
助産師として働くこと。それは新しい命の誕生に立ち会う喜びがある一方で、さまざまな困難と向き合う日々でもあります。
この記事では、現役助産師の声をもとに、助産師業務の難しさとその克服法について詳しく解説します。
これから助産師を目指す方はもちろん、日々の業務に悩む現役の助産師さんにも役立つ情報をお届けします。
この記事を読んでほしい人
- 助産師を目指している看護学生の方
- 新人助産師として不安や悩みを抱えている方
- 助産師としてのキャリアに迷いを感じている方
- 助産師としての業務に困難を感じている方
- メンタルヘルスやワークライフバランスに課題を感じている助産師の方
- 助産師としてのスキルアップを目指している方
- 助産師の実態について知りたい方
この記事で分かること
- 助産師が日常的に直面する主な困難とその背景
- 責任の重さやストレスへの効果的な対処法
- 助産師として経験者が実践しているメンタルケア方法
- 夜勤や不規則な勤務形態を乗り切るための工夫
- 助産師としてのスキルアップやキャリア形成の方法
- 職場内での人間関係構築とサポート体制の活用法
- 助産師として長く働き続けるためのキャリア戦略
助産師の仕事の困難さとは?現場の実態

助産師の仕事は、母子の命を守る尊い職業です。
しかし、その裏には多くの困難が潜んでいます。まずは現場の実態を見ていきましょう。
命を預かる責任の重さ
助産師の最大の特徴は、二つの命を同時に預かるという重大な責任です。母親と赤ちゃん、両方の命に関わる判断を迫られる場面が日常的にあります。
「分娩中の微妙な母体の変化を見逃さないよう常に緊張感を持って臨んでいます。一瞬の判断ミスが取り返しのつかない結果につながる可能性があるという重圧は、ベテランになった今でも変わりません」(助産師歴15年・Aさん)
特に緊急時の対応では、冷静さと迅速な判断力が求められます。異常分娩の兆候を見逃さず、適切なタイミングで医師に報告する役割も担っており、この責任の重さが精神的な負担となることが少なくありません。
不規則な勤務形態とワークライフバランス
赤ちゃんは時間を選ばず生まれてくるため、助産師の勤務は必然的に不規則になります。夜間や休日の分娩も多く、特に夜勤のある病院勤務の助産師は身体的・精神的な疲労が蓄積しやすい環境にあります。
「夜勤明けなのに分娩が続いて帰れず、36時間近く連続勤務になることもあります。体力的な限界を感じることもありますが、目の前の命を守るために踏ん張るしかないのです」(助産師歴3年・Bさん)
このような不規則な生活リズムは、自身の健康管理を難しくし、プライベートライフとの両立にも影響を及ぼします。家族や友人との時間を確保しづらく、自己のライフイベント(結婚や出産など)との調整に悩む助産師も少なくありません。
高度な専門知識とスキルの習得
助産師は分娩介助のエキスパートとして、高度な専門知識と技術が求められます。通常分娩だけでなく、異常分娩の予測や対応、産前産後のケア、新生児のケア、母乳育児支援など、幅広い知識とスキルが必要です。
「助産師としての技術を習得するまでには想像以上に時間がかかります。学校で学んだことと実際の現場では大きなギャップがあり、一人で分娩を任せてもらえるようになるまで2年以上かかりました」(助産師歴5年・Cさん)
医療技術の進歩に伴い、常に最新の知識をアップデートし続ける必要もあります。この継続的な学習の必要性が、特に新人助産師にとっては大きなプレッシャーとなることがあります。
情緒的な負担とバーンアウト
助産師は分娩という命の誕生に立ち会う喜びがある一方で、時に悲しい場面にも遭遇します。流産や死産、先天性異常のある赤ちゃんの誕生など、母親や家族の深い悲しみに寄り添うこともあります。
「喜びの場面が多い仕事ですが、時に家族の悲しみに直面することもあります。その感情的な重みを自分の中で消化しきれず、家に持ち帰ってしまうことも少なくありません」(助産師歴10年・Dさん)
このような情緒的な負担は蓄積されやすく、共感疲労やバーンアウト(燃え尽き症候群)のリスクを高めます。感情労働と呼ばれるこの側面は、助産師という職業の見えない難しさの一つです。
人間関係のストレス
病院という組織の中で働く助産師は、医師や看護師、他の医療スタッフとの連携が不可欠です。チーム医療の中での役割を果たすためには、良好なコミュニケーションと関係性の構築が求められます。
「医師との考え方の違いや、時にある上下関係の中でのコミュニケーションの難しさを感じることがあります。また、先輩助産師との人間関係に悩むこともあります」(助産師歴2年・Eさん)
特に新人助産師は、先輩や上司との関係性構築に苦労することが多いようです。また、産婦やその家族との信頼関係を短時間で築く必要もあり、この対人関係のスキルも助産師には重要な能力となります。
助産師が直面する困難への対処法

先に述べた困難に対して、現役助産師たちはどのように向き合い、乗り越えているのでしょうか。
実践的な対処法を紹介します。
責任の重圧への向き合い方
知識と経験の積み重ねによる自信の構築
責任の重さに押しつぶされないためには、十分な知識と経験を積み重ねることが重要です。定期的な勉強会への参加や最新の医療情報のアップデート、シミュレーション訓練などを通じて、緊急時の対応力を高めることが自信につながります。
「最初は責任の重さに押しつぶされそうでしたが、一つひとつの経験を振り返り、学びに変えていくことで少しずつ自信がついてきました。今でも勉強は欠かさず、それが私の安心感につながっています」(助産師歴8年・Fさん)
チームでの情報共有とサポート体制の活用
一人で抱え込まず、チームで情報を共有し、判断を行うことも重要です。特に判断に迷う場合は、先輩や医師に相談する勇気を持つことが、結果的に母子の安全につながります。
「新人の頃は質問することに躊躇していましたが、今は分からないことはすぐに聞くようにしています。一人で抱え込むより、チームの力を借りた方が安全なケアにつながると実感しています」(助産師歴6年・Gさん)
「できること」と「できないこと」の境界線を認識する
助産師として全てを完璧にこなすことは不可能です。自分の限界を認識し、必要に応じて助けを求めることも専門職としての成熟した姿勢と言えます。
「以前は全て自分でやろうとして苦しくなっていましたが、今は自分にできることとできないことを冷静に見極め、必要な時は躊躇なくヘルプを求めています。それが結果的に母子の安全につながると気づきました」(助産師歴12年・Hさん)
夜勤や不規則勤務との付き合い方
効果的な睡眠管理と体調維持
不規則な勤務形態の中で健康を維持するためには、睡眠の質を高める工夫が欠かせません。夜勤後は十分な睡眠時間を確保し、睡眠環境を整えるなどの自己管理が重要です。
「夜勤前後の睡眠時間は絶対に確保するようにしています。遮光カーテンや耳栓などを活用して睡眠の質を高める工夫も欠かさないようにしています」(助産師歴7年・Iさん)
シフト交代時のコミュニケーションの重視
長時間勤務になりそうな場合は、早めに次のシフトの同僚に連絡を取るなど、チーム内でのフォロー体制を整えることも大切です。
「無理をしすぎず、状況に応じて交代を依頼することも大切だと学びました。チーム全体で支え合う文化があると、個人の負担が軽減されます」(助産師歴9年・Jさん)
オフの日の過ごし方の工夫
限られた休日を有効に活用し、心身のリフレッシュを図ることも長く働き続けるためのポイントです。趣味や運動、家族との時間など、仕事から完全に離れる時間を作ることが重要です。
「休日は意識して仕事のことを考えないようにしています。好きな本を読んだり、友人と会ったり、自然の中で過ごすことで心身をリセットしています」(助産師歴4年・Kさん)
専門スキル習得のための効果的な学習法
経験者からの学びを最大化する
先輩助産師の技術を積極的に観察し、質問することで実践的なスキルを効率よく習得できます。また、フィードバックを素直に受け入れ、改善につなげる姿勢も重要です。
「先輩の分娩介助を見る時は、単に見るだけでなく、なぜその判断をしたのか、どの点に注目しているのかを積極的に質問するようにしています。そうすることで、目に見えない判断のプロセスも学べます」(助産師歴2年・Lさん)
実践的な訓練と振り返りの徹底
シミュレーション訓練や事例検討会などを通じて、実践的なスキルを磨く機会を積極的に活用することが効果的です。また、自分の関わったケースを振り返り、改善点を見つける習慣も重要です。
「毎月の事例検討会では積極的に発言するようにしています。また、難しいケースに関わった後は必ず振り返りの時間を持ち、次に活かせるポイントをメモにまとめています」(助産師歴5年・Mさん)
継続的な学習のモチベーション維持
専門知識を更新し続けるためには、学習へのモチベーションを維持することが大切です。興味のある分野を深く掘り下げたり、目標とする助産師像を明確にすることで、学習意欲を保つことができます。
「私は母乳育児支援に特に興味があるので、その分野の研修には積極的に参加しています。専門性を高めることで、仕事へのモチベーションも上がります」(助産師歴6年・Nさん)
感情労働のケアとバーンアウト予防
セルフケアの習慣化
感情的な負担を軽減するためには、日常的なセルフケアが欠かせません。瞑想やヨガ、ジャーナリングなど、自分に合ったストレス解消法を見つけ、習慣化することが重要です。
「日々の業務の中で感じた感情を日記に書き出すことで、心の整理をしています。辛い経験も言語化することで、少し距離を置いて考えられるようになりました」(助産師歴11年・Oさん)
同僚との感情の分かち合い
同じ経験をしている同僚との対話は、感情的な負担を軽減する効果があります。特に難しいケースに関わった後は、感情を共有し、互いにサポートし合うことが大切です。
「辛いケースを経験した後は、必ず同僚とその感情を共有するようにしています。『あなただけじゃない』と感じられることで、心が軽くなります」(助産師歴8年・Pさん)
プロフェッショナルとしての線引きを学ぶ
共感しつつも、適切な距離感を保つスキルも助産師には必要です。全ての感情に深く関わりすぎると燃え尽きてしまうリスクがあるため、プロフェッショナルとしての線引きを学ぶことも重要です。
「共感することは大切ですが、全ての感情を自分のものとして抱え込まないよう意識しています。時には『これは私の問題ではない』と線引きすることも、長く働き続けるためには必要だと感じています」(助産師歴14年・Qさん)
職場の人間関係の構築とコミュニケーション
効果的なコミュニケーションスキルの向上
医師や他のスタッフとの円滑なコミュニケーションのためには、明確かつ簡潔な報告・連絡・相談のスキルが重要です。また、非言語コミュニケーションにも注意を払うことで、誤解を減らすことができます。
「SBAR(状況、背景、評価、提案)という報告の枠組みを活用することで、医師とのコミュニケーションがスムーズになりました。相手の立場や忙しさを考慮した伝え方を心がけています」(助産師歴7年・Rさん)
組織内でのポジションの確立
組織の中で自分の役割とポジションを理解し、専門性を発揮することで、チーム内での存在価値を高めることができます。自分の強みを活かし、チームに貢献する姿勢が、結果的に良好な人間関係につながります。
「私は新生児のケアに強みがあるので、その分野ではしっかり意見を述べるようにしています。専門性を認められることで、チーム内での居場所が確立されてきました」(助産師歴10年・Sさん)
衝突への建設的な対応
意見の相違や衝突は避けられないものですが、それを建設的に解決するスキルを身につけることが重要です。感情的にならず、問題解決に焦点を当てた対応を心がけましょう。
「以前は衝突を避けがちでしたが、今は『母子のために何が最善か』という視点で建設的な話し合いができるよう心がけています。感情ではなく事実に基づいて話すことを意識しています」(助産師歴9年・Tさん)
助産師のメンタルケア実践法

助産師の仕事は精神的にも負担が大きいため、効果的なメンタルケアが欠かせません。
ここでは実践的なメンタルケア方法について紹介します。
日常的なセルフケア習慣
マインドフルネスと瞑想の実践
短時間でも定期的にマインドフルネスや瞑想を行うことで、ストレスレベルを下げ、精神的な回復力を高めることができます。忙しい日常の中でも5分間の呼吸法を取り入れるだけでも効果があります。
「勤務前に5分間、呼吸に集中する時間を作っています。この小さな習慣が、一日の心の安定につながっています」(助産師歴13年・Uさん)
適度な運動の習慣化
運動はストレス軽減に効果的です。ウォーキングやヨガ、水泳など、自分に合った運動を定期的に行うことで、心身のバランスを整えることができます。
「週に2回のジョギングが私のリセット時間です。体を動かすことで頭もスッキリし、仕事のストレスを解消できています」(助産師歴5年・Vさん)
十分な睡眠とバランスの取れた食事
基本的な健康管理も重要なメンタルケアの一部です。質の良い睡眠と栄養バランスの取れた食事を心がけることで、ストレスへの耐性を高めることができます。
「夜勤のある生活でも、食事だけは手を抜かないようにしています。作り置きや簡単な栄養バランスの良いレシピをいくつか持っていると便利です」(助産師歴8年・Wさん)
プロフェッショナルサポートの活用
臨床スーパービジョンの活用
定期的な臨床スーパービジョン(専門的な助言・指導)を受けることで、専門家としての成長とメンタルヘルスの両方をサポートすることができます。
「月に一度、ベテラン助産師からスーパービジョンを受ける機会があり、それが私の大きな支えになっています。専門的な視点からのアドバイスだけでなく、感情面でのサポートも得られます」(助産師歴3年・Xさん)
カウンセリングや心理的サポートの利用
必要に応じて、職場のメンタルヘルスサービスやカウンセリングを利用することも重要です。専門家のサポートを受けることで、早期にストレスや燃え尽き症候群に対処することができます。
「一時期、仕事のストレスで眠れないことが続いたので、職場のカウンセリングサービスを利用しました。プロに話を聞いてもらうことで、新たな視点や対処法を得ることができました」(助産師歴6年・Yさん)
ピアサポートグループへの参加
同じ経験を持つ助産師同士のサポートグループに参加することで、共感と理解が得られ、孤立感を減らすことができます。
「地域の助産師会が開催するピアサポートグループに参加していますが、同じ悩みを持つ仲間と話すことで、『自分だけではない』と感じられ、心が軽くなります」(助産師歴7年・Zさん)
レジリエンス(回復力)を高める方法
ポジティブ心理学の実践
感謝の気持ちを意識的に持つこと(感謝日記など)や、小さな成功体験を認識・記録することで、ポジティブな心の状態を作り出すことができます。
「毎日寝る前に、その日あった良かったことを3つ書き出す習慣をつけています。辛い日でも必ず何か良いことがあり、それを意識することで心のバランスを保っています」(助産師歴11年・AAさん)
人生の優先順位の明確化
自分にとって何が大切かを明確にし、それに基づいて時間とエネルギーを配分することで、バランスの取れた生活を維持できます。
「助産師としてのキャリアと家庭のバランスを取るために、定期的に自分の優先順位を見直しています。全てを完璧にこなそうとするのではなく、その時々で大切なことに集中するようにしています」(助産師歴15年・BBさん)
成長マインドセットの育成
困難な状況を学びの機会として捉え、常に成長し続ける姿勢を持つことで、逆境に強い心を育てることができます。
「難しいケースや失敗も、全て自分を成長させてくれる経験だと捉えるようにしています。『これで何を学んだか』と自問することで、前向きな気持ちを維持できています」(助産師歴9年・CCさん)
助産師としてのスキルアップとキャリア形成

助産師として長く活躍するためには、計画的なスキルアップとキャリア形成が重要です。
ここでは具体的な方法を紹介します。
効果的な学習と専門性の向上
継続教育プログラムの活用
助産師会や医療機関が提供する継続教育プログラムを積極的に活用することで、体系的にスキルアップすることができます。
「日本助産師会の研修プログラムには積極的に参加しています。体系的に学べるだけでなく、全国の助産師とのネットワークも広がります」(助産師歴12年・DDさん)
専門分野の確立
母乳育児支援、ハイリスク妊産婦ケア、不妊カウンセリングなど、特定の分野での専門性を高めることで、キャリアの幅を広げることができます。
「私は周産期のメンタルヘルスに特に関心があり、その分野の認定資格を取得しました。専門性を持つことで、チーム内での役割も明確になりました」(助産師歴10年・EEさん)
最新の研究成果と実践の統合
学術論文や研究成果に常にアンテナを張り、エビデンスに基づいた実践を心がけることで、専門性の質を高めることができます。
「月に一度は専門ジャーナルをチェックする時間を作り、最新のエビデンスを実践に取り入れるよう心がけています。エビデンスに基づいたケアを提供することで、自信を持って仕事ができています」(助産師歴8年・FFさん)
キャリアパスの選択と開拓
病院内でのキャリアアップ
病院勤務の中でリーダーシップポジションを目指す、専門外来を担当するなど、組織内でのキャリアアップの道もあります。
「最初は分娩介助中心でしたが、今は母乳外来も担当し、後輩の指導も行っています。組織内で少しずつ役割を広げていくことで、やりがいを持続させることができています」(助産師歴14年・GGさん)
助産院や開業の道
経験を積んだ後、助産院での勤務や開業という選択肢もあります。より自律的な実践が可能になる一方で、経営的な視点も必要になります。
「病院で10年経験を積んだ後、助産院を開業しました。自分の理想とする出産ケアを提供できる喜びがある一方で、経営面での学びも多いです」(助産師歴18年・HHさん)
教育・研究分野への展開
助産師学校の教員や研究者として、次世代の助産師育成や知識の発展に貢献するキャリアパスも考えられます。
「臨床経験を活かして大学院に進学し、現在は助産師学校で教鞭を取っています。臨床と教育の両方に関われることがやりがいです」(助産師歴20年・IIさん)
ワークライフバランスとキャリア継続の戦略
柔軟な働き方の模索
ライフステージに合わせて、フルタイム、パートタイム、非常勤など働き方を調整することで、長期的なキャリア継続が可能になります。
「出産後は一時パートタイムに切り替え、子育てとの両立を図りました。完全に離職せず繋がりを保つことで、フルタイム復帰もスムーズでした」(助産師歴16年・JJさん)
多様な職場や役割の経験
病院、診療所、助産院、地域保健など、様々な場での経験を積むことで、環境の変化に対応できる柔軟性と幅広い視野を獲得できます。
「病院、診療所、そして現在は地域の母子保健に携わっています。様々な場で働く経験が、助産師としての視野を広げてくれました」(助産師歴22年・KKさん)
ネットワークの構築と維持
同期や先輩・後輩との繋がりを大切にし、助産師会などの専門職団体に所属することで、情報共有や相互サポートの基盤を作ることができます。
「助産師会の活動に積極的に参加し、様々な場で働く助産師とのネットワークを維持しています。このネットワークが、キャリアの選択肢を広げてくれました」(助産師歴13年・LLさん)
サポート体制の構築と活用法

助産師が直面する困難に一人で立ち向かうのではなく、様々なサポート体制を活用することが重要です。
ここでは具体的な活用法を紹介します。
職場内でのサポート体制
メンター制度の活用
経験豊かな先輩助産師をメンターとして持つことで、技術的な指導だけでなく、精神的なサポートも得られます。
「新人の頃に恵まれたメンターの存在が、私の助産師としての基盤を作ってくれました。今度は私がメンターとなって、後輩をサポートしています」(助産師歴17年・MMさん)
チーム内での定期的な振り返りとサポート
ケースカンファレンスや定期的なチームミーティングを通じて、困難なケースの共有や相互サポートの機会を作ることが重要です。
「週に一度のカンファレンスでは、難しいケースについて率直に話し合い、チーム全体で学びを共有しています。この場がなければ、一人で抱え込んでしまうことも多いと思います」(助産師歴6年・NNさん)
スタッフのメンタルヘルスを重視する組織文化
スタッフのメンタルヘルスを大切にする組織文化を育てることも重要です。ストレスや疲労のサインを見逃さず、必要に応じてサポートを提供する環境づくりが求められます。
「私の職場では、『大丈夫』と言い続ける人ほど気にかけるという暗黙のルールがあります。互いに気遣い、必要なら業務調整を申し出る文化があるからこそ、長く働き続けられると感じています」(助産師歴9年・OOさん)
外部リソースとネットワークの活用
専門職団体の活用
日本助産師会などの専門職団体に所属することで、継続教育、最新情報、同業者とのネットワーキングの機会を得ることができます。
「助産師会のメンバーになったことで、孤立感が減りました。地域の助産師との繋がりができ、いつでも相談できる仲間ができたことが大きな支えです」(助産師歴5年・PPさん)
地域の助産師ネットワークの構築
地域内の助産師同士のネットワークを構築し、情報共有や相互サポートを行うことで、職場を超えたサポート体制を作ることができます。
「地域の助産師たちと月に一度の勉強会を開催しています。病院、診療所、助産院など様々な場で働く助産師が集まることで、多角的な視点が得られます」(助産師歴11年・QQさん)
オンラインコミュニティの活用
SNSやオンライン掲示板など、インターネットを通じた助産師同士の繋がりも、特に地方や小規模施設で働く助産師にとって貴重なサポート源となります。
「地方の小さな病院で一人助産師として働いていた時期は、オンラインの助産師コミュニティが心の支えでした。いつでも相談できる場があることで、孤独感が和らぎました」(助産師歴8年・RRさん)
自己アドボカシーとバウンダリー設定
適切な業務量と責任範囲の交渉
過剰な業務負担やストレスを感じる場合は、上司や管理者と適切に交渉する勇気を持つことも重要です。自分の限界を認識し、必要に応じて業務調整を依頼しましょう。
「以前は『頑張るべき』と無理をしていましたが、今は自分の限界を認め、必要なら『今日はこれ以上難しい』と正直に伝えられるようになりました。それが結果的に安全なケアにつながると気づいたからです」(助産師歴10年・SSさん)
プロフェッショナルとしてのバウンダリー(境界線)設定
仕事とプライベートの境界線を明確に設定し、オフの時間には完全に仕事から離れる習慣をつけることで、長期的な燃え尽きを防ぐことができます。
「勤務時間外の連絡には原則応答しないというルールを自分で設けています。休息の時間を確保することが、次の勤務で良いケアを提供するためには不可欠だと考えています」(助産師歴13年・TTさん)
自己成長と回復のための時間確保
自己成長や回復のための時間を意識的に確保することの重要性を認識し、必要に応じて休暇を取る勇気も持ちましょう。
「年に一度は長めの休暇を取り、リフレッシュする時間を意識的に作っています。それが私自身のサステナビリティにつながっていると実感しています」(助産師歴15年・UUさん)
実際の困難克服事例:先輩助産師の経験から

実際に困難を乗り越えてきた助産師たちの具体的な経験から、学びを得ていきましょう。
事例1:新人時代の技術的不安の克服
VVさんは新人助産師時代、分娩介助の技術に自信が持てず、毎日不安を抱えていました。特に会陰保護の技術に苦手意識があり、夜も眠れないほど悩んでいたといいます。
「毎回の分娩で『今日こそうまくいく』と思っても、なかなか思い通りにいかず、自分は助産師に向いていないのではないかと深く悩みました。特に夜勤で一人で担当することになった時の不安は言葉では表せないほどでした」
取り組みと転機
VVさんが行った具体的な取り組みは以下の通りです。
- 解剖学の基礎からの見直し:会陰の構造や骨盤の形状など、基礎知識を徹底的に復習しました。
- モデルを使った反復練習:勤務の合間に分娩モデルを使って、何度も会陰保護の手技を練習しました。
- 先輩への積極的な質問:成功している先輩の技を細かく観察し、具体的にどこに注目し、どう力を入れているのかを質問しました。
- 映像記録での自己分析:施設の許可を得て、自分の介助場面を録画し、先輩と一緒に振り返りました。
- メンターの確保:特に技術の高い先輩に個人的に指導を依頼し、マンツーマンで学ぶ機会を作りました。
「転機となったのは、ある先輩が『技術は一朝一夕には身につかない。それを受け入れた上で、一例一例から学び続けることが大切』と言ってくれたことでした。完璧を求めるのではなく、少しずつ成長していくことを受け入れられた時、心が軽くなりました」
現在の状況と学び
現在、VVさんは助産師として7年目を迎え、後輩の指導も担当しています。この経験から得た学びは以下の通りです。
「今では分娩介助は私の得意分野となりました。あの時の苦労があったからこそ、基礎をしっかり理解し、丁寧な技術を身につけることができたと思います。また、今新人を指導する立場になって、同じ悩みを抱える後輩には『完璧を求めず、一例ごとに学んでいこう』と伝えています。技術的な指導だけでなく、心理的なサポートの重要性も身をもって理解できました」
事例2:バーンアウトからの回復
WWさんは助産師として5年目、ハイリスク分娩が多い総合病院で働いていた時、重度のバーンアウトを経験しました。連続した困難なケースと長時間勤務、そして職場の人間関係のストレスが重なり、身体的・精神的に限界を迎えたといいます。
「朝起きるのが辛く、涙が止まらない日々が続きました。仕事に行くことが恐怖になり、患者さんに接する時も心ここにあらずの状態。自分でも『これはいけない』とわかっていましたが、抜け出せませんでした」
取り組みと転機
WWさんが行った具体的な取り組みは以下の通りです。
- 専門家への相談:産業医とカウンセラーに相談し、一時的な休職を勧められました。
- 物理的な距離を置く:2ヶ月間の休職を取り、心身を休めました。
- 自己理解の深化:休職中、自分の価値観や働き方、ストレスの原因について深く考える時間を持ちました。
- 生活習慣の見直し:睡眠、食事、運動など基本的な生活習慣を整えることに集中しました。
- サポート体制の構築:家族や信頼できる友人に状況を打ち明け、サポートを求めました。
- 職場環境の変更:復職後は、部署異動を申し出て、一時的に外来部門で働くことになりました。
「転機となったのは、休職中に参加した助産師のリトリートでした。同じような経験をした先輩助産師から『バーンアウトは弱さではなく、むしろ真摯に仕事に向き合ってきた証』と言われたことで、自分を責める気持ちが和らぎました」
現在の状況と学び
現在、WWさんは異なる病院で働き、ワークライフバランスを重視した働き方を実践しています。この経験から得た学びは以下の通りです。
「今では自分の限界を知り、それを尊重することの大切さを理解しています。完璧を求めず、『今できる最善』を心がけ、定期的にセルフケアの時間を確保しています。また、困難なケースを一人で抱え込まず、チームで共有する習慣もつけました。バーンアウトの経験は辛いものでしたが、自分自身と向き合い、本当に大切なものに気づくきっかけになりました。今ではその経験を活かし、同僚のメンタルヘルスにも気を配れるようになりました」
事例3:仕事と育児の両立
XXさんは二人の子どもを持つ助産師で、出産後の職場復帰と育児との両立に大きな困難を感じていました。特に夜勤のある勤務形態と、急な呼び出しなどの不規則性が、子育てとの両立を難しくしていました。
「復帰した当初は、子どもが熱を出すたびに仕事を休まなければならず、同僚に迷惑をかけている罪悪感と、子どもに十分な時間を使えない母親としての罪悪感の板挟みで苦しみました。特に夜勤の翌日、疲れた状態で子どもと向き合う時の自分の短気さに自己嫌悪を感じることもありました」
取り組みと転機
XXさんが行った具体的な取り組みは以下の通りです。
- 勤務形態の交渉:看護部長と相談し、一時的に夜勤免除の働き方に変更しました。
- サポートネットワークの構築:同じ職場の母親同士で助け合いのネットワークを作り、急な子どもの体調不良時にシフトを交代できる関係を築きました。
- 家族との協力体制の強化:パートナーや両親と具体的な役割分担を行い、特に夜勤時のサポート体制を整えました。
- 効率的な家事の工夫:時短家電の活用や週末の作り置き、ミールキットの利用など、家事の効率化を図りました。
- 質の高い親子時間の確保:短い時間でも質の高い親子の時間を作るよう意識しました。
「転機となったのは、先輩ママ助産師から『完璧な母親も完璧な助産師もいない。それぞれの場面で今できる最善を尽くせばいい』とアドバイスを受けたことでした。また、子どもが少し大きくなり、『ママのお仕事は赤ちゃんを産むお手伝いなんだよね、すごいね』と言ってくれた時は、両立の苦労が報われた気がしました」
現在の状況と学び
現在、XXさんは子どもの成長に合わせて勤務形態を調整しながら、助産師として働き続けています。この経験から得た学びは以下の通りです。
「今では仕事と育児、どちらも100点を目指すのではなく、全体としてバランスを取ることの大切さを理解しています。また、子育ての経験が助産師としてのケアにも深みを与えてくれました。妊産婦さんの気持ちや育児の大変さをより深く共感できるようになり、実際的なアドバイスも提供できるようになりました。キャリアに一時的な変化があっても、長い目で見れば、それも貴重な経験の一部だと捉えられるようになりました」
助産師として長く働き続けるためのキャリア戦略

助産師という専門職を長く続けていくためには、戦略的なキャリア計画が重要です。
ここでは具体的な戦略を紹介します。
ライフステージに合わせた働き方の選択
出産・育児期の働き方
子育て期には、時短勤務、夜勤の調整、一時的な部署異動など、ライフステージに合わせた柔軟な働き方を選択することが重要です。
「出産後は外来部門に異動し、子どもが小学校に上がるまでは日勤のみの勤務にしてもらいました。キャリアの一時的な停滞よりも、長く働き続けることを優先しました」(助産師歴18年・YYさん)
中堅期のスキルアップと専門性の確立
子育てが一段落したら、改めてスキルアップや専門性の確立を目指すことで、キャリアの発展を図ることができます。
「子どもが小学校高学年になった頃、思い切って助産師の専門資格取得にチャレンジしました。一時期は勉強と仕事の両立で大変でしたが、専門性を高めることでその後のキャリアの幅が大きく広がりました」(助産師歴20年・ZZさん)
ベテラン期の知識・経験の伝承
経験を積んだベテラン期には、若手の育成や組織の中核としての役割、あるいは開業や教育機関での活動など、知識と経験を伝承する役割も視野に入れることができます。
「50代になり、体力的に分娩介助中心の業務は少し負担に感じるようになりましたが、今は教育担当として後輩の指導に力を入れています。自分の経験を次世代に伝えることにやりがいを感じています」(助産師歴25年・AAAさん)
多様なキャリアパスの模索
臨床以外の選択肢
臨床現場以外にも、教育、研究、行政、国際協力など、助産師の知識と経験を活かせる分野は多岐にわたります。自分の適性や興味に合わせた多様なキャリアパスを模索することも重要です。
「15年の臨床経験を経て、現在は助産師学校の教員をしています。臨床で得た実践知を次世代に伝える役割にやりがいを感じています」(助産師歴23年・BBBさん)
複数の活動領域の組み合わせ
病院勤務をベースにしながら、非常勤で助産師学校の実習指導や、地域での母親学級の開催など、複数の活動を組み合わせることで、多面的な成長とやりがいを得ることもできます。
「病院での勤務に加えて、月に数回、地域の子育て支援センターで相談業務を担当しています。異なる場での活動が、相互に刺激となり、モチベーション維持につながっています」(助産師歴14年・CCCさん)
グローバルな視野での活動
国際協力やグローバルヘルスの分野で活動することも、助産師のキャリアとして考えられます。特に途上国での母子保健の向上に貢献する活動は、大きなやりがいを見出せる選択肢です。
「JICAの母子保健プロジェクトに参加し、アジアの途上国で2年間活動した経験は、助産師としての視野を大きく広げてくれました。帰国後も国際的な視点を持って活動しています」(助産師歴16年・DDDさん)
継続的な学びとネットワークの維持
最新知識とスキルの更新
医療技術や知識は常に進化しているため、定期的な研修参加や文献学習を通じて、最新知識を更新し続けることが重要です。
「年間の研修計画を立て、必ず参加する研修と読む文献を決めています。特に産科医療の進歩は早いので、常にアップデートを心がけています」(助産師歴12年・EEEさん)
異なる世代や背景の助産師とのネットワーク構築
ベテラン、中堅、若手など異なる世代の助産師や、様々な背景や経験を持つ助産師とのネットワークを構築することで、多様な視点と知恵を得ることができます。
「助産師会の活動を通じて、様々な世代、様々な職場の助産師と交流しています。世代を超えた対話から得られる気づきは大きく、自分のキャリアを考える上でも参考になります」(助産師歴9年・FFFさん)
国内外の動向への関心
助産師を取り巻く制度や社会状況、国際的な動向にも関心を持ち、広い視野で自分の役割や可能性を考えることが、長期的なキャリア形成には重要です。
「助産師の国際会議に参加したことで、世界の助産師が直面している課題や活動の可能性について学びました。国際的な視点を持つことで、自分の活動の意義を再確認できました」(助産師歴17年・GGGさん)
看護師さんからのQ&A「おしえてカンゴさん!」

このセクションでは、助産師の仕事の難しさや対処法に関する一般的な質問に、経験豊富な「カンゴさん」がお答えします。
Q1:助産師の仕事で最も難しい点は何ですか?
A:助産師の仕事で最も難しいのは、母親と赤ちゃん、二つの命に関わる責任の重さと不規則な勤務形態の両立だと感じています。
特に出産は予測不可能な面があり、常に最善の判断を求められる緊張感がある中で、夜勤や長時間勤務など身体的な負担も大きいという点が挙げられます。また、医学的な知識とケアの両方が求められる専門性の高さも、難しさの一つですね。
Q2:助産師を辞めたいと思ったことはありますか?その時どう乗り越えましたか?
A:正直に言うと、何度か辞めたいと思ったことはあります。特に新人時代の技術的な不安や、難しいケースが続いた時のメンタルの落ち込み、夜勤による疲労感が重なった時などですね。
乗り越えるためには、まず自分の気持ちを信頼できる人に話すことが大切でした。先輩や同僚、時には専門家に相談することで、客観的な視点を得られました。また、一時的に距離を置くことも効果的でした。
短期休暇を取ったり、部署異動を検討したりすることで、心にゆとりが生まれ、冷静に状況を見つめ直すことができました。そして何より、「なぜ助産師になったのか」という初心に立ち返り、やりがいを再確認することが、モチベーション回復につながりました。
Q3:助産師として必要なスキルを効率よく身につけるコツはありますか?
A:助産師のスキルを効率よく身につけるコツはいくつかあります。まず、「見て学ぶ」姿勢を大切にすることです。先輩の分娩介助をただ見るだけでなく、「なぜその判断をしたのか」「どこに注目しているのか」を意識的に観察し、積極的に質問することが大切です。
次に、振り返りの習慣をつけること。一例ごとに「良かった点」「改善点」を簡単にでも記録し、次に活かす意識を持ちましょう。また、基礎知識をしっかり固めることも重要です。解剖学や生理学など基礎に立ち返ることで、実践での理解が深まります。そして、シミュレーション練習も効果的です。可能であれば、モデルを使った練習や、シナリオベースのトレーニングに参加してみてください。
最後に、メンターを見つけることです。相性の良い先輩に積極的に指導を仰ぎ、継続的なフィードバックをもらうことで、成長が加速します。
Q4:助産師のストレスマネジメントで効果的な方法を教えてください
A:助産師のストレスマネジメントには、まず「仕事と私生活の境界線を明確にする」ことが大切です。オフの日はできるだけ仕事のことを考えない時間を意識的に作りましょう。次に、体を動かすことも効果的です。
ウォーキング、ヨガ、水泳など自分に合った運動を定期的に行うことで、心身のバランスが整います。また、マインドフルネスや深呼吸などのリラクゼーション技法も日常に取り入れると良いでしょう。辛い出来事があった時は、信頼できる同僚や友人に話すこと、時にはカウンセリングなどの専門的サポートを利用することも重要です。
そして意外と見落としがちなのが、「小さな成功や喜びを認識する習慣」です。日々の業務の中で、うまくいったことや感謝されたことをメモしたり、振り返ったりする時間を持つことで、モチベーションの維持とストレス軽減につながります。
Q5:助産師として働きながら、妊娠・出産・育児を経験した方はどのように両立していますか?
A:助産師として働きながらの妊娠・出産・育児は確かに挑戦ですが、多くの先輩方が両立されています。まず勤務形態の調整が重要です。妊娠中は必要に応じて夜勤免除を申請したり、立ち仕事の多い分娩室から一時的に外来や産褥ケアにシフトするなど、体調に合わせた調整を相談しましょう。
出産後は、時短勤務や日勤のみの勤務など、子どもの年齢や保育状況に合わせた働き方を選択することがポイントです。また、職場内外のサポートネットワークの構築も欠かせません。同じように子育てしながら働く同僚との助け合いや、家族・パートナーとの役割分担の明確化、そして地域の子育て支援サービスの活用なども検討しましょう。
そして何より大切なのは、「完璧を求めない」こと。仕事も育児も100点を目指すのではなく、全体としてのバランスを大切にする視点が、長く続けるコツだと言えますね。
まとめ
助産師という職業は、新しい命の誕生を支える喜びがある一方で、重い責任や不規則な勤務形態、高度な専門知識の習得など、さまざまな困難を伴います。しかし、現役助産師たちの経験から学ぶ対処法があります。責任の重圧に対しては知識を積み重ね、チームで情報共有することが大切です。
また効果的なメンタルケアや柔軟なキャリア戦略、サポート体制の構築も、長く働き続けるための鍵となります。完璧を求めるのではなく、一つひとつの経験から学び続ける姿勢が、助産師として成長し、やりがいを持って働き続けるために重要です。
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