
実習中に「何かおかしい」と感じる状況は、多くの看護学生が経験するものです。
指導者との関係、技術の習得、患者さんとのコミュニケーションなど、様々な場面で戸惑いやストレスを感じることがあります。
この記事では、そんな状況を冷静に分析し、効果的に対処するための具体的な方法をお伝えします。
この記事を読んでほしい人
- 実習中に違和感や困難を感じている看護学生の方
- 指導者との関係に悩みを抱えている方
- 実習のストレスで体調を崩しそうな方
- より効果的な実習方法を探している方
- 実習中の問題を解決したい方
この記事で分かること
- 実習中の違和感を客観的に分析する方法
- 効果的なストレス管理の具体的テクニック
- 指導者や同期との円滑なコミュニケーション方法
- 具体的な問題解決のステップとプロセス
- 活用できる支援システムの詳細
実習中の「おかしい」状況を見極める

実習中に感じる違和感や困難は、誰もが経験する重要なサインです。これらの感覚を漠然と抱えているだけでは状況は改善されません。
まずは自分が感じている「おかしい」という感覚を具体的に言語化し、整理していくことから始めましょう。
状況分析の基本アプローチ
実習での違和感を分析する際は、まず状況を客観的に見つめ直すことが重要です。その日の出来事や感情を実習記録とは別にジャーナルとして記録してみましょう。
日時、場所、状況、感じた感情を具体的に書き出すことで、パターンが見えてきます。
時系列での整理方法
朝の申し送りから始まり、日々の業務の流れに沿って違和感を感じた場面を時系列で整理していきます。
たとえば、「午前中の検温時に患者さんとのコミュニケーションがうまくいかなかった」「昼休憩後のカンファレンスで意見が言えなかった」といった具合に、具体的な時間と状況を結びつけて記録します。
感情の強さのスケール化
違和感や不安、ストレスの強さを10段階で数値化してみましょう。1を「ほとんど気にならない」、10を「非常に強い違和感がある」として評価します。
数値化することで、自分の感情の変化や状況の深刻度を客観的に把握できます。
よくある問題パターンとその特徴
看護実習中によく見られる問題には、いくつかの典型的なパターンがあります。これらを理解することで、自分が直面している状況をより正確に把握できます。
技術習得に関する困難
基本的な看護技術の実践において、教科書やシミュレーションで学んだ通りにいかないことがあります。特に、患者さんの状態に合わせた臨機応変な対応が求められる場面では、戸惑いを感じやすいものです。
コミュニケーションの課題
患者さんとの関係構築や指導者とのやり取りにおいて、意思疎通がスムーズにいかないと感じることがあります。特に、専門用語の使用や報告の仕方について不安を抱えることが多いようです。
具体的な分析ステップ
状況を適切に分析するためには、段階的なアプローチが効果的です。以下のステップに従って、問題の本質を明らかにしていきましょう。
STEP1:状況の記述
まずは、違和感を感じた状況を具体的に書き出します。その際、客観的な事実と主観的な感情を分けて記録することが重要です。
STEP2:原因の特定
違和感の原因として考えられる要因を複数の視点から検討します。自分の技術や知識の不足、コミュニケーションの問題、環境要因など、様々な角度から分析を行います。
STEP3:影響の評価
その状況が実習全体に与える影響について評価します。学習目標の達成度、モチベーション、心身の健康状態などへの影響を具体的に検討していきます。
分析結果の活用方法
状況分析で得られた情報を、問題解決に向けてどのように活用するかが重要です。
改善計画の立案
分析結果に基づいて、具体的な改善計画を立てます。短期的な目標と長期的な目標を設定し、実行可能なステップに分解していきます。
支援リソースの特定
問題解決に活用できる支援リソースを明確にします。指導者、同期、先輩、実習指導教員など、状況に応じて適切なサポートを受けられる人を確認します。
効果的なストレス管理術

看護実習中のストレスは避けられないものですが、適切な管理方法を知ることで軽減することができます。
ここでは、実習特有のストレスとその対処法について、実践的な方法をご紹介します。
実習特有のストレス要因を理解する
看護実習では、学内演習とは異なる緊張感や責任が伴います。患者さんの命と向き合う現場での実習は、精神的にも身体的にも大きな負担がかかります。
これらのストレスを理解し、向き合うことが管理の第一歩となります。
身体的ストレスの特徴
早朝からの実習開始による睡眠リズムの変化や、立ち仕事による疲労の蓄積は代表的な身体的ストレスです。また、感染予防のための緊張感や、記録作成による目の疲れなども重要な要因となります。
精神的ストレスの要素
患者さんへの対応や指導者からの評価への不安、知識・技術不足による自信の揺らぎなど、様々な心理的プレッシャーが存在します。これらは学習意欲や実習態度にも影響を与える可能性があります。
効果的なストレス対処法
計画的な休息の確保
実習中は十分な休息をとることが重要です。休憩時間を確実に確保し、深呼吸やストレッチなどのリフレッシュ方法を取り入れましょう。また、実習後の休息時間の使い方も工夫が必要です。
健康管理の基本
質の良い睡眠の確保、バランスの取れた食事、適度な運動を心がけましょう。特に実習期間中は免疫力の維持が重要となります。
タイムマネジメントの実践
優先順位の設定
実習記録の作成や予習・復習、生活時間の確保など、限られた時間を効率的に使うための優先順位付けが必要です。重要度と緊急度を考慮した時間配分を行いましょう。
効率的な学習方法
実習中の学習は、細切れの時間を有効活用することが鍵となります。通学時間や休憩時間を使った効率的な学習方法を身につけることで、ストレスを軽減できます。
メンタルヘルスケアの実践
セルフケアの方法
ストレス解消法は人それぞれです。音楽を聴く、軽い運動をする、好きな趣味の時間を持つなど、自分に合ったリラックス方法を見つけることが大切です。
ストレスサインの早期発見
不眠、食欲不振、頭痛などの身体症状や、意欲の低下、イライラ感などの精神症状は、ストレスのサインかもしれません。早期に気づき、対処することが重要です。
支援ネットワークの活用
仲間との情報共有
同じ実習グループのメンバーとの情報交換は、ストレス軽減に効果的です。共通の悩みや課題について話し合うことで、新たな解決策が見つかることもあります。
専門家への相談
必要に応じて、実習指導者や教員、学校のカウンセラーなどの専門家に相談することも検討しましょう。一人で抱え込まず、適切なサポートを受けることが重要です。
指導者との関係構築

実習指導者との良好な関係は、充実した実習体験の鍵となります。ここでは効果的なコミュニケーション方法と、建設的な関係を築くためのポイントについてお伝えします。
コミュニケーション改善の基本姿勢
実習指導者とのコミュニケーションでは、専門職としての適切な距離感と敬意を持ちつつ、積極的に学ぶ姿勢を示すことが重要です。
報告・連絡・相談の技術
指導者への報告は具体的かつ簡潔に行います。SBAR(Situation、Background、Assessment、Recommendation)の形式を意識し、必要な情報を漏れなく伝えることを心がけましょう。
質問力の向上
効果的な質問は学びを深める重要なスキルです。「はい」「いいえ」で答えられる質問ではなく、「なぜ」「どのように」という open-ended な質問を心がけましょう。
指導を受ける際のポイント
フィードバックの受け方
指導者からのフィードバックは、改善のための貴重な機会です。指摘された内容をメモに取り、具体的な改善策を考えることで、次につながる学びとなります。
学習目標の共有
実習での個人目標を指導者と共有することで、より的確な指導を受けることができます。日々の目標と達成状況を伝え、必要なサポートを求めましょう。
困難な状況への対処
コミュニケーションギャップの解消
指導内容が理解できない場合や、指示が不明確な場合は、その場で確認することが重要です。「申し訳ありませんが、もう一度ご説明いただけますでしょうか」といった丁寧な確認の仕方を身につけましょう。
ストレス状況での対応
指導が厳しく感じる場合でも、感情的にならず、専門職として冷静な対応を心がけます。必要に応じて実習指導教員に相談することも検討しましょう。
信頼関係の構築
積極的な姿勢の示し方
実習に取り組む真摯な姿勢を示すことで、指導者との信頼関係が深まります。事前学習の徹底や、積極的な質問姿勢が重要です。
専門職としての成長
指導者からの指摘を真摯に受け止め、改善に向けて具体的な行動を起こすことで、専門職としての成長が実感できます。
効果的なフィードバックの活用
振り返りの重要性
日々の実習を振り返り、指導者からのフィードバックを整理することで、学びを深めることができます。具体的な改善点と成功体験を記録しましょう。
次への活用方法
受けた指導を次の実習にどのように活かすか、具体的な行動計画を立てることが重要です。課題と改善策を明確にし、実践につなげていきましょう。
同期・先輩との協力体制

実習を乗り越えるためには、同じ立場にある仲間との協力が不可欠です。ここでは効果的な情報共有の方法と、互いにサポートし合える関係づくりについてご説明します。
効果的な情報共有の方法
実習では個人で抱え込まず、グループメンバーと積極的に情報を共有することが重要です。それぞれの経験や気づきを共有することで、学びが深まります。
情報共有のタイミング
カンファレンスや休憩時間を活用し、定期的な情報交換の機会を設けましょう。日々の気づきや困りごとを共有することで、新たな視点が得られます。
共有すべき情報の選択
患者さんの個人情報に配慮しつつ、看護技術の工夫点や指導者からのアドバイスなど、互いの成長に役立つ情報を共有していきます。
相互支援の仕組みづくり
グループ学習の活用
実技練習やケーススタディの検討など、グループでの学習機会を積極的に設けましょう。互いの強みを活かし、弱点を補完し合える関係を築きます。
メンタルサポートの重要性
実習中の不安やストレスは、同じ立場の仲間だからこそ分かり合えることも多いものです。互いの気持ちに寄り添い、支え合える関係を作りましょう。
先輩からの学び
経験者の知恵を活用
実習を終えた先輩からのアドバイスは、実践的で具体的な内容が多く、とても参考になります。積極的に相談し、経験から学ぶ姿勢を持ちましょう。
効果的な質問の仕方
先輩に相談する際は、具体的な状況と自分なりの考えを整理してから質問すると、より有益なアドバイスを得られます。
オンラインコミュニティの活用
情報交換の場としての活用
SNSやオンラインツールを使って、時間や場所に縛られない情報交換が可能です。ただし、個人情報の取り扱いには十分注意が必要です。
学習リソースの共有
実習に役立つ資料や参考文献、学習教材などを共有することで、効率的な学習が可能になります。
協力体制の維持
モチベーションの維持
互いの目標や進捗を共有し、励まし合うことでモチベーションを保つことができます。小さな成功体験も共有し、前向きな雰囲気を作りましょう。
建設的な関係性の構築
競争意識を持ちすぎず、互いの成長を喜び合える関係性を築くことが大切です。それぞれの個性や学習スタイルを尊重し合いましょう。
実践的な学習グループの作り方
実習グループ内で効果的な学習環境を整えるには、それぞれの得意分野を活かした役割分担が重要です。
たとえば、解剖生理に詳しいメンバー、コミュニケーションが得意なメンバーなど、互いの強みを活かしましょう。
情報共有のルール作り
個人情報の取り扱いには細心の注意を払いながら、学びの共有を進めていきます。共有するべき情報と守秘義務の範囲を明確にし、安全な情報交換の場を作りましょう。
先輩との効果的な関係構築
メンター制度の活用
多くの学校では、先輩学生がメンターとして後輩をサポートする制度があります。定期的な相談や情報交換を通じて、実践的なアドバイスを得ることができます。
学習会の開催
定期的な学習会を開催し、先輩の経験から学ぶ機会を作りましょう。技術練習や事例検討など、具体的なテーマを設定することで、より実践的な学びが得られます。
グループダイナミクスの活用
相互フィードバック
実習での経験や気づきを共有する際は、建設的なフィードバックを心がけましょう。良かった点を認め合い、改善点は具体的な提案として伝えることで、互いの成長につながります。
モチベーション管理
実習の進度や目標達成度を共有し、互いの頑張りを認め合うことでモチベーションを高めることができます。困難な状況でも、グループ全体で支え合える関係を築きましょう。
オンラインツールの効果的活用
デジタル学習環境の整備
オンラインストレージやグループチャットツールを活用し、時間や場所に縛られない情報共有の仕組みを作ります。ただし、セキュリティには十分注意を払う必要があります。
遠隔学習の工夫
オンラインミーティングツールを使用した学習会や、動画共有による技術確認など、デジタルツールを活用した学習方法も検討しましょう。
ケーススタディ

実習中の課題解決には、具体的な事例から学ぶことが効果的です。
ここでは実際にあった問題とその解決プロセスを詳しく見ていきましょう。
ケース1:指導者とのコミュニケーション不全
状況説明
Aさん(20歳)は実習2週目、指導者からの指示が理解できず、何度も同じ質問を繰り返してしまい、指導者との関係が悪化していました。焦りから体調を崩し、実習継続に不安を感じていました。
解決プロセス
まず実習指導教員に現状を相談し、具体的な改善策を考えました。
指示を受ける際にはメモを取る、理解できない点は要約して確認する、という基本的なコミュニケーション方法を徹底したところ、少しずつ改善が見られました。
成功のポイント
指導内容のメモ作成、確認の習慣化、実習指導教員への早期相談が効果的でした。この経験を通じて、専門職としての報告・連絡・相談の重要性を学ぶことができました。
ケース2:記録に追われる日々
状況説明
Bさん(21歳)は毎日深夜まで記録に時間を取られ、睡眠不足と疲労が蓄積。実習中の集中力が低下し、ミスが増えていました。
解決プロセス
同期と記録の書き方を共有し、効率的な記録方法を学びました。
また、実習記録のテンプレートを作成し、基本情報の入力時間を短縮。さらに、記録時間を決めて締め切りを設定することで、時間管理を改善しました。
成功のポイント
時間管理の工夫、同期との情報共有、テンプレートの活用により、記録の質を保ちながら効率化を実現できました。
ケース3:患者さんとの関係構築
状況説明
Cさん(19歳)は、コミュニケーションが苦手で、患者さんとの会話が続かず、必要な情報収集ができていませんでした。
解決プロセス
指導者のコミュニケーション方法を観察し、開放的な質問の使い方を学びました。また、患者さんの趣味や関心事をカルテから事前に把握し、話題として活用。
さらに、非言語的コミュニケーションの重要性も理解し、実践していきました。
成功のポイント
事前準備の徹底、指導者からの学び、コミュニケーション技術の段階的な習得が、関係構築の改善につながりました。
ケース4:身体的・精神的疲労の蓄積
状況説明
Dさん(20歳)は実習3週目、毎日の記録作成と早朝からの実習で極度の疲労が蓄積。食欲不振と不眠に悩まされ、患者さんへの対応にも影響が出始めていました。
解決プロセス
まず実習指導教員に現状を報告し、生活リズムの見直しを行いました。記録は21時までに切り上げる、朝食を必ず摂取する、休憩時間に短時間の仮眠を取り入れるなど、具体的な改善策を実行。同時に、週末は十分な休息を確保することにしました。
成功のポイント
健康管理を優先課題として位置づけ、具体的な行動計画を立てたことが改善につながりました。また、同期との協力で記録の効率化も実現できました。
ケース5:予期せぬ急変対応
状況説明
Eさん(21歳)は受け持ち患者さんの急変に遭遇。パニックになり、proper な報告ができませんでした。この経験から急変時の対応に強い不安を感じるようになりました。
解決プロセス
指導者と共に急変時の対応手順を再確認。SBAR による報告方法を練習し、シミュレーション訓練も実施しました。また、病棟の急変対応マニュアルを詳しく学習し、心理的な準備も整えていきました。
成功のポイント
失敗経験を学びに変える姿勢と、具体的な改善行動が効果的でした。また、定期的なシミュレーション訓練により、自信を取り戻すことができました。
ケース6:チーム医療における役割理解
状況説明
Fさん(19歳)は多職種カンファレンスでの発言を求められ、緊張のあまり患者情報の報告が混乱。他職種からの質問にも適切に対応できず、自信を失ってしまいました。
解決プロセス
指導者と共に多職種連携における看護学生の役割を整理。報告すべき内容のテンプレートを作成し、事前準備を徹底しました。また、カンファレンス前に同期と練習を重ね、質問への対応も想定して準備しました。
成功のポイント
役割の明確化と十分な事前準備が、自信を持った行動につながりました。また、失敗を次への学びとして捉える姿勢が重要でした。
おしえてカンゴさん!Q&A

実習に関する皆さんからよくいただく質問について、経験豊富な看護師が答えます。
実践的なアドバイスを交えながら、具体的な解決策をご紹介します。
実習中の体調管理について
Q1:睡眠時間が確保できません
「記録に時間がかかり、毎日3時間程度しか眠れません。集中力が落ちてきて心配です」
A1:時間管理のアドバイス
記録は90分を目安に区切って作成することをお勧めします。また、通学時間を使って情報整理を行うなど、隙間時間の活用も効果的です。体調管理の面からも、最低6時間の睡眠確保を優先してください。
技術習得に関する不安
Q2:手技に自信が持てません
「基本的な手技でも緊張して手が震えてしまいます。失敗が怖くて前に進めません」
A2:スキル向上のステップ
まずは学内演習室で十分に練習を重ねましょう。指導者に見守りを依頼し、一つ一つの動作を確認しながら進めることで、確実な技術が身についていきます。
人間関係の悩み
Q3:指導者との関係に悩んでいます
「指導が厳しく、質問もしづらい雰囲気です。どのように接すればよいでしょうか」
A3:関係改善のヒント
まずは指導者の指導方針を理解するよう努めましょう。質問は事前に整理し、学習した上で具体的に行うことで、建設的な関係構築につながります。
メンタルヘルスケア
Q4:実習のストレスで眠れません
「失敗への不安や緊張で、夜も眠れません。どう対処すればよいでしょうか」
A4:ストレス管理の方法
リラックス法や軽い運動を取り入れ、就寝前の心身の緊張をほぐすことが大切です。必要に応じて実習指導教員や学校のカウンセラーにも相談してください。
学習方法の工夫
Q5:効率的な学習方法を知りたい
「予習、実習、記録、復習と、すべてをこなす時間が足りません」
A5:時間活用のコツ
優先順位をつけた学習計画を立てましょう。特に重要な項目を集中的に学習し、同期との情報共有も活用することで、効率的な学習が可能になります。
実習記録について
Q6:看護計画が上手く立てられません
「患者さんの情報を整理して看護計画を立てるのですが、アセスメントから計画立案までスムーズにできません」
A6:看護計画作成のコツ
情報を収集する際はゴードンの機能的健康パターンなどの枠組みを活用し、系統的に整理することをお勧めします。優先順位の高い看護問題から取り組み、具体的で実施可能な計画を立案していきましょう。
患者さんとの関係
Q7:認知症の患者さんとの関わり方
「認知症の患者さんとコミュニケーションを取る際、どのような点に気をつければよいですか」
A7:効果的なアプローチ方法
まずは患者さんのペースに合わせることが大切です。穏やかな口調で、ゆっくりと短い文章で話しかけましょう。非言語的コミュニケーションも重要で、表情や身振り手振りを意識的に活用します。
時間管理
Q8:カンファレンスの準備が間に合いません
「日々の実習に加えて、カンファレンスの準備まで手が回りません。効率的な準備方法を教えてください」
A8:効果的な準備方法
その日のうちにカンファレンスで取り上げたい内容をメモしておくことをお勧めします。実習中の気づきや疑問点を短時間でまとめ、資料作成は箇条書きを活用して簡潔にまとめましょう。必要に応じて同期と分担することも効果的です。
Q9:申し送りの要点がつかめません
「朝の申し送り時、重要な情報を聞き逃してしまいます。メモを取るのが追いつかず、困っています」
A9:効果的な情報収集法
申し送りの前に、担当患者さんのカルテで前日の状態を確認しておくことをお勧めします。SOAPの形式を意識してメモを取り、特に変化のあった項目や注意点を重点的に記録しましょう。
不明な点は、申し送り後に確認することも大切です。
チーム内での立ち位置
Q10:他職種との関わり方
「理学療法士やソーシャルワーカーなど、他職種の方々との関わり方に戸惑います。どのように接すればよいでしょうか」
A10:多職種連携のポイント
まずは各職種の役割を理解することから始めましょう。患者さんに関する情報や気づきを共有する際は、看護学生の立場を明確にした上で、簡潔に伝えることが重要です。
分からないことは素直に質問し、学ばせていただく姿勢を大切にしましょう。
感染対策
Q11:感染予防の不安
「新型感染症の流行もあり、患者さんとの接触に不安を感じます。どのような点に気をつければよいでしょうか」
A11:適切な感染対策
標準予防策の基本を徹底することが最も重要です。手指消毒、適切なPPE(個人防護具)の着用、環境整備など、基本に忠実に行動しましょう。
不安な点は指導者に確認し、最新のガイドラインに沿った対策を学んでください。
支援システムの活用

実習中の困難を乗り越えるためには、様々な支援システムを効果的に活用することが重要です。
ここでは利用可能な支援制度とその活用方法についてご説明します。
学内支援システム
実習指導教員のサポート
実習指導教員は皆さんの学びをサポートする重要な存在です。定期的な面談や報告を通じて、実習上の課題や悩みを相談することができます。早めの相談が問題解決の鍵となります。
学生相談室の利用
心理カウンセラーによる専門的なサポートを受けることができます。実習のストレスや対人関係の悩みなど、気軽に相談できる場として活用しましょう。
外部支援リソース
看護学生支援センター
多くの地域には看護学生向けの支援センターが設置されています。技術練習や学習相談など、実習に関する様々なサポートを受けることができます。
オンラインサポートの活用
専門的な学習サイトや看護師向けコミュニティなど、オンライン上の支援リソースも充実しています。ただし、情報の信頼性には注意が必要です。
支援活用のポイント
適切なタイミング
問題が大きくなる前に、早めの相談を心がけましょう。特に実習開始直後は、些細な不安でも相談することをお勧めします。
効果的な相談方法
相談の際は具体的な状況と自分なりの考えを整理してから臨みましょう。解決に向けた建設的な話し合いができます。
まとめ
看護実習中の「おかしい」と感じる状況は、適切な対処法と支援システムの活用により、必ず解決への道が開けます。
状況を客観的に分析し、同期や指導者との効果的なコミュニケーションを心がけることで、充実した実習体験を得ることができます。一人で抱え込まず、様々な支援を活用しながら、専門職としての成長につなげていきましょう。
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