アドバンス助産師は日本助産評価機構が認定する上級助産師資格(CLoCMiP® レベル III)。2026 年時点で約 1 万人が認定され、施設によっては給与 +2-5 万円 / 月や管理職登用要件として扱われます。本記事では取得ロードマップを整理します。
アドバンス助産師の基本情報
| 項目 | 内容 |
| 認定団体 | 一般財団法人 日本助産評価機構 |
| 正式名称 | CLoCMiP® レベル III 認定助産師 |
| 認定人数(2025 年) | 約 10,000 人 |
| 有効期限 | 5 年(更新あり) |
| 認定費用 | 10,000 円(審査料・認定料) |
取得要件 5 項目
- 助産師免許取得後 5 年以上の実務経験(妊娠期から産褥期までの継続ケア経験)
- 分娩介助 100 例以上(継続事例 20 例を含む)
- 必須研修の履修:基礎研修 + 倫理研修 + 安全研修
- ポートフォリオ提出:事例記録・自己評価
- OSCE(客観的臨床能力試験)合格:5 課題
取得ロードマップ(5 年計画)
1-2 年目:基礎固め
- 分娩介助の経験蓄積(目標 30 例)
- 病棟の基礎研修・新人プログラム修了
- 継続事例の担当を意識し始める
3 年目:継続事例の実践
- 分娩介助 50 例到達
- 継続事例 5-10 例を担当(妊娠 → 分娩 → 産褥まで一貫ケア)
- 助産師会の基礎研修受講
4 年目:研修集中
- 分娩介助 80 例
- 倫理研修・安全研修を年内に終了
- OSCE 模擬試験受験
5 年目:審査申請
- 分娩介助 100 例達成(継続 20 例含む)
- ポートフォリオ作成(6 ヶ月かける)
- OSCE 本試験受験
- 認定審査申請
OSCE の 5 課題(2026 年)
- 妊婦健診・保健指導
- 分娩期の観察・判断
- 分娩介助技術
- 褥婦 / 新生児のケア
- 異常時の対応(産科危機的出血・新生児蘇生)
認定取得後のメリット
- 給与加算:施設により月 2-5 万円、年収 +24-60 万円
- キャリアアップ:主任・師長の要件になる病院が増加
- 職場選択肢拡大:周産期母子医療センターや大学病院の優遇採用
- 教育役割:後輩指導・実習指導者
- 開業助産院の運営資格として有利
更新要件(5 年毎)
- □ 更新時までに研修 30 単位取得
- □ 分娩介助 50 例以上(更新期間内)
- □ 事例報告書の提出
- □ 更新料 5,000 円
取得のコツ
- 1 年目から「継続事例ノート」を記録
- 分娩介助は月間目標を設定して追跡
- 研修は早めに履修(直前集中は避ける)
- 同期・先輩と OSCE 対策勉強会
- ポートフォリオは 6 ヶ月前から準備開始
FAQ
Q1: 実務経験 5 年未満では受験できない?
A. 助産師免許取得後の実務経験 5 年が絶対条件。短縮ルートはありません。
Q2: 病棟勤務のみでも 100 例達成できる?
A. 年間 20-30 例(月 2-3 例)ペースで十分達成可能。NICU のみ配属だと分娩介助が少ないので異動希望を出すと良い。
Q3: OSCE の合格率は?
A. 約 85-90%。準備をしっかり行えば合格可能な水準です。
まとめ
- 日本助産評価機構が認定する上級助産師資格
- 5 年実務 + 分娩 100 例 + 研修 + OSCE 合格
- 認定費 1 万円、更新 5 年毎
- 給与 +月 2-5 万円、キャリアアップに直結


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