面接で最も難しいのが退職理由。本音はネガティブでも、ポジティブに変換する技術が採用成功の鍵です。
退職理由の本音 vs 伝え方
| 本音 | 伝え方 |
| 給料が安い | 年収アップを目指したい |
| 人間関係が悪い | チーム医療を重視したい |
| 残業が多い | 働き方を見直したい |
| 夜勤がつらい | 日勤中心で長期勤続したい |
| 師長が合わない | 異なる組織文化を経験したい |
| 業務が単調 | 新しい分野に挑戦したい |
| キャリアアップ見えず | 専門性を高めたい |
退職理由を伝える基本原則
- ポジティブに変換
- 前職の悪口は避ける
- 次のキャリアと結びつける
- 簡潔に(30 秒以内)
- 応募先志望動機に繋げる
面接 NG な退職理由
ネガティブ表現
- 「前の職場は最悪だった」
- 「給料が安すぎた」
- 「師長のパワハラで」
- 「同僚と合わなかった」
- 「忙しすぎた」
消極的理由
- 「なんとなく変えたくて」
- 「飽きたから」
- 「疲れたから」
条件面のみ
- 「残業がなくなるから」
- 「休みが取りやすいから」
- 「家から近いから」
退職理由別の伝え方テンプレ
テンプレ 1: スキルアップ
前職では急性期病棟で 5 年間勤務し、
基礎的な看護技術を身につけてきました。
次のステップとして、
より専門性を高めたいと考え、
貴院の〇〇に挑戦したく退職を決意しました。
テンプレ 2: 家族事情
家族の都合で住居を移動することになり、
通勤が困難となったため退職しました。
新しい環境で、
これまでの経験を活かして
長期的に貢献したいと考えております。
テンプレ 3: キャリアビジョン
5 年後には認定看護師として専門領域で活躍したい
と考えるようになりました。
そのために、
貴院の認定看護師派遣制度を活用し、
計画的にキャリアを積みたいと思い転職を決意しました。
テンプレ 4: 働き方の見直し
前職は夜勤月 10 回の急性期で、
体力的に長期勤続が難しいと判断しました。
家族との時間も大切にしながら、
看護師として長く貢献したく、
日勤中心の貴院に応募いたしました。
テンプレ 5: 分野変更
急性期病棟での 7 年の経験を通じ、
退院後の患者様の生活が気になるようになりました。
在宅医療の現場で患者様の生活の場でケアを提供したく、
訪問看護にキャリアチェンジを決意しました。
パワハラ・人間関係の退職理由
本音そのまま(NG)
師長が威圧的で、パワハラが日常的でした。
同僚との関係も悪く、
精神的につらくなり退職しました。
ポジティブ変換(OK)
前職では 5 年間勤務しましたが、
より連携が強いチーム医療の環境で働きたいと思うようになりました。
貴院の多職種カンファレンスを重視する方針に共感し、
応募いたしました。
給与面の退職理由
本音そのまま(NG)
前職は給料が安すぎて、
生活が苦しかったため退職しました。
ポジティブ変換(OK)
自分の経験とスキルに見合った評価を得られる環境で、
長期的なキャリアを築きたいと考え、
貴院への応募を決意しました。
残業・夜勤の退職理由
本音そのまま(NG)
残業が月 50 時間超で、
夜勤も月 10 回で体力的に限界でした。
ポジティブ変換(OK)
前職で多くの経験を積みましたが、
より持続可能な働き方で、
看護師として長期的に貢献したいと考えました。
貴院の働き方改革への取り組みに共感し、
応募いたしました。
短期離職の退職理由
1 年未満退職
新卒で入職した急性期病棟では、
1 年間で多くの経験を積ませていただきました。
自分の適性を考え、
より地域密着型の医療に携わりたいと気づき、
早期の方針転換を決意しました。
3 年未満退職
前職の 2 年で、
急性期の基礎と専門分野の方向性が見えました。
次のステップとして、
〇〇分野での専門性を高めたく、
貴院への転職を決めました。
転職回数が多い場合
説明のコツ
- 各転職に一貫性を持たせる
- スキル拡張のプロセスとして
- 今後の長期勤続意思
- 具体的な目標
例
これまでの転職は、
看護師として幅広い経験を積むための選択でした。
急性期 → 回復期 → 訪問看護と経験し、
急性期から在宅まで一貫した看護を理解できるようになりました。
貴院では、これまでの経験を集大成として、
長期的に貢献したいと考えております。
面接で追及された時
「本当の理由は?」
- 動じず、用意した回答を繰り返す
- 「長期的なキャリアのため」
- 具体的な貢献イメージを話す
「人間関係でしたか?」
- 否定しすぎず、強調しすぎず
- 「色々な要因がありましたが、主にキャリア面で」
- 応募先への期待に繋げる
退職理由の伝え方の流れ
- 前職での経験・成果(15 秒)
- 退職のきっかけ(15 秒)
- 応募先を選んだ理由(15 秒)
- 貢献したいこと(15 秒)
- 合計 1 分程度
ブランクがある場合の退職理由
育児ブランク
出産・育児に専念するため 5 年間のブランクがありました。
子供が小学校に入学し、
改めて看護師として働きたいと強く思い、
復職支援研修を受講後、貴院に応募いたしました。
介護ブランク
父の介護で 8 年間離職していました。
父を看取った後、
介護で得た経験を看護に活かしたいと考え、
高齢者ケアに力を入れている貴施設に応募しました。
退職予定・退職中の応募
退職予定
- 「〇月末で退職予定です」
- 「〇月〇日に退職届提出済み」
- 入職可能日を明確に
退職済み
- 空白期間の説明
- 勉強・資格取得の活動
- 早期入職可能
年代別の退職理由
20 代
30 代
- ライフイベント(結婚・出産)
- ワークライフバランス
- 家族の事情
40 代
- 管理職候補として
- 長期キャリアの集大成
- 専門性の深化
50 代以降
- 新しい働き方の挑戦
- 体力に合わせた働き方
- 地域貢献
退職理由の面接練習
- 鏡の前で話す練習
- 録音して聞き返す
- 家族・友人に聞いてもらう
- エージェントと模擬面接
- 1 分以内に収める
面接官の心配事
「うちでもまた辞めるのでは」
- 長期勤続の意思を明確に
- 応募先を選んだ具体的理由
- 5 年後のビジョン
「問題児では」
- ネガティブ表現を避ける
- 前職への感謝も少し
- 建設的な姿勢
退職理由の好印象フレーズ
- 「前職で培った〇〇を活かし」
- 「次のステップとして」
- 「長期的なキャリアを考え」
- 「貴院の〇〇に共感し」
- 「自分の成長のため」
退職理由で避けたいフレーズ
- 「前職では〇〇ができなくて」
- 「〇〇がひどかった」
- 「もうあそこには戻りたくない」
- 「転職回数多いので慣れてます」
まとめ
退職理由は面接最大の難所。本音のネガティブをポジティブに変換+次のキャリアと結びつけ+1 分以内で簡潔に。応募先への志望動機に繋げる流れで、採用担当者の心配を払拭できます。練習して自然に話せるまで準備しましょう。


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