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看護実習で好印象を残す最大のコツは、「積極性」と「素直さ」です。技術が上手い学生よりも、「わからないことを正直に聞ける学生」「自分から行動できる学生」が指導者から高く評価されます。実習は試験のように点数で決まるものではなく、実習先の指導者や教員との日々のやり取りの中で評価が形成されていきます。つまり、毎日の行動の積み重ねが評価に直結するのです。
この記事では、実習前に準備すべき5つのこと、実習中に好印象を残す10のコツ、指導者が本当に見ている評価ポイント、絶対にやってはいけないNG行動、そして実習記録を効率的に書くためのテクニックまで、実習を乗り切るために必要な情報を網羅しています。
実習前に準備すべき5つのこと
実習の成否は、始まる前の準備で半分決まります。実習初日に「この学生はしっかり準備してきているな」と指導者に思わせることが、良いスタートダッシュにつながります。
準備①:実習先の病院・病棟の基本情報を調べる
- 病院の概要:病床数、診療科目、病院の理念
- 病棟の特徴:何科の病棟か、患者さんの平均年齢層、よくある疾患
- 看護体制:チームナーシングか、プライマリーナーシングか
これらの情報は病院のホームページで確認できます。実習初日のオリエンテーションで「何科の病棟ですか?」と聞くと、「調べてきていないんだ」と思われてしまいます。基本情報は事前に頭に入れておきましょう。
準備②:疾患の病態生理を復習する
配属先の病棟で多い疾患の病態生理、主な症状、治療法、看護のポイントを事前に復習しておきましょう。例えば、消化器外科なら「胃がんの手術後の看護」「大腸がんのストーマケア」「膵臓がんの疼痛管理」などです。全てを完璧に覚える必要はありませんが、教科書のどこに何が書いてあるかを把握しておくだけでも、実習中の調べ物が格段に速くなります。
準備③:基本的な看護技術を練習する
バイタルサイン測定、ベッドメイキング、環境整備、車いす移乗、体位変換、清拭など、基本的な看護技術は実習前に練習しておきましょう。大学の実習室を開放している時間帯に友人と一緒に練習するのがおすすめです。手順だけでなく、「患者さんに声かけしながら」行う練習が重要です。
準備④:持ち物を前日にそろえる
- □ ユニフォーム(アイロンがけ済み、名札付き)
- □ ナースシューズ(清潔なもの)
- □ 聴診器
- □ ペンライト
- □ 時計(秒針付き。スマートウォッチは不可の場合が多い)
- □ メモ帳(ポケットに入るサイズ)とボールペン(黒・赤・青の3色)
- □ 教科書・参考書(実習に必要なもの。重いので最小限に)
- □ 実習要項(目標や評価基準が書いてある重要資料)
- □ 印鑑(実習記録の承認に必要な場合がある)
- □ 昼食・飲み物
準備⑤:身だしなみを整える
- 髪の毛:まとめ髪。前髪は目にかからない。ヘアゴムは黒か茶色
- 爪:短く切る。ジェルネイルは必ずオフ
- メイク:ナチュラル(つけまつげ・カラーコンタクトはNG)
- アクセサリー:全て外す。結婚指輪も外す
- 香水:つけない。柔軟剤の香りも控えめに
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実習中に好印象を残す10のコツ
ここからが本題です。実習中に指導者から「この学生はいいな」と思ってもらえる行動を10個、具体的に解説します。
コツ①:挨拶を自分から、明るく
最も基本的で、最も重要なコツです。朝の「おはようございます」、すれ違う時の「お疲れ様です」、帰りの「ありがとうございました。お先に失礼します」。たったこれだけで印象が大きく変わります。ポイントは「自分から」「相手の顔を見て」「明るい声で」の3つです。緊張して声が小さくなりがちですが、意識して少し大きめの声を出しましょう。
コツ②:メモを取る(そして活用する)
指導者からの説明やアドバイスは必ずメモを取ってください。メモを取る行為自体が「真剣に聞いている」というメッセージになります。そして翌日、前日のメモを見返して「昨日教えていただいた○○を意識して行動します」と伝えると、指導者は「ちゃんと復習しているんだな」と感じます。同じことを2回聞くのは仕方ありませんが、メモを取っていれば防げるミスです。
コツ③:質問を積極的にする
「質問がない学生」は「考えていない学生」と見なされることがあります。ただし、質問の仕方には注意が必要です。
- 良い質問:「教科書では○○と学びましたが、臨床では○○のように対応されていました。その違いの理由を教えていただけますか?」(自分なりに考えた上で聞いている)
- 悪い質問:「○○って何ですか?」(教科書を見ればわかることを聞いている)
「まず自分で調べる→それでもわからないところを質問する」のサイクルを意識しましょう。
コツ④:「何かお手伝いできることはありますか?」
実習中、やることがなくなって手持ち無沙汰になる時間があります。そんな時に指導者やスタッフに「何かお手伝いできることはありますか?」と声をかけてください。この一言が言えるかどうかで、積極性の評価が大きく変わります。環境整備、リネン交換、物品の補充など、学生でもできることは意外と多いです。「立っているだけ」の学生と「自ら動ける」学生では、印象が雲泥の差です。
コツ⑤:報告・連絡・相談(ホウレンソウ)を徹底する
バイタルサインの測定結果、患者さんの訴え、気になった変化は速やかに指導者に報告してください。看護は「報告できなかったこと」が事故につながる仕事です。実習中から報告の習慣を身につけることは、将来の看護師人生に直結します。報告の際は、SBAR(Situation-Background-Assessment-Recommendation)を意識すると整理しやすくなります。
コツ⑥:カンファレンスで積極的に発言する
実習のカンファレンスで発言しない学生は多いですが、これは大きなチャンスを逃しています。完璧な意見でなくても、「私は○○と考えました」「○○の場面で○○と感じました」と自分の考えを述べることが大切です。的外れな意見であっても、「自分の考えを持っている」こと自体が評価されます。
コツ⑦:患者さんとの関わりを大切にする
患者さんとのコミュニケーションは実習の核心です。「バイタル測定のために行く」のではなく、「患者さんに会いに行く、ついでにバイタルも測る」という意識が大切です。患者さんの話に耳を傾け、表情や言動から気持ちを読み取り、その方に合った関わりを考える。この姿勢が指導者にも伝わり、高い評価につながります。
コツ⑧:時間管理を徹底する
実習では複数のタスクを並行して進める必要があります。朝の行動計画表を作成し、「何時に何をする」を明確にしておきましょう。計画通りに進まないことは日常茶飯事ですが、計画があれば優先順位の判断ができます。指導者に「今日の予定は?」と聞かれたときに「○時にバイタル測定、○時に清拭を予定しています」と即答できることが大事です。
コツ⑨:振り返りを毎日行う
実習が終わった日の夜、「今日学んだこと」「うまくいったこと」「明日改善したいこと」の3点を簡単にメモしてください。この振り返りが翌日の行動目標になります。指導者に「昨日の振り返りで○○を改善しようと思い、今日は○○を意識しました」と伝えられれば、「PDCAを回せる学生」として高く評価されます。
コツ⑩:感謝の気持ちを言葉にする
指導者に教えてもらったとき、スタッフに助けてもらったとき、患者さんに実習の機会をいただいたとき。「ありがとうございます」の一言を忘れないでください。忙しい中で学生を指導するのは負担のかかる仕事です。感謝を言葉にすることで、指導者のモチベーションも上がり、より良い指導を受けられる好循環が生まれます。
指導者が本当に見ている評価ポイント
実習指導者は、学生のどんな行動を見て評価しているのでしょうか。現役の実習指導者への調査を基に、実際の評価ポイントを紹介します。
高評価の学生の特徴
- 自分から動ける:指示を待つのではなく、自分で考えて行動し、その根拠を説明できる
- わからないことを正直に言える:知ったかぶりをせず、「わかりません。教えてください」と言える勇気
- 日々成長が見える:昨日できなかったことが今日できるようになっている。指摘されたことを翌日に活かしている
- 患者さんを中心に考えている:「記録のための情報収集」ではなく、「患者さんのために」という姿勢が見える
- コミュニケーションが取れる:報告がタイムリーで、伝え方がわかりやすい
低評価になりやすい学生の特徴
- 受け身:言われたことしかやらない。暇な時間にぼーっと立っている
- 同じミスを繰り返す:メモを取らない、振り返りをしない結果、同じ指摘を何度も受ける
- 嘘をつく:バイタル測定をしていないのに「やりました」と報告するなど。安全に関わるため、最も厳しく評価される
- 患者さんへの関心が薄い:ナースステーションにばかりいて、病室に行かない
- チームの一員としての意識がない:挨拶をしない、ゴミが落ちていても拾わない
絶対にやってはいけないNG行動
実習で「一発アウト」になりかねない行動を挙げます。知らないうちにやってしまっていることもあるので注意してください。
安全に関わるNG
- 確認せずにケアを実施する:必ず指導者の確認・許可を得てから行動する。「学生が勝手にやった」は最も危険なNG
- インシデントを隠す:何か起きたら、どんなに小さなことでも速やかに報告。隠すことが最大の問題
- 個人情報をSNSに投稿する:患者さんの情報はもちろん、病院名や病棟名をSNSに書くことも禁止。友人へのLINEでも「今日の患者さんが〜」と書くのはNG
態度に関わるNG
- 遅刻・欠席の連絡が遅い:体調不良の場合は、実習開始の30分前までに連絡する
- 指導者の注意に反論する:指導を受けた場面では、まず「ありがとうございます」と受け止める。納得できない場合は、後から教員に相談する
- 学生同士の私語が多い:ナースステーションや廊下での私語は患者さんにもスタッフにも聞こえている
- スマートフォンを触る:実習中のスマホ使用は厳禁。休憩時間でも、病棟内では控える
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実習記録の効率的な書き方
多くの看護学生が実習で最も苦しむのが「記録」です。毎日の記録に何時間もかかり、睡眠時間が削られるのは、多くの学生に共通する悩みです。記録を効率化するためのコツをお伝えします。
記録を効率化する5つのテクニック
- ①実習中にメモを体系的に取る:SOAPの項目に沿ってメモすれば、帰宅後にそのまま記録に転記できる。走り書きでも構わないので、「S(患者の主観的情報)」「O(客観的情報)」は実習中に書き留めておく
- ②テンプレートを作っておく:バイタルサインの記録、日々のSOAP、行動計画の書式を事前に自分なりのテンプレートとして用意しておく。毎日ゼロから書くより格段に速い
- ③アセスメントの「型」を持つ:「○○のデータから、○○の状態にあると考えられる。その根拠は○○である」という型に当てはめる。型があれば考える時間が短縮される
- ④完璧を目指さない:最初から100点の記録を書こうとしない。60点の記録をまず書き、指導者のフィードバックを受けて改善する方が効率的
- ⑤帰宅後すぐに書き始める:記憶が新鮮なうちに記録する。「ごはんを食べてから」「少し休んでから」と後回しにすると、思い出す時間が余計にかかる
記録で使える表現集
記録を書く際に便利な表現を整理しておくと、文章に悩む時間が減ります。
- S:「患者は『○○が痛い』と訴えた」「『昨日より楽です』と笑顔で話された」
- O:「体温○○℃、脈拍○○回/分」「創部に発赤・腫脹は認めず」「食事摂取量8割」
- A:「○○のデータから、○○の改善傾向にあると考えられる」「○○の訴えと○○のデータから、○○のリスクがあると判断した」
- P:「引き続き○○の観察を継続する」「○○について患者に説明し、セルフケアを促す」
まとめ:実習は「完璧」でなく「成長」を見せる場
看護実習で求められているのは、完璧な看護技術ではありません。「学ぼうとする姿勢」「患者さんを思う気持ち」「日々成長する力」です。失敗しても大丈夫です。大事なのは、その失敗から何を学び、翌日にどう活かすかです。
この記事で紹介した10のコツを意識して、毎日の実習に臨んでみてください。特に「挨拶」「メモ」「質問」の3つは、今日からすぐに実践できます。小さな行動の積み重ねが、実習全体の評価を大きく変えます。
実習を乗り越えた先には、いよいよ就職活動が待っています。実習での経験は面接での最大の武器になります。「実習で○○を学んだ」「○○の場面で○○を経験した」というエピソードは、志望動機や自己PRに直結します。就活の準備を少しずつ始めたい方は、レバウェル看護のような就職支援サービスに登録して情報収集を始めておくと、実習終了後にスムーズに就活に移行できます。
実りある実習になることを心から応援しています。





