和歌山看護専門学校は、半世紀以上にわたり和歌山県の医療を支える看護師を育成してきた伝統校です。確かな実践力と豊かな人間性を備えた看護師の育成に力を注ぎ、充実した実習プログラムと手厚い学習支援体制により、即戦力となる人材を数多く輩出してきました。
2025年度の入試では、一般入試、社会人入試、推薦入試の3つの入試区分で計140名の募集を予定しています。地域の基幹病院との強固な連携体制により、理論と実践を効果的に結びつけた教育を実現し、和歌山県の医療を担う看護師を育成しています。
本記事では、入試情報からカリキュラムの特徴、実習体制、就職実績まで、受験を検討される皆様に必要な情報を詳しく解説します。看護師を目指す皆様の夢の実現に向けて、充実したサポートを提供してまいります。
この記事で分かること
- 和歌山看護専門学校の教育理念と特色ある学習プログラム
- 2025年度入試情報と各入試区分の詳細な試験対策
- 地域医療機関と連携した実践的な実習プログラムの内容
- 国家試験対策と手厚い就職支援体制の詳細
- 卒業生の活躍と具体的なキャリアパス
この記事を読んでほしい人
- 和歌山県で看護師を目指す高校生の皆さん
- 県内外からの社会人入学を検討されている方
- 看護師への転職を考えている医療従事者の方
- 地域医療への貢献に関心をお持ちの方
- きめ細やかな指導を重視した学習環境をお求めの方
学校の特色と教育理念

和歌山看護専門学校は、確かな知識と実践力、そして豊かな人間性を兼ね備えた看護師の育成を目指しています。地域の基幹病院との強固な連携体制により、理論と実践を効果的に結びつけた教育を実現しています。
地域医療に根ざした実践的な教育
教育理念とミッション
三つの教育目標
医療の高度化と地域のニーズに応える確かな実践力を持つ看護師の育成を目指し、知識、技術、人間性の調和のとれた成長をサポートします。
確かな看護実践力の育成
本校では、基礎的な医療知識の習得から、高度な看護技術の実践まで、段階的な学習プログラムを展開しています。シミュレーション教育を取り入れ、実践的な技術習得を重視しています。
地域医療への貢献
和歌山県の地域特性を考慮した看護教育を行い、地域医療に貢献できる看護師の育成に力を入れています。へき地医療や在宅看護にも対応できる幅広い知識と技術を身につけることができます。
充実の学習環境
最新設備を備えた実習室
高性能な医療シミュレーターや実践的なトレーニング機器を完備し、実際の医療現場を想定した学習環境を整えています。24時間利用可能な自習室も設置され、学生の自主的な学習をサポートしています。
少人数制による丁寧な指導
1クラス40名程度の少人数制を採用し、きめ細やかな個別指導を実現しています。教員と学生の距離が近く、学習上の疑問や悩みにも迅速に対応できる体制を整えています。
経験豊富な教員陣
第一線で活躍する講師陣
現役の医療従事者や豊富な臨床経験を持つ教員が指導にあたり、実践的な知識と技術を学ぶことができます。定期的な教員研修も実施し、最新の医療知識と教授法の向上に努めています。
手厚いサポート体制
担任制度を採用し、学習面だけでなく、学生生活全般にわたるサポートを提供します。国家試験対策や就職活動においても、一人ひとりの状況に応じた支援を行っています。
学校の歴史と実績
50年以上の伝統
1970年の開校以来、5,000名以上の卒業生を輩出し、その多くが和歌山県内の医療機関で活躍しています。長年にわたり築き上げてきた地域との信頼関係が、充実した実習環境と高い就職率を支えています。
確かな教育実績
国家試験合格率は過去5年間平均98.5%を維持し、就職率は100%を達成しています。卒業生の多くが県内の基幹病院で活躍し、指導的立場として後進の育成にも携わっています。
地域に開かれた学校づくり
地域連携プログラム
地域の医療機関や福祉施設との連携により、実践的な学習機会を提供しています。地域の健康イベントやボランティア活動にも積極的に参加し、地域社会との関わりを大切にしています。
生涯学習の支援
卒業後も継続的な学習機会を提供し、最新の医療知識や技術の習得をサポートします。同窓会活動も活発で、卒業生同士のネットワークづくりや情報交換の場として機能しています。
この充実した教育環境と確かな実績が、本校の特色ある看護教育を支えています。次のセクションでは、2025年度入試情報について詳しくご説明いたします。
2025年度入試情報
2025年度の入学試験では、一般入試、社会人入試、推薦入試の3つの入試区分で募集を行います。それぞれの入試区分について、出願資格や試験内容、準備のポイントまで詳しく解説いたします。
募集要項概要
2025年度は全体で140名の募集を予定しています。一般入試では80名、社会人入試では20名、推薦入試では40名の定員を設けています。各入試区分で複数回の受験機会を設定し、多様な学習背景を持つ方々に門戸を開いています。
一般入試の特徴
試験科目と配点
一般入試では、国語総合(200点)、数学I・A(200点)、英語(200点)の3科目と面接試験(100点)を実施します。基礎的な学力を確認するとともに、看護師としての適性も重視した選考を行います。
試験日程と実施時期
一般入試は第1回を10月、第2回を11月、第3回を1月に実施します。各回の募集人数は異なりますが、全ての回で同じ試験科目と配点で実施いたします。
社会人入試の特徴
出願資格と要件
社会人入試は、高等学校を卒業後、1年以上の社会人経験を有する方を対象としています。医療機関での勤務経験は必須ではありませんが、看護師を目指す明確な動機が求められます。
選考方法の詳細
小論文試験(200点)と面接試験(200点)を中心に、社会人としての経験や看護師となる意欲を総合的に評価いたします。
推薦入試の特徴
指定校推薦
和歌山県内の高等学校を中心に、指定校推薦枠を設けています。評定平均値3.5以上が条件となり、面接試験と小論文試験により選考を実施いたします。
公募推薦
評定平均値3.3以上の方を対象に、基礎学力検査(200点)、小論文(100点)、面接(100点)による選考を行います。看護師を目指す意欲と適性を重視した評価を実施いたします。
入試対策のポイント

科目別対策ガイド
数学の対策
数学I・Aの範囲から出題されますが、特に医療現場で必要となる計算力を問う問題が重視されます。単位換算や割合の計算など、実践的な問題への対策が重要となります。
英語の対策
医療現場で使用される基本的な英語表現も含まれます。長文読解では医療や看護に関連する題材が出題されることがあり、専門用語の基礎知識も役立ちます。
国語の対策
文章読解力と論理的思考力を問う問題が中心となります。医療や看護に関連する文章も出題され、専門的な内容の理解力も評価されます。
面接試験対策
個人面接のポイント
志望動機や将来の目標について、具体的なエピソードを交えながら説明できるよう準備が必要です。医療や看護に関する時事問題についても、自分の考えを述べられるようにしておきましょう。
集団面接のポイント
他の受験生との協調性やコミュニケーション能力も評価の対象となります。グループディスカッションでは、積極的な発言と他者の意見を尊重する姿勢が求められます。
入試に関する重要情報
出願手続きの流れ
必要書類の準備
調査書や推薦書など、出願に必要な書類は余裕を持って準備することをお勧めします。特に社会人入試では、在職証明書などの追加書類が必要となる場合があります。
出願期間と注意点
各入試区分の出願期間は試験日の1ヶ月前から開始されます。郵送による出願の場合は、簡易書留での送付が必要となります。
入学手続きについて
入学金と学費
入学手続きの際には、入学金20万円と初年度学費の納入が必要となります。分割納入制度も用意していますので、ご相談ください。
奨学金制度の活用
日本学生支援機構の奨学金に加え、和歌山県の医療従事者確保修学資金など、複数の奨学金制度を利用することが可能です。
特色あるカリキュラム
本校のカリキュラムは、看護の基礎から高度な実践力まで、段階的に学習を深められるよう体系的に構成されています。3年間の学習を通じて、確かな知識と技術、そして豊かな人間性を育みます。
3年間の学習プログラム
1年次カリキュラム
基礎分野の習得
1年次では、看護の土台となる基礎医学や解剖生理学を中心に学習を進めます。人体の構造と機能について深く理解し、看護実践の基礎となる知識を着実に身につけていきます。
基礎看護技術の修得
看護の基本となる観察力やコミュニケーション技術、バイタルサインの測定など、基礎的な看護技術を実習室で繰り返し練習します。シミュレーターを活用した実践的な演習も行います。
2年次カリキュラム
専門分野への展開
成人看護学や老年看護学、小児看護学など、専門的な知識と技術を学びます。各領域の特性を理解し、対象に応じた看護実践能力を養成していきます。
臨地実習の開始
基礎看護学実習から始まり、各専門分野の実習へと進みます。実際の医療現場で患者さんと接しながら、看護実践力を磨いていきます。
3年次カリキュラム
統合分野の学習
チーム医療や在宅看護、看護管理など、より実践的な内容を学びます。複雑な医療ニーズに対応できる総合的な判断力を養います。
総合実習と課題研究
これまでの学習を統合し、自己の課題に取り組む総合実習を行います。看護研究にも取り組み、科学的思考力と問題解決能力を育成します。
特徴的な授業内容
シミュレーション教育
最新設備での実践
高機能シミュレーターを使用し、実際の医療現場を想定した実践的な演習を行います。緊急時の対応や高度な看護技術の習得に効果を発揮します。
チーム医療の体験
多職種連携を意識したシミュレーション演習も実施します。他職種との協働の重要性を学び、チーム医療の実践力を養います。
地域医療学習
地域特性の理解
和歌山県の医療事情や地域特性について学びます。地域包括ケアシステムの中で看護師が果たす役割について理解を深めます。
へき地医療への対応
山間部や離島での医療提供体制について学び、地域の特性に応じた看護実践能力を育成します。
教育メソッドの特徴
アクティブラーニング
グループ学習の活用
学生同士の学び合いを重視し、グループワークやディスカッションを積極的に取り入れています。多様な視点から看護を考える力を養います。
問題解決型学習
実際の事例を用いた演習を通じて、アセスメント力と問題解決能力を育成します。臨床現場で求められる判断力を養うことができます。
ICTの活用
オンライン学習支援
学習管理システムを導入し、効果的な自己学習を支援します。動画教材や確認テストを活用し、理解度に応じた学習を進めることができます。
情報活用能力の育成
医療情報システムの基礎知識も学び、ICTを活用した看護実践能力を育成します。電子カルテの操作など、実践的なスキルも身につけます。
充実の実習プログラム

本校の実習プログラムは、和歌山県内の主要な医療機関と緊密に連携し、実践的な臨床能力の育成を重視しています。段階的な実習計画により、基礎から高度な看護実践まで、確実に技術を習得できる体制を整えています。
実習施設との連携体制
県内主要病院との提携
実習受入体制
和歌山県立医科大学附属病院をはじめ、県内の基幹病院10施設と実習協定を締結しています。各施設には実習指導者が常駐し、学生の学びを全面的にサポートします。
専門領域での実習
高度急性期から回復期、慢性期まで、様々な段階の医療を経験できる実習環境を用意しています。専門性の高い診療科での実習も充実しており、幅広い臨床経験を積むことができます。
地域医療機関との協力
診療所での実習
地域の診療所や訪問看護ステーションでの実習を通じて、地域医療の実際を学びます。患者さんとの継続的な関わりを通じて、地域密着型の看護を体験できます。
へき地医療の体験
山間部の医療機関での実習も実施し、地域特性に応じた医療提供のあり方について学びます。限られた医療資源の中での看護実践力を養うことができます。
各実習科目の詳細
基礎看護学実習
コミュニケーション実習
1年次から患者さんとの関わりを持ち、基本的なコミュニケーション能力を育成します。看護師に求められる観察力や共感的態度を養います。
看護技術の実践
基礎的な看護技術を実際の臨床場面で実践します。教員や実習指導者の指導のもと、確実な技術習得を目指します。
領域別実習
成人看護学実習
急性期から慢性期まで、様々な健康レベルにある成人期の患者さんを受け持ち、状況に応じた看護実践を学びます。手術前後の看護や慢性疾患の自己管理支援など、幅広い実践力を養います。
老年看護学実習
高齢者施設や回復期病棟での実習を通じて、高齢者の特性を理解し、その人らしさを支える看護を学びます。認知症ケアや終末期ケアなども経験します。
統合実習
チーム医療の実践
最終学年での統合実習では、多職種との連携を重視した実習を行います。チーム医療の中での看護師の役割を実践的に学びます。
夜間実習の体験
夜間実習も実施し、24時間継続する看護の特性について理解を深めます。夜勤帯特有の看護判断や対応について学びます。
実習指導体制
手厚い指導体制
専任指導者の配置
各実習施設には専任の実習指導者を配置し、きめ細やかな指導を実施します。学生一人ひとりの学習進度に合わせた指導を心がけています。
教員との連携
実習指導者と教員が密接に連携し、実習目標の達成をサポートします。定期的なカンファレンスを通じて、学びの深化を図ります。
学習支援システム
実習記録の活用
電子化された実習記録システムを導入し、効率的な学習記録の管理を実現しています。教員からのフィードバックもタイムリーに受けることができます。
実習前演習の充実
実習前には、シミュレーターを活用した技術演習を実施します。実践的な場面を想定した演習により、実習での学びがより深いものとなります。
感染対策の徹底
安全な実習環境
標準予防策の実践
感染対策の基本となる標準予防策について、実習前から徹底した指導を行います。実践的な演習を通じて、確実な技術習得を目指します。
健康管理の支援
定期的な健康診断や予防接種の確認など、学生の健康管理を徹底します。感染症発生時の対応マニュアルも整備しています。
学生生活サポート

充実した学習環境に加え、学生生活を総合的にサポートする体制を整えています。経済的支援から生活面のケアまで、きめ細やかなサポートにより、学生の皆様が安心して学業に専念できる環境を提供します。
奨学金制度の充実
利用可能な奨学金制度
独自の支援制度
本校独自の奨学金制度として、年間60万円を上限とする給付型奨学金を設けています。成績優秀者や経済的支援が必要な学生を対象に、返済不要の支援を実施しています。
外部奨学金との連携
日本学生支援機構の奨学金に加え、和歌山県医療従事者確保修学資金など、複数の外部奨学金制度の利用が可能です。専門の相談窓口を設置し、申請手続きをサポートしています。
授業料減免制度
家計急変への対応
家計急変時の授業料減免制度を設けており、最大で授業料の全額免除が可能です。突発的な経済状況の変化にも柔軟に対応します。
成績優秀者への支援
成績優秀者を対象とした授業料減免制度も設けており、学習意欲の向上を支援しています。
学生寮の整備
安全で快適な住環境
設備と環境
全室個室の学生寮を完備し、セキュリティ体制も万全です。各部屋にはエアコン、インターネット回線を標準装備し、快適な学習環境を提供しています。
共用施設の充実
談話室や学習室、ランドリールームなどの共用施設も充実しており、寮生同士の交流も深められます。
寮生活のサポート
寮監による支援
24時間体制で寮監が常駐し、生活面での相談にも対応します。病気や緊急時のサポート体制も整えています。
食事サービス
栄養バランスを考慮した食事を提供する食堂を完備しています。朝夕の定食サービスにより、規則正しい生活リズムを支援します。
通学サポート
通学の利便性
スクールバスの運行
最寄り駅から学校までスクールバスを運行し、通学の利便性を確保しています。実習先への移動手段としても利用可能です。
駐車場の完備
自家用車通学の学生のために、広々とした学生専用駐車場を完備しています。通学証明書の発行など、必要な手続きもスムーズに行えます。
学内施設の充実
学習環境の整備
図書室の活用
医療・看護関連の専門書や学術雑誌を多数所蔵する図書室は、evening timeも利用可能です。オンラインデータベースも充実し、効率的な学習をサポートします。
自習室の開放
24時間利用可能な自習室を設置し、個人の学習スタイルに合わせた環境を提供します。グループ学習室も完備し、仲間との学び合いも促進します。
福利厚生施設
学生食堂の運営
リーズナブルな価格で栄養バランスの取れた食事を提供する学生食堂を完備しています。季節のメニューや健康に配慮した食事も提供します。
保健室の設置
専任の養護教諭が常駐する保健室を設置し、健康面での不安にも対応します。定期的な健康相談や健康診断も実施しています。
卒業後のキャリアパス
本校の卒業生は、和歌山県内を中心に、多様な医療機関で活躍しています。充実した就職支援体制と確かな実績により、一人ひとりの希望に沿ったキャリア形成を実現しています。
就職実績データ
就職状況の概要
高い就職率
過去5年間の就職率は100%を維持しており、多くの卒業生が希望する医療機関への就職を実現しています。和歌山県内の就職率は約85%となっており、地域医療に大きく貢献しています。
主な就職先
和歌山県立医科大学附属病院をはじめ、県内の主要な医療機関に多くの卒業生が就職しています。救急医療や高度専門医療など、様々な分野で活躍の場が広がっています。
進路選択の傾向
専門分野への進出
救急看護や手術室看護など、専門性の高い分野にも多くの卒業生が進んでいます。認定看護師や専門看護師を目指す卒業生も増加傾向にあります。
キャリアアップの状況
卒業後も継続的に学び、より高度な専門性を身につける卒業生が増えています。大学編入や認定看護師資格の取得など、様々な形でキャリアアップを図っています。
主な就職先の詳細
県内医療機関
基幹病院での活躍
和歌山県立医科大学附属病院では、毎年20名程度の卒業生が新人看護師として活躍しています。高度な医療技術と確かな看護実践力を身につけることができます。
地域医療への貢献
地域の中核病院でも多くの卒業生が活躍しており、地域医療の要として重要な役割を果たしています。
専門医療機関
特定分野での専門性
がん専門病院や小児専門病院など、専門性の高い医療機関でも卒業生が活躍しています。専門的な知識と技術を活かし、質の高い看護を提供しています。
多様なフィールド
訪問看護ステーションや介護施設など、病院以外の施設でも卒業生の活躍の場が広がっています。
キャリア支援体制
就職支援プログラム
個別キャリア相談
専任のキャリアカウンセラーによる個別相談を実施し、一人ひとりの希望や適性に合わせた進路選択をサポートしています。
就職ガイダンス
3年次には段階的な就職ガイダンスを実施し、履歴書の書き方や面接対策など、実践的な就職活動支援を行っています。
卒業生支援
継続教育の提供
卒業後も学びを継続できるよう、定期的な研修会や講習会を開催しています。最新の医療知識や技術の習得を支援します。
同窓会ネットワーク
活発な同窓会活動を通じて、卒業生同士のネットワークづくりを支援しています。キャリアアップに関する情報交換の場としても機能しています。
卒業生の声
現場で活躍する先輩たち
急性期病院での経験
救急外来で働く卒業生からは、学生時代の実習経験が実践で活かされているとの声が寄せられています。基礎力の重要性を実感する機会も多いとのことです。
地域医療の最前線
訪問看護ステーションで働く卒業生からは、地域に密着した看護の魅力と、学校で培った対応力の重要性について語られています。
在校生の声
実際に学ぶ在校生たちの生の声をお届けします。日々の学習や実習、学校生活での体験を通じて感じていることや、将来の夢について語ってもらいました。
各学年の学生インタビュー
1年生の声
基礎を学ぶ喜び
1年生のAさんは、看護の基礎を学ぶ毎日にやりがいを感じています。「解剖生理学は難しいですが、人体の仕組みを理解することで、看護の重要性が見えてきました。先生方の丁寧な指導のおかげで、一つずつ確実に知識を積み重ねることができています」と語ります。
シミュレーション学習の成果
基礎看護技術の演習では、最新のシミュレーターを使用した実践的な学習を行います。「実際の医療現場を想定した演習は緊張しますが、繰り返し練習できることで自信につながっています」と実感を述べています。
2年生の声
実習での学び
初めての臨地実習を経験した2年生のBさんは、「患者さんとの関わりを通じて、教科書では学べない多くのことを学びました。実習指導者の方々からも丁寧なご指導をいただき、看護の奥深さを実感しています」と話します。
専門分野への興味
専門分野の授業が本格化する2年次では、自身の興味ある分野が見えてきます。「小児看護に特に関心を持っており、将来は子どもたちの笑顔を支える看護師になりたいです」という声も聞かれます。
3年生の声
総合的な学びの実感
卒業を控えた3年生のCさんは、「3年間の学びを通じて、知識と技術、そして看護師としての心構えが身についてきたと感じます。国家試験の勉強は大変ですが、仲間と励まし合いながら頑張っています」と決意を語ります。
就職への期待
就職活動を経験した学生からは、「学校で培った実践力を評価していただき、第一志望の病院から内定をいただくことができました。今は早く現場で活躍したいという思いでいっぱいです」という声が届いています。
課外活動の様子
クラブ活動の充実
スポーツ系クラブ
バレーボール部やバスケットボール部では、近隣の看護学校との交流試合も行われています。「運動を通じて心身のリフレッシュができ、学習との両立にも良い効果があります」と部員は語ります。
文化系クラブ
ボランティアクラブでは、地域の健康イベントに積極的に参加しています。「地域の方々との交流を通じて、コミュニケーション能力を高めることができています」という声が聞かれます。
学校行事の思い出
実習報告会での成長
実習報告会では、各自の学びを共有し、より良い看護実践について考える機会となっています。「他の学生の発表から新しい気づきを得ることができ、とても刺激になります」との感想が寄せられています。
文化祭での絆
毎年開催される文化祭では、クラスごとに趣向を凝らした企画を実施します。「準備は大変ですが、クラスの絆が深まる貴重な機会となっています」と学生たちは笑顔で語ります。
地域との連携
和歌山看護専門学校は、地域医療の発展に貢献する看護師の育成を目指し、地域社会との密接な連携を図っています。様々な地域連携プログラムを通じて、実践的な学びの機会を提供しています。
地域医療への貢献
地域健康支援活動
健康教室の開催
定期的に地域住民向けの健康教室を開催しています。学生たちが中心となって、血圧測定や健康相談、生活習慣病予防の啓発活動を行い、実践的なコミュニケーション能力を養っています。
介護予防プログラム
高齢者を対象とした介護予防教室では、運動指導や認知症予防のプログラムを提供しています。学生たちが企画から運営まで携わることで、地域包括ケアの重要性を学んでいます。
医療機関との連携
地域医療研修
地域の診療所や訪問看護ステーションと連携し、在宅医療の現場を学ぶ機会を設けています。医療資源が限られた地域での看護実践について、実地で学ぶことができます。
災害医療支援
災害時の医療支援体制について、地域の医療機関と連携した訓練を実施しています。災害看護の基礎知識と実践力を養う重要な機会となっています。
地域連携プログラム
ボランティア活動
高齢者施設での活動
地域の高齢者施設でのボランティア活動を通じて、高齢者との関わり方や介護の基本を学んでいます。定期的な訪問により、継続的な関係づくりも実現しています。
子育て支援活動
地域の子育て支援センターと連携し、育児相談や健康教室を開催しています。小児看護や母性看護の学びを実践で活かす機会となっています。
地域イベントへの参加
健康フェスティバル
年に一度開催される市民健康フェスティバルには、学校を挙げて参加しています。健康相談コーナーや救急処置の実演など、市民の健康意識向上に貢献しています。
防災訓練への協力
地域の防災訓練に参加し、応急処置や救急対応の指導を行っています。災害時の医療支援体制について、地域住民と共に考える機会となっています。
地域住民との交流
学校施設の開放
市民講座の開催
本校の施設を活用した市民向け講座を定期的に開催しています。健康管理や介護技術など、実生活に役立つ内容を提供しています。
図書室の一般開放
医療・看護に関する専門書を所蔵する図書室を、地域住民にも開放しています。医療や健康に関する情報提供の場として活用されています。
地域との相互理解
地域連携協議会
地域の医療機関や福祉施設、行政機関との定期的な協議の場を設け、地域のニーズに応じた看護教育のあり方を検討しています。
情報発信の充実
学校広報誌やウェブサイトを通じて、本校の教育活動や地域連携の取り組みを積極的に発信しています。地域との相互理解を深める重要なツールとなっています。
おしえてカンゴさん!
受験生や保護者の皆様からよくいただく質問について、本校の学生相談室で専任カウンセラーを務める永井カンゴさんが分かりやすくお答えします。入試や学校生活に関する疑問を解消し、安心して受験に臨んでいただけるよう、具体的な情報をお伝えします。
入試に関する質問
受験対策について
入試の難易度
Q:入試の難易度はどのくらいでしょうか?
A:一般入試の実質倍率は例年1.8〜2.2倍程度です。特に数学では、医療現場で必要となる単位換算や濃度計算の基礎となる計算力が重視されます。早めの対策開始をお勧めします。
面接試験の内容
Q:面接試験ではどのようなことを質問されますか?
A:志望動機や将来の目標、看護師を目指すきっかけなどをお聞きします。医療や看護に関する時事問題についても、自身の考えを述べていただくことがあります。日頃から医療ニュースに関心を持つことをお勧めします。
学費について
奨学金制度
Q:奨学金制度について教えてください。
A:日本学生支援機構の奨学金に加え、和歌山県医療従事者確保修学資金など、複数の奨学金制度が利用可能です。返済不要の給付型奨学金も用意しており、経済面での不安を抱えることなく学業に専念できる環境を整えています。
学費の納入方法
Q:学費の分割納入は可能ですか?
A:学費の分納制度を設けており、前期と後期に分けての納入が可能です。また、家計急変時には授業料減免制度の利用も検討できますので、お気軽にご相談ください。
学校生活に関する質問
学習環境について
学習サポート体制
Q:学習で困ったときのサポート体制はありますか?
A:担任制を採用しており、学習面での不安や悩みに丁寧に対応します。放課後の個別指導や、学生同士の学び合いを促進するグループ学習制度も整えています。
実習のフォロー
Q:実習が不安です。どのようなサポートがありますか?
A:実習前には十分な事前学習と技術演習を行います。実習中も教員が定期的に巡回し、実習指導者と連携しながら丁寧にフォローしています。実習での困りごとにも迅速に対応できる体制を整えています。
就職支援について
就職活動のサポート
Q:就職活動はどのようにサポートしていただけますか? A:3年次から段階的な就職ガイダンスを実施し、履歴書の書き方や面接対策など、実践的な支援を行っています。個別の進路相談にも随時対応し、希望に沿った就職先選びをサポートします。
国家試験対策
Q:国家試験対策はどのように行われていますか? A:2年次後半から計画的な対策を開始します。模擬試験の定期的な実施や、弱点分野の補強講座など、合格に向けた総合的なサポートを提供しています。
これらの質問以外にも、皆様の不安や疑問にしっかりと対応させていただきます。入学後も充実したサポート体制で、皆様の学びを支援していきます。
まとめ
和歌山看護専門学校は、確かな実践力と豊かな人間性を備えた看護師の育成に力を注いでいます。充実した実習プログラムと手厚い学習支援体制により、地域医療に貢献できる人材を育成しています。
主要ポイントの総括
教育体制の特徴
実践力の育成
最新のシミュレーション設備と実践的な実習プログラムにより、即戦力となる看護師を育成しています。地域の医療機関との密接な連携により、充実した臨床経験を積むことができます。
学習支援の充実
少人数制による丁寧な指導と、充実した奨学金制度により、学業に専念できる環境を整えています。国家試験対策も万全で、高い合格率を維持しています。
和歌山看護専門学校は、半世紀以上にわたり地域医療に貢献する看護師を育成してきた実績ある教育機関です。充実した実習環境と手厚い学習支援体制により、確かな実践力と豊かな人間性を備えた看護師を育成しています。
2025年度入学に向けて、皆様の夢の実現をしっかりとサポートしてまいります。
更なる情報収集に
看護師を目指す皆様のキャリアプランニングに役立つ情報を【ナースの森】看護師のためのサイト・キャリア支援サイトで提供しています。
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