看護師の退職金は勤続年数 + 職場タイプで大きく差が出ます。転職時の「退職金リセット問題」にも触れつつ、賢い老後準備を考えます。
勤続年数別 退職金目安
| 勤続 | 公立病院 | 民間大病院 | 民間中小 |
| 10 年 | 250〜350 万円 | 150〜250 万円 | 100〜180 万円 |
| 20 年 | 700〜900 万円 | 400〜600 万円 | 250〜400 万円 |
| 30 年 | 1,800〜2,300 万円 | 1,000〜1,500 万円 | 600〜900 万円 |
| 35 年(定年) | 2,200〜2,800 万円 | 1,500〜2,000 万円 | 800〜1,200 万円 |
公立 vs 民間 で大きな差
公立病院(地方公務員)は退職手当条例に基づき算定され、長期勤続で手厚い。民間は就業規則・退職金規程次第で、会社経営状況にも左右されます。
退職金の計算方法
公立病院の例
基本額(退職日の給料月額)×支給率×調整率。勤続 20 年で約 20〜25 ヶ月分、35 年で約 40 ヶ月分。
民間病院の例
勤続年数に応じた支給率で、5〜35 ヶ月分が相場。確定拠出年金(DC)を併用する病院も増加。
転職時の退職金リセット問題
転職すると退職金はリセット。これが1 職場長期勤続が有利な理由の 1 つです。ただし...
対策 1: 確定拠出年金(DC)の持ち運び
DC 制度のある職場なら、転職先でも資産継続可能(iDeCo 移行 or 新職場の DC へ)。
対策 2: 複数職場で iDeCo
個人型確定拠出年金(iDeCo)は本人拠出で転職しても継続。月 23,000 円(看護師の場合)まで非課税で積立可能。
対策 3: NISA 併用
新 NISA で老後資産を非課税で運用。転職リスクと切り離した資産形成が可能。
退職金を増やすための 3 ポイント
- 長期勤続は退職金ボーナス(勤続 20 年超で支給率ジャンプ)
- 公立病院 or 大手民間を選ぶ(制度が手厚い)
- iDeCo + NISA で自助努力(転職しても減らない)
まとめ:退職金だけに頼らない設計
看護師の退職金は公立は手厚いが、民間はバラツキ大。転職するキャリアが主流の現代では、退職金+iDeCo+NISA のハイブリッド設計が賢明です。
よくある質問
Q. パートやアルバイトでも退職金は出る?
A. 就業規則次第。多くのパート雇用では退職金なし。ただしフルタイム契約や長期雇用のパートで支給される病院もあります。
Q. 退職金は税金かかる?
A. 退職所得控除があり、勤続 20 年で 800 万円、30 年で 1,500 万円まで非課税。超えた分のみ課税。
Q. 転職で退職金が「損」になるケース
A. 勤続 20 年超でジャンプ支給のタイミング直前に転職すると、ジャンプ分を逃す。転職タイミングは年度末近くを意識する人もいます。


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