看護師の志望動機の書き方|例文15パターンとNG例【新卒・転職対応】

編集部
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看護師の志望動機は「なぜ看護師か」×「なぜこの病院か」×「入職後にどう貢献するか」の3要素で構成するのが正解です。採用担当者は毎年何百通もの志望動機を読んでいます。その中で「この人に会ってみたい」と思わせるには、テンプレートの使い回しではなく、あなた自身の経験と志望先の特徴を結びつけた「あなたにしか書けない志望動機」が必要です。

この記事では、志望動機の基本構成(PREP法)を解説した上で、病院種別5パターン、診療科別5パターン、特殊なケース5パターンの合計15の例文を掲載します。さらにNG例5パターンと添削ポイントもお伝えしますので、自分の志望動機を書く際のヒントとして活用してください。

志望動機の基本構成|PREP法で書く

看護師の志望動機は、PREP法(Point→Reason→Example→Point)で書くと論理的で読みやすくなります。

PREP法の4ステップ

ステップ内容志望動機での具体例
P(結論)最初に志望理由を述べる「貴院の○○に魅力を感じ、志望いたしました」
R(理由)なぜそう思うのか理由を説明「実習で○○の経験をし、○○の分野に関心を持ったからです」
E(具体例)裏付けとなるエピソード「具体的には○○の患者さんとの関わりの中で〜」
P(再結論)入職後の貢献で締める「入職後は○○のスキルを活かし、○○に貢献したいと考えています」

文字数の目安

  • 履歴書の志望動機欄:200〜300字。コンパクトに要点だけを書く
  • エントリーシート(志望動機書):400〜800字。PREP法をしっかり使って書く
  • 面接での志望動機:1〜2分で話せる分量(300〜400字相当)。書いたものをそのまま暗唱せず、要点を自分の言葉で話す

書き始める前にやるべきこと

例文を見る前に、まず以下の3つを整理してください。この準備なしに例文をコピーしても、薄い志望動機にしかなりません。

  • ①自分の原体験:看護師を目指したきっかけ、実習での印象的なエピソード、患者さんとの関わりで感じたこと
  • ②志望先の特徴:病院の理念、教育体制、特色ある医療(がん拠点病院、地域医療支援病院など)、見学で感じた雰囲気
  • ③入職後の目標:どんな看護師になりたいか。3年後・5年後のイメージ
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病院種別の志望動機例文5パターン

例文①:急性期病院

「私が貴院を志望した理由は、急性期医療の最前線で幅広い看護スキルを身につけたいと考えたからです。成人看護学実習で救急搬送された患者さんの初期対応を見学した際、迅速かつ的確に動くスタッフの姿に強く感銘を受けました。特に、緊迫した場面でも患者さんのご家族に寄り添い、丁寧に説明する先輩看護師の姿が印象に残っています。貴院は地域の救急医療の中核を担っておられ、年間○○件の救急搬送を受け入れていると伺いました。また、病院見学の際に新人教育プログラムが段階的に組まれていることを知り、着実にスキルアップできる環境だと感じました。入職後は急性期看護の基礎を確実に身につけ、将来的には救急看護認定看護師を目指して、地域の救急医療に貢献したいと考えています。」

例文②:慢性期・療養型病院

「私は、患者さんの生活に長く寄り添う看護を実践したいと考え、貴院を志望いたしました。老年看護学実習で、長期入院中の患者さんと2週間関わる中で、日々のケアの積み重ねが患者さんの表情や意欲を変えていく過程を実感しました。急性期のようなスピード感とは異なりますが、「生活を支える看護」にこそ看護の本質があると感じています。貴院は平均在院日数が長い慢性期病院でありながら、認知症ケア加算の取得やリハビリとの連携に力を入れておられると伺い、質の高い長期ケアを学べる環境だと感じました。入職後は、患者さんの小さな変化を見逃さない観察力を磨き、その方らしい生活を支えられる看護師を目指します。」

例文③:クリニック(新卒の場合)

「貴院を志望した理由は、地域の方々の健康を外来の最前線で支えたいという思いからです。在宅看護論の実習で地域のクリニックを訪問した際、患者さんが名前で呼び合えるような温かい関係の中で医療が行われていることに感動しました。貴院は内科・小児科を併設し、幅広い年齢層の患者さんが来院される地域密着型のクリニックです。見学時にスタッフの皆さんが患者さんの名前と背景を把握されていたことが強く印象に残っています。新卒でクリニックに入職することに不安がないわけではありませんが、貴院の手厚い教育体制と少人数ならではの丁寧な指導環境で、着実にスキルを身につけていきたいと考えています。」

例文④:訪問看護ステーション

「在宅看護論の実習を通じて、患者さんが住み慣れた自宅で療養を続けるための看護に強い関心を持ち、貴ステーションを志望いたしました。実習では、医療依存度の高い利用者さんのお宅を訪問し、ご家族への介護指導から医療処置、多職種との連携まで、訪問看護師の幅広い役割を目の当たりにしました。貴ステーションは小児から高齢者まで幅広い利用者を担当しており、また24時間対応体制を整えておられることから、地域の在宅療養を支える中核的な存在だと感じています。入職後はまず訪問看護の基本を学び、将来的には在宅でのターミナルケアにも携われる看護師に成長したいです。」

例文⑤:美容クリニック

「私が貴院を志望した理由は、看護の知識と技術を活かしながら、患者さんの「なりたい自分」を叶えるお手伝いをしたいと考えたからです。大学の選択科目で美容医療に関する講義を受講し、美容医療が単なる見た目の改善ではなく、患者さんの自己肯定感やQOLの向上に深く関わることを学びました。貴院は最新の美容医療機器を導入しながらも、カウンセリングに十分な時間をかける方針を掲げておられ、見学時にもその丁寧な対応を実感しました。入職後は美容医療の技術を基礎から学びつつ、看護師としての観察力やコミュニケーションスキルを活かし、安心して施術を受けていただける環境作りに貢献したいと考えています。」

診療科別の志望動機例文5パターン

例文⑥:外科病棟

「外科系の実習で周術期看護を経験し、術前の不安軽減から術後の回復支援まで、一連のプロセスに関わる看護にやりがいを感じました。患者さんが手術を乗り越え、日に日に回復していく姿を間近で見られることは、外科看護ならではの喜びだと思います。貴院の外科病棟は年間○○件の手術を行い、低侵襲手術にも積極的に取り組んでおられます。周術期看護のスペシャリストを目指したい私にとって、最適な環境だと考えています。」

例文⑦:小児科

「小児看護学実習で、言葉で痛みを伝えられない子どもの微かなサインを読み取り、ケアにつなげることの大切さと難しさを学びました。泣いていた子どもが処置後に笑顔を見せてくれた瞬間の喜びは忘れられません。同時に、入院する子どもだけでなく、ご家族の不安に寄り添うことも小児看護の重要な役割だと実感しました。貴院はPLS(プレパレーション)を積極的に導入し、子どもの発達段階に合わせた看護を実践されています。入職後はお子さんとご家族の両方に安心を届けられる小児看護師になりたいです。」

例文⑧:産婦人科

「母性看護学実習で立ち会った出産で、新しい命の誕生に心から感動し、この感動を日々の仕事にしたいと強く感じました。同時に、産後のお母さんが初めての授乳や育児に不安を抱える姿を見て、専門的な知識に基づいた寄り添いの大切さも学びました。貴院は年間○○件のお産を扱い、院内助産システムを導入するなど、助産師と看護師が協働して周産期ケアに取り組んでおられます。将来的には助産師の資格取得も視野に入れ、お母さんと赤ちゃんの健やかな出発をサポートする存在になりたいです。」

例文⑨:精神科

「精神看護学実習で、患者さんとの対話を通じて信頼関係を築き、その方の回復を支えるプロセスに深い意義を感じました。身体的なケアだけでなく、「心に寄り添う」ことが治療の核になる精神科看護に強い関心を持っています。実習では統合失調症の患者さんと継続的に関わり、初めは目を合わせてくれなかった方が少しずつ表情を和らげてくださった経験があります。貴院は地域の精神科医療を担い、急性期から社会復帰支援まで一貫したケアを提供されています。入職後はコミュニケーション技術を磨き、患者さんの社会復帰に寄り添える看護師になりたいです。」

例文⑩:ICU・集中治療室

「クリティカルケア看護に関心を持ったきっかけは、急性期実習で重症患者さんの全身管理を行う看護師の姿に強い憧れを抱いたことです。バイタルサインのわずかな変化を察知し、医師に報告し、治療方針に影響を与えるICU看護師の専門性の高さに衝撃を受けました。貴院のICUは○床の規模で、心臓外科術後や重症外傷など多様な症例を扱っておられます。新人でもICU配属が可能で、段階的な教育プログラムが整備されていると伺い、志望いたしました。高度な知識と技術を身につけ、重症患者さんの命を守る看護師に成長したいです。」

特殊なケース別の志望動機例文5パターン

例文⑪:家族の入院経験がきっかけ

「高校生のとき、祖母が脳梗塞で入院し、半身麻痺となりました。当時の私は何もできず、ただ見守ることしかできませんでした。しかし、毎日の看護ケアの中で祖母が少しずつ笑顔を取り戻していく様子を見て、看護師という仕事の力を実感し、看護の道を志しました。貴院はリハビリテーション医療に力を入れておられ、患者さんの機能回復と生活復帰をチーム全体で支える体制が整っています。祖母を看護してくださった方々のように、患者さんとご家族に希望を届けられる看護師になりたいと考え、志望いたしました。」

例文⑫:看護師の親を持つ場合

「母が看護師として30年間働く姿を見て育ちました。疲れて帰宅しても「今日は患者さんが元気に退院できたよ」と嬉しそうに話す母の姿が、看護師を目指す原点です。ただし、『母が看護師だから』だけでは志望理由としては不十分だと自覚しています。実習を通じて自分自身が看護の面白さとやりがいを体感し、特に○○の分野に強い関心を持ちました。貴院は母も「地域で評判の良い病院」と話しており、見学時に若手が活き活きと働いている雰囲気を感じました。先輩方から学びながら、自分なりの看護観を磨いていきたいです。」

例文⑬:大学病院志望

「高度な医療を提供する大学病院で、エビデンスに基づいた看護を実践したいと考え、貴院を志望いたしました。大学での研究活動を通じて、看護研究の重要性とその臨床への還元に関心を持ちました。貴院は○○の分野で先進的な治療を行っており、看護研究も活発に行われていると伺っています。また、特定行為研修やスペシャリスト育成プログラムなど、キャリアアップの選択肢が豊富な点にも魅力を感じています。入職後は臨床経験を積みながら、将来的には看護研究にも取り組み、より良いケアの開発に貢献したいと考えています。」

例文⑭:地元の病院を志望する場合

「生まれ育ったこの地域の医療に貢献したいという思いから、貴院を志望いたしました。高校時代にボランティアで貴院の患者さんと関わった経験があり、地域に根差した温かい医療を実践されていることを肌で感じていました。現在、地方の医療機関では看護師不足が深刻化しています。都市部の大規模病院で経験を積むという選択肢もありますが、私はこの地域で必要とされる看護師として、住民の方々の健康と安心を支えたいと考えています。地域包括ケアの推進に力を入れておられる貴院で、在宅復帰支援や退院調整のスキルも身につけていきたいです。」

例文⑮:奨学金をもらっている場合

「貴院の奨学金制度を利用して看護師を目指す機会をいただいたことに、深く感謝しています。経済的な理由だけでなく、奨学金の説明会で貴院の教育理念や研修プログラムの充実度を知り、ここで看護師としてのキャリアをスタートさせたいと心から思いました。特に、新人教育だけでなく3年目・5年目にもステップアップ研修が設けられており、長期的にスキルを磨ける環境に魅力を感じています。奨学金をいただいた義務としてではなく、自らの意志で貴院を選んだ者として、患者さんと組織に貢献できる看護師に成長していきたいです。」

やってはいけないNG志望動機5パターン

次に、採用担当者が「この志望動機は不合格」と判断する典型的なNGパターンを紹介します。自分の志望動機にこれらの要素が含まれていないか、必ずチェックしてください。

NG①:どの病院にも使い回せる抽象的な内容

「貴院の理念に共感し、志望いたしました。チーム医療を大切にする姿勢に魅力を感じています」。これは一見まともに見えますが、「理念に共感」だけでは具体性がなく、他の病院にもそのまま使えます。採用担当者は「うちでなくてもいいんだな」と判断します。必ず「なぜこの病院の、この理念に、どう共感したのか」を具体的に書いてください。

NG②:自分の希望だけで病院側のメリットがない

「○○科で勉強したいです」「教育体制が整っている貴院でスキルアップしたいです」。学びたい・成長したいという意欲は良いことですが、病院は学校ではありません。「学びたい」だけでなく、「○○のスキルを身につけて、患者さんや組織にどう貢献するか」まで書きましょう。

NG③:条件面(給与・休日)が志望理由の中心

「日勤のみの勤務体制で、ワークライフバランスが取りやすいと感じました」。これは転職の場合に多いNGパターンですが、新卒でもたまに見られます。条件が魅力であること自体は否定しませんが、志望動機の中心に据えると「条件が変わったら辞める人」と思われます。志望動機では看護の内容や理念への共感を中心に書き、条件面は面接での質疑で確認しましょう。

NG④:ネガティブな理由(現職の不満)が透ける

これは転職者に多いパターンですが、「今の職場の人間関係が合わず」「残業が多すぎて」という不満が志望動機に透けていると、「うちでも同じことを言いそう」と判断されます。転職理由が不満であっても、志望動機ではポジティブな表現に変換してください。「残業が多い→より効率的な看護が実践できる環境で力を発揮したい」のように。

NG⑤:自分を過大評価した表現

「実習では指導者から高い評価をいただき、即戦力として活躍できると自負しています」。新卒で「即戦力」は言い過ぎです。謙虚さと自信のバランスが大切です。「実習で○○の経験を積み、それを活かして貢献できるよう努力したい」のように、学ぶ姿勢を示しつつ強みをアピールする表現がベストです。

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志望動機の添削ポイントと仕上げのコツ

志望動機を書き終えたら、以下の5つの観点でセルフチェックしてみてください。

セルフチェックリスト

  • □ 「なぜ看護師か」「なぜこの病院か」「入職後どう貢献するか」の3要素が含まれているか
  • □ 他の病院に使い回せない、この病院ならではの内容になっているか
  • □ 具体的なエピソード(実習・見学・自身の経験)が盛り込まれているか
  • □ 「です・ます」調で統一されているか。話し言葉が混じっていないか
  • □ 誤字脱字がないか(特に病院名・診療科名)
  • □ 声に出して読んだとき、自然に聞こえるか

第三者に添削してもらう方法

自分だけでは気づけない改善点は多いものです。以下の人に添削をお願いしてみましょう。

  • 大学のキャリアセンター:就活のプロとして、採用担当者の視点で添削してくれる
  • ゼミの教員:看護の専門的な内容のチェックができる
  • 先輩(内定者・現役看護師):実際に通過した志望動機のレベル感がわかる
  • レバウェル看護のアドバイザー:病院ごとの傾向を把握しており、志望先に合った添削アドバイスが受けられる。無料で利用できるため、就活の初期段階から相談してみる価値あり

まとめ:あなたにしか書けない志望動機を

志望動機は「正解」があるものではありません。この記事で紹介した15の例文は、あくまで参考です。大切なのは、あなた自身の経験・思い・将来のビジョンを、志望先の特徴と結びつけて自分の言葉で書くこと。

基本構成(PREP法)を守り、具体的なエピソードを盛り込み、「この病院でなければならない理由」を明確にすれば、採用担当者の心に届く志望動機になります。NGパターンを避け、セルフチェックと第三者の添削を経て、自信を持って提出できる志望動機を完成させてください。

志望動機の書き方に不安がある方や、志望先をまだ決めかねている方は、看護師専門の就職支援サービスに相談してみるのもおすすめです。あなたの経験や希望に合った志望先の提案から、志望動機の添削まで、プロのサポートを受けることで就活の効率は格段に上がります。

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