

介護老人保健施設(老健)

在宅復帰を目指す高齢者が入所する施設で、リハビリに力を入れています。医師が常勤しているため、医療体制が比較的整っています。

  • 主な業務:健康管理、服薬管理、点滴・注射、リハビリ時の体調管理、退所に向けたアセスメント
  • 看護師配置:入所者100人に対して看護師9人程度(特養より手厚い)
  • 特徴:医師が常勤しているため医療処置の頻度がやや高い。入所期間が3〜6ヶ月と短く、利用者の入れ替わりがある
  • 年収目安:370〜450万円

グループホーム

認知症の高齢者が少人数(5〜9人のユニット)で共同生活を送る施設です。家庭的な雰囲気の中でケアを行います。

  • 主な業務:健康管理、服薬管理、認知症ケア、生活援助の補助、家族への連絡
  • 看護師配置:施設あたり看護師1〜2人(配置義務なしの施設もある)
  • 特徴:医療行為は少なく、利用者の生活全般に関わる。一人ひとりとじっくり向き合える。看護師が少ないため、一人で判断する場面が多い
  • 年収目安:320〜400万円

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)

比較的自立度の高い高齢者が入居するバリアフリー住宅です。安否確認と生活相談が基本サービスです。

  • 主な業務:健康相談、安否確認、服薬管理、訪問診療の補助、緊急時対応
  • 看護師配置:施設の規模や併設サービスにより異なる
  • 特徴:入居者の自立度が高く、医療行為は最小限。穏やかな環境で働ける。ただし施設によって役割の幅が大きく異なる
  • 年収目安:330〜400万円

デイサービス(通所介護)

自宅で生活している高齢者が日中に通う施設です。入浴、食事、レクリエーション、機能訓練などを提供します。

  • 主な業務:利用者の体調チェック(来所時のバイタル測定)、服薬管理、入浴前後の体調確認、機能訓練の補助、急変時の対応
  • 看護師配置:利用者10人以上で看護師1人以上
  • 特徴:日勤のみで夜勤なし。土日休みの施設も多い。医療処置は少なく、レクリエーションや生活支援の要素が強い
  • 年収目安:300〜380万円

施設タイプ別の給与比較

介護施設の種類によって、給与水準は異なります。以下はおおよその目安です。

  • 老健:年収370〜450万円(医療行為が多いため比較的高い)
  • 特養:年収350〜420万円(オンコール手当が含まれる場合あり)
  • サ高住:年収330〜400万円
  • グループホーム:年収320〜400万円
  • デイサービス:年収300〜380万円(夜勤なしのため最も低い傾向)

なお、同じ種類の施設でも、運営法人や地域、夜勤・オンコールの有無によって年収は大きく変わります。求人を比較する際は、基本給だけでなく手当や賞与も含めた年収ベースで確認することが重要です。

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介護施設で働くメリット

精神的な負担が軽くなる

急性期病院では急変や緊急入院への対応で常に緊張を強いられますが、介護施設では急性期ほどの緊迫感はありません。「命を預かる」プレッシャーからくるストレスが軽減され、精神的な余裕を取り戻せたという声は多いです。

規則的な生活リズムで働ける

デイサービスは夜勤なし、特養やグループホームもオンコールのみという施設が多く、病院の三交代・二交代と比べて生活リズムが安定します。子育て中の方や、夜勤がつらくなってきた方にとって大きなメリットです。

利用者と長期的な関係を築ける

病院では入退院のサイクルが速く、患者さんとじっくり関わる時間が限られます。介護施設では同じ利用者と月単位、年単位で関わるため、一人ひとりの生活を支えている実感を持ちやすくなります。

残業が少ない

急患の受け入れがないため、予定外の残業が発生しにくい環境です。定時で帰れる日が多く、プライベートの予定を立てやすいのが魅力です。

介護施設で働くデメリット・注意点

医療スキルが低下する可能性

介護施設では高度な医療処置を行う機会が限られます。点滴の確保、人工呼吸器の管理、術前術後のケアなど、病院で日常的に行っていた技術を使わなくなると、スキルが徐々に衰えていく可能性があります。「将来また病院で働きたい」と考えている方は、この点を念頭に置いておく必要があります。

看護師が少なく孤独を感じることがある

介護施設の看護師は1〜3人程度の配置が一般的です。日々の業務で看護師同士の相談相手がいない、医療的な判断を一人で下さなければならないなど、孤独感を感じるケースがあります。特に新卒や経験の浅い看護師には心理的な負担が大きくなりがちです。

介護スタッフとの役割分担にストレスを感じることがある

介護施設では、介護スタッフが主体で看護師はサポート的な立場になることがあります。看護と介護の業務の境界があいまいな施設では、「これは看護師の仕事なのか」という戸惑いが生まれることもあります。入職前に業務範囲を明確に確認しておきましょう。

給与は下がる傾向にある

前述のとおり、夜勤手当や残業手当が減るため、病院勤務と比較して年収が下がるケースが多いです。ただし、管理職(施設の看護責任者など)に就けば年収450〜500万円台も狙えます。

介護施設への転職が向いている人

向いている人の特徴

  • 急性期の緊張感やプレッシャーに疲れた方
  • 夜勤を減らしたい、またはなくしたい方
  • 高齢者一人ひとりとじっくり関わりたい方
  • 生活全体を支える「生活モデル」のケアに興味がある方
  • 定時で帰れる仕事を希望する方
  • 認知症ケアに関心がある方
  • 子育てや家庭との両立を重視する方

向いていない可能性がある人の特徴

  • 高度な医療処置に携わり続けたい方
  • 看護師同士のチームワークを重視する方
  • キャリアとして認定看護師・専門看護師を目指している方
  • 給与を下げたくない方(ただし施設によっては同水準も可能)

失敗しない介護施設の選び方

求人情報で確認すべきポイント

  • 看護師の配置人数:1人体制なのか複数人いるのか。1人体制は自由度が高い反面、相談相手がいない
  • オンコールの有無と頻度:月に何回オンコール対応があるか。実際にどの程度呼び出されるか
  • 医療行為の範囲:インスリン注射、経管栄養、吸引、胃ろう管理など、どこまで対応するのか
  • 夜勤の有無:特養や老健では看護師の夜勤がある施設もある
  • 介護スタッフとの関係性:見学時にスタッフ同士の雰囲気を観察する

見学時にチェックしたいこと

  • 施設の清潔感(共用部、居室、トイレ)
  • 利用者の表情(穏やかに過ごしているか)
  • スタッフの対応(利用者への声かけの仕方、忙しそうかどうか)
  • 看護師に直接話を聞ける機会があるか
  • 離職率や看護師の平均勤続年数

運営法人の安定性を確認する

介護施設は運営法人の経営状態によって待遇が大きく左右されます。社会福祉法人、医療法人、株式会社など運営主体はさまざまです。複数の施設を運営している法人のほうが経営基盤が安定している傾向にあります。

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よくある質問(FAQ)

Q. 介護施設から病院に戻ることはできますか?

可能です。ただし、介護施設での勤務期間が長くなると、急性期のスキルが衰えている点を面接で指摘されることがあります。復帰を視野に入れている方は、介護施設で働きながらも、BLS研修への参加や看護関連の勉強会に出るなど、スキル維持の努力を続けておくと安心です。

Q. 介護の資格は必要ですか?

看護師免許があれば、介護施設で働くための追加資格は原則不要です。ただし、ケアマネジャー(介護支援専門員)の資格を取得すると、キャリアの幅が広がり、年収アップにもつながります。看護師は受験資格を満たしている方が多いので、キャリアアップの選択肢として検討してみてもよいでしょう。

Q. 介護施設の看護師は介護業務もやるのですか?

施設によって方針が異なります。看護業務に専念できる施設もあれば、食事介助やおむつ交換など介護業務にも参加する施設もあります。入職前に業務範囲を具体的に確認しておくことが大切です。面接や見学の際に「看護師の1日の流れ」を詳しく聞いてみましょう。

Q. 新卒でも介護施設に就職できますか?

制度上は可能ですが、介護施設は看護師が少人数のため、一人で医療的判断を求められる場面があります。そのため、多くの施設では臨床経験3年以上を応募条件としています。新卒の方は、まず病院で基本的な看護スキルを身につけてから転職するのが一般的なルートです。

まとめ:介護施設は「第二のキャリア」として有力な選択肢

介護施設への転職は、給与面では病院に劣る場合がありますが、精神的なゆとり・規則的な勤務・利用者との深い関わりなど、病院では得られない価値があります。大切なのは、自分がどんな看護をしたいのか、どんな生活を送りたいのかを明確にしたうえで施設を選ぶことです。

介護施設の求人は施設ごとに条件が大きく異なり、求人票だけではわからない情報も多くあります。施設の内部情報(人間関係、実際の残業時間、看護師の働きやすさ)を持っている看護師専門のアドバイザーに相談すれば、あなたの希望に合った施設を見つけやすくなります。まずは情報収集から始めてみてください。

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