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初めての夜勤が近づいてきて、不安で眠れない——。新人看護師にとって夜勤デビューは、入職後最大のイベントと言っても過言ではありません。「急変が起きたらどうしよう」「仮眠って本当に寝られるの?」「夜中に先輩と二人きりで気まずくないかな」。不安は尽きませんが、適切な準備をすれば乗り越えられます。この記事では、夜勤前の持ち物・体調管理から、夜勤中の動き方、急変対応の心構え、夜勤明けの過ごし方まで、初めての夜勤を完全ガイドします。
この記事でわかること
- 夜勤前日から当日までの体調管理と持ち物チェックリスト
- 夜勤中のタイムスケジュールと、新人が押さえるべき動き方
- 急変時の対応フローと「夜勤あるある」で心の準備
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夜勤の基本——2交代と3交代の違い
まず、夜勤の基本を押さえておきましょう。日本の病院の夜勤体制は主に2交代制と3交代制の2種類です。
2交代制(16時間夜勤)
日勤(8:30〜17:00頃)と夜勤(16:30〜翌9:00頃)の2パターン。夜勤は16時間の長丁場ですが、仮眠時間が2〜3時間設定されています。夜勤回数は月4〜5回が一般的。明けの翌日が休みになるため、連休感覚で過ごせるメリットがあります。
3交代制(8時間夜勤)
日勤(8:30〜17:00頃)、準夜勤(16:30〜0:30頃)、深夜勤(0:00〜9:00頃)の3パターン。1回の勤務時間が短いため体力的には楽ですが、生活リズムが乱れやすく、月の夜勤回数は8回前後と多くなります。
どちらの体制かは病院・病棟によって異なります。自分の病棟がどちらかを確認し、タイムスケジュールを把握しておきましょう。
夜勤前の準備——持ち物チェックリスト
初めての夜勤で忘れ物をすると焦りが倍増します。以下のチェックリストを前日のうちに確認しておきましょう。
必須の持ち物
- ナースウォッチ(秒針が見えるもの。脈拍測定に必須)
- ペンライト(瞳孔チェック用。夜間の巡視でも使用)
- メモ帳とペン(3色ボールペンが便利)
- 聴診器
- 院内PHS・ナースコール受信端末(貸与品を忘れずに)
- ネームプレート・IDカード
食事・飲み物
- 夕食(院内のコンビニが閉まる前に買っておく、または持参)
- 夜食(おにぎり、パン、栄養バーなど軽めのもの。3時頃にお腹が空く)
- 飲み物(ペットボトル2本以上。水分不足は集中力低下の原因)
- コーヒーやお茶(カフェインは仮眠の4時間前までに。仮眠直前に飲むと寝られなくなる)
仮眠・身だしなみ
- アイマスク(仮眠室が明るい場合に重宝する)
- 耳栓(他のスタッフの出入りで目が覚めるのを防ぐ)
- ブランケットまたは薄手の上着(仮眠室が寒いことが多い)
- 洗顔シート・歯ブラシ(朝のリフレッシュ用)
- 着替えの下着(汗をかくことがあるため)
- 目薬(コンタクト使用者は特に)
夜勤前日〜当日の体調管理
前日の過ごし方
夜勤前日は特別なことをする必要はありません。普段通りの生活を心がけ、夜は23時までに就寝してください。「夜勤に備えて夜更かしして生活リズムを変えよう」とする人がいますが、初めての夜勤では逆効果です。普段通りのリズムで体調を整えるのがベストです。
当日の過ごし方(2交代の場合)
2交代制で夕方から夜勤に入る場合、当日は午前中にゆっくり起き、午後に1〜2時間の仮眠を取るのが理想です。昼過ぎに30分〜1時間のパワーナップ(仮眠)を取ると、夜の集中力が大幅に改善します。
食事は出勤前に軽めに済ませましょう。満腹で出勤すると眠気が来やすくなります。消化の良いものを腹七分目が目安です。
夜勤中のタイムスケジュール(2交代制の例)
病棟によって異なりますが、一般的な2交代制夜勤のタイムスケジュールは以下の通りです。
- 16:30 出勤・情報収集。日勤者からの申し送りを受ける
- 17:00 夜勤リーダーとの打ち合わせ。担当患者の確認
- 17:30 配薬、バイタルサイン測定(夕方分)
- 18:00 配膳・食事介助。食後の与薬
- 19:00 口腔ケア、体位変換、記録
- 20:00 就寝前の巡視。眠前薬の配薬。消灯準備
- 21:00 消灯。巡視は2時間おきまたは病棟のルールに従う
- 22:00 自分の夕食(交代で)。記録。ナースコール対応
- 0:00 仮眠(1〜2時間。先輩と交代で取る)
- 2:00 巡視。体位変換。ナースコール対応
- 4:00 採血準備(早朝採血がある場合)。記録の最終チェック
- 5:00 起床介助が必要な患者の対応。検温の準備
- 6:00 バイタルサイン測定(朝分)。配膳準備
- 7:00 朝食配膳・食事介助
- 8:00 日勤者への申し送り準備
- 8:30 申し送り。業務引き継ぎ
- 9:00 勤務終了
夜勤中に急変が起きたら——新人の動き方
新人が最も不安に感じるのが「急変対応」です。夜間は日勤帯よりスタッフが少なく、「自分が対応しなければ」というプレッシャーがあります。
新人がまずやるべき3つのこと
- 人を呼ぶ:急変に気づいたら、真っ先に先輩またはリーダーを呼んでください。ナースコールの緊急ボタン、PHSでの連絡、声を出して人を集める——方法は何でも構いません。新人が一人で急変対応を完結させる必要はありません
- バイタルサインを測る:意識レベル、呼吸、脈拍、血圧、SpO2を測定し、先輩に報告します。数字を正確に伝えることが最優先です
- 指示されたことを実行する:先輩やドクターが到着したら、指示に従って動きます。記録係、物品準備、家族への連絡など、割り振られた役割を確実にこなしてください
繰り返しますが、新人が一人で全てを判断する必要はありません。「人を呼ぶ」「数字を測る」「指示に従う」——この3つを覚えておけば大丈夫です。
事前に確認しておくこと
- 救急カートの場所と中身(除細動器、アンビューバッグ、緊急薬品の位置)
- 当直医の連絡先(PHSの番号、または呼び出し方法)
- BLS(一次救命処置)の手順の復習(胸骨圧迫30回→人工呼吸2回のリズム)
- 病棟の緊急時マニュアルの場所
夜勤入り前に、これらを実際に目で確認しておくと安心感が全く違います。
仮眠のコツ——短時間でもしっかり休むために
夜勤中の仮眠は1〜2時間が一般的ですが、緊張で全く眠れない新人も多いです。以下のコツを試してみてください。
- アイマスク+耳栓は必須:仮眠室の環境は快適とは限りません。光と音を遮断するだけで入眠しやすくなります
- スマホは見ない:ブルーライトは覚醒作用があります。仮眠室に入ったらスマホはバッグに入れてください
- 眠れなくても目を閉じる:実際に眠れなくても、横になって目を閉じるだけで脳と体の疲労は軽減されます。「眠らなきゃ」と焦るとかえって眠れなくなるので、「目を閉じて休む」くらいの気持ちで
- アラームは確実にセットする:仮眠の寝過ごしは大問題になります。スマホのアラームと、できればもう一つ(PHSのタイマーなど)を二重にセットしておきましょう
先輩の「初夜勤あるある」
先輩ナースに「初めての夜勤の思い出」を聞いたら、こんなエピソードが集まりました。あなただけじゃないんです。
- 「緊張しすぎてお弁当を食べるのを忘れた。朝方にお腹が鳴って恥ずかしかった」(3年目・循環器内科)
- 「仮眠室に入った瞬間、全く眠れなくて天井を見つめたまま1時間が過ぎた」(5年目・外科)
- 「巡視中に患者さんの寝息が止まったように聞こえてパニックになった。普通にいびきの合間だった」(4年目・呼吸器内科)
- 「初夜勤の翌朝、申し送りで頭が真っ白になって何も言えなかった。先輩が助けてくれた」(2年目・消化器外科)
- 「夜勤明けに駅のホームで寝落ちして乗り過ごした」(7年目・救急)
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夜勤明けの過ごし方
帰宅直後
夜勤明けは、まず帰宅して軽めの食事を取りましょう。空腹のまま寝ると低血糖で睡眠の質が下がります。消化の良いもの(うどん、おかゆ、バナナなど)を少量食べ、シャワーを浴びてから寝るのがおすすめです。
睡眠
帰宅後は3〜4時間の睡眠を目標にしてください。8時間以上寝てしまうと、夜に眠れなくなり生活リズムが崩れます。遮光カーテン+アイマスク+耳栓で光と音を遮断し、アラームを忘れずにセットしましょう。
午後以降
仮眠後に起きたら、外に出て日光を浴びてください。日光は体内時計をリセットし、夜の入眠をスムーズにします。散歩、買い物、カフェなど、短時間でも外出することをおすすめします。翌日が日勤の場合は23時までに就寝することを目指しましょう。
まとめ|初夜勤は「準備」で不安の半分を解消できる
初めての夜勤は誰でも不安です。でも、持ち物の準備、タイムスケジュールの把握、急変時の動き方の確認——この3つの準備をしておけば、不安の半分は解消できます。残りの半分は、実際に経験することでしか消えませんが、それは「やった人にしかわからない自信」に変わります。
あなたの初夜勤がうまくいくことを応援しています。夜勤の不安から「看護師向いてないかも」と感じたら、「「看護師向いてない」と思った時に読んでほしい話」も読んでみてください。また、勉強面の不安がある方は「新人看護師の勉強法|毎日の予習復習を効率化するコツ」が参考になります。



