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8月賃金速報は10月7日公表|最低賃金発効前後の給与表を先に点検する

未公表値を賃上げ原資へ使わず、職種・雇用形態・等級別の時給換算と二段目の改定費を先に試算します。

毎月勤労統計の2026年8月分速報は、10月7日8時30分に公表される予定です。9月12日時点では8月分の金額・前年同月比は未公表のため、この記事では予測値を経営判断に使いません。

最低賃金への法令対応として最下層の時給だけを修正すると、経験者、常勤、資格者、教育担当との賃金差が縮むことがあります。8月賃金速報は、自院の給与表を直接評価する数字ではありませんが、採用市場と人件費を点検する入口になります。

公表日と院内更新日を分ける

統計公表予定院内で行うこと
2026年7月分確報9月28日8時30分速報との差と給与表の前提を確認
2026年8月分速報10月7日8時30分医療・福祉と調査産業計を比較
2026年8月分確報10月23日8時30分速報との差を年間試算へ反映

統計の公表日を給与改定日と混同せず、自院の最低賃金発効日、給与締日、求人更新日を別に管理します。

公表前に作る表

職種・雇用形態現行時給換算新最低賃金との差上位等級との差年間影響額
看護助手・パート
受付・パート
看護師・短時間
常勤・初任層
経験者・教育担当

空欄を給与担当だけで埋めず、人事が雇用区分と等級、経理が年間影響額、看護部が役割差と夜勤・教育負担を確認します。

10月7日に確認すること

  1. 医療・福祉の現金給与総額・所定内給与・特別給与
  2. 調査産業計との差と、施設への一般化ができない理由
  3. 都道府県別最低賃金の発効日
  4. 最低賃金へ算入する・しない賃金項目
  5. 給与表、求人票、在職者説明への反映

公表前に避ける判断

  • 8月の全国値を予測して賃上げ原資を確定する
  • 「医療・福祉」を看護師だけの平均と説明する
  • 全国平均の伸び率を自院へそのまま適用する
  • 最低賃金の答申日と発効日を同じに扱う
  • 新規求人だけ改定し、在職者との逆転を確認しない

公表前に決めるのは数値ではなく、データ保有者、計算式、承認者、職員説明日、再計算条件です。

独自の判断軸は最低賃金対応額ではなく、役割差を維持する二段目の改定費です。7月賃金と最低賃金の記事から差分をつなぎ、給与制度・求人条件の整理は相談窓口で扱います。

参考資料

最終確認日:2026年9月12日。10月7日に公表原表と都道府県別発効状況を追記し、10月23日の確報でも同じURLを更新します。