
京都看護助産学校は、70年以上の歴史を持つ関西有数の看護師・助産師養成校として、多くの医療人材を輩出してきました。
2025年度の入試に向けて、本校の特徴や入試情報、学校生活、就職支援体制まで、詳しい情報をお届けします。
本校の特徴は、最新のシミュレーション設備を活用した実践的な教育と、50以上の医療機関と連携した充実した実習環境にあります。
また、経験豊富な教員による丁寧な指導と、チューター制度による手厚いサポート体制により、高い国家試験合格率と就職率を実現しています。
さらに、様々な奨学金制度や経済的支援により、学業に専念できる環境を整えています。
看護師・助産師を目指す皆様に、本校での学びがどのような可能性を開くのか、具体的な情報とともにご紹介していきます。
これから看護の道を志す方々にとって、進路選択の参考となれば幸いです。
この記事で分かること
- 京都看護助産学校の2025年度入試の最新情報と効果的な対策方法
- 充実した実習体制と手厚い就職支援体制の詳細
- 卒業生の95%以上が希望の就職先に内定している実績とその理由
- 在校生・卒業生の声から見える実際の学校生活と学習環境
- 国家試験対策から就職支援まで、手厚いサポート体制の全容
この記事を読んでほしい人
- 京都看護助産学校への進学を検討されている方
- 看護師・助産師養成校選びで迷われている方
- 実践的な医療技術と確かな知識を身につけたい方
- 充実した実習環境で学びたい方
- きめ細かな就職支援を受けたい方
- 学費や奨学金などの経済的な面での不安をお持ちの方
学校概要

京都看護助産学校は、70年以上の歴史を持つ看護師・助産師養成校として、関西地方で高い評価を得ている教育機関です。
本校の特徴は、最新の医療技術と確かな知識を備えた医療人材の育成にあり、実践的な教育プログラムと充実した実習環境が特徴です。
基本情報と沿革
学校データ
1952年の創立以来、9,000名以上の卒業生を輩出し、その多くが関西圏の主要医療機関で活躍しています。現在の在校生数は約300名で、少人数制できめ細かな指導を実現しています。キャンパスは京都市中京区に位置し、主要駅からのアクセスも良好です。
教育施設・設備
最新のシミュレーション機器を完備した実習室や、24時間利用可能な自習室など、学習環境も充実しています。図書館には医療関連の専門書や学術雑誌を20,000冊以上所蔵し、電子ジャーナルへのアクセスも可能です。
教育理念と特色
教育目標
本校は「慈愛の心と確かな技術を持つ医療人の育成」を教育理念に掲げています。この理念のもと、科学的根拠に基づいた看護実践能力の育成、豊かな人間性の涵養、地域医療への貢献を重視した教育を行っています。
特に臨床現場で即戦力となる実践力の養成に力を入れており、1年次から段階的に専門性を高めていく独自のカリキュラムを採用しています。
特色ある教育プログラム
実践的な技術教育では、最新のシミュレーターを活用した演習や、VR技術を導入した臨床シミュレーション教育を実施しています。また、1年次から始まる段階的な臨地実習プログラムでは、地域の基幹病院と連携し、実際の医療現場での経験を重ねることができます。
学校の強みと特徴
充実した実習環境
提携する実習施設は京都府内を中心に50以上あり、急性期から在宅医療まで、様々な医療現場での実習が可能です。
各実習施設には本校の卒業生も多く在籍しており、きめ細かな指導を受けることができます。実習指導者は全員が専門の研修を修了しており、学生一人一人の成長をサポートします。
国家試験対策
直近5年間の看護師国家試験合格率は98.5%以上を維持しています。この高い合格率を支えているのが、独自の国家試験対策プログラムです。
2年次から始まる計画的な試験対策、模擬試験の定期的な実施、専門の教員による個別指導など、万全のサポート体制を整えています。
キャリア支援体制
在学中から卒業後のキャリアを見据えた支援を行っています。就職相談室には専門のキャリアカウンセラーが常駐し、個別相談に応じています。また、定期的に開催される就職説明会では、多くの医療機関の採用担当者と直接話す機会があります。
学習環境と設備
実習室・演習設備
実習室には最新の医療機器やシミュレーターを完備し、実際の医療現場を想定した実践的な演習が可能です。特に高機能患者シミュレーターを使用した救急看護演習は、学生から高い評価を得ています。
また、基礎看護技術の自己学習のための練習室も完備しており、放課後や休日も利用できます。
図書館・学習支援施設
医学・看護学の専門書や学術雑誌を豊富に所蔵する図書館は、静かで落ち着いた学習環境を提供しています。電子ジャーナルや医療系データベースへのアクセスも可能で、最新の医療情報を入手することができます。
また、グループ学習室やPC室も完備し、様々な学習スタイルに対応しています。
入試情報(2025年度)
京都看護助産学校の2025年度入試では、多様な選抜方法を用意しています。
受験生の皆様の状況に合わせて最適な受験方法を選択できるよう、それぞれの特徴と対策方法を詳しく解説します。
募集要項詳細
募集人員と出願期間
看護学科の2025年度募集人員は80名で、推薦入試が30名、一般入試が50名となっています。助産学科は20名の募集で、社会人経験者の受け入れも積極的に行っています。
推薦入試の出願期間は2024年10月1日から10月15日まで、一般入試は第1期が2024年12月1日から12月15日まで、第2期が2025年2月1日から2月15日までとなっています。
出願資格
高等学校を卒業した方、または2025年3月に卒業見込みの方が出願できます。また、高等学校卒業程度認定試験合格者も出願資格があります。社会人入試では、高等学校卒業後の実務経験が3年以上ある方を対象としています。
選抜方法と試験内容
推薦入試
推薦入試では、調査書と面接、小論文による選考を行います。面接試験では、志望動機や将来の目標、医療職としての適性などを中心に評価します。小論文では、医療や看護に関する時事問題をテーマに、論理的思考力と文章表現力を見ます。
一般入試
一般入試では、学科試験として国語総合、数学Ⅰ、英語を実施します。配点は各科目100点満点で、合計300点となります。面接試験も実施され、学科試験と面接の総合評価で合否を判定します。第1期と第2期では、試験問題の難易度や出題傾向に若干の違いがあります。
過去問分析と対策
学科試験の特徴と傾向
国語総合では、医療や看護に関連する文章の読解問題が多く出題されます。数学Ⅰは基本的な計算力を問う問題が中心で、特に確率・統計分野からの出題が目立ちます。英語は医療用語や看護関連の英文を含む長文読解が特徴的です。
小論文・面接対策
小論文では、医療現場での具体的な事例をもとに、考察や提案を求める問題が出題されます。面接試験では、志望動機や将来のビジョンに加え、コミュニケーション能力や協調性も重視されます。
過去の面接では「チーム医療において看護師に求められる資質とは」「高齢化社会における看護師の役割」といった質問が出題されています。
受験対策と準備
学習計画の立て方
入試まで計画的な学習を進めることが重要です。特に推薦入試では、調査書の評定平均値が3.5以上必要となるため、日頃の学習習慣が重要です。一般入試では、各科目のバランスの取れた学習計画を立てることをお勧めします。
効果的な対策方法
本校では、過去問題集の販売や入試対策講座の開催を行っています。また、オープンキャンパスでは入試説明会も実施され、具体的な対策方法やアドバイスを得ることができます。特に面接対策では、在校生や卒業生の体験談が参考になります。
カリキュラムと学習内容

京都看護助産学校のカリキュラムは、看護師・助産師として必要な知識と技術を段階的に習得できるよう設計されています。
理論と実践のバランスを重視し、各学年で明確な到達目標を設定しています。
学年別カリキュラム詳細
1年次の学習内容
1年次では、看護の基礎となる解剖生理学や生化学などの基礎医学、看護学の基本概念を学びます。基礎看護技術の演習では、バイタルサインの測定や清潔ケアなど、看護の基本となる技術を習得します。
また、早期体験実習として、医療施設での見学実習も行われ、医療現場の雰囲気を体験することができます。基礎分野の科目では、心理学や倫理学なども学び、医療人としての教養を深めます。
2年次の学習内容
2年次からは、成人看護学、老年看護学、小児看護学、母性看護学などの専門分野の学習が本格的に始まります。各専門分野では、疾患の理解と看護過程の展開方法を学びます。
また、臨地実習も始まり、実際の患者さんを受け持ち、看護過程を展開します。さらに、フィジカルアセスメントや看護診断などの高度な看護技術も学習します。グループワークやケーススタディを通じて、チーム医療の基礎も身につけていきます。
3年次の学習内容
最終学年となる3年次では、より専門的な看護技術と統合的な看護実践能力の習得に重点を置きます。精神看護学や在宅看護論など、様々な場面での看護実践について学びます。また、長期の臨地実習を通じて、実践的な看護技術を磨きます。
さらに、看護研究の基礎を学び、個人またはグループで研究課題に取り組みます。国家試験対策も本格的に始まり、定期的な模擬試験や個別指導を通じて、合格に向けた準備を進めます。
特色ある教育プログラム
シミュレーション教育
最新のシミュレーション機器を活用した実践的な演習を行います。高機能患者シミュレーターを使用することで、実際の臨床現場に近い環境で看護技術を習得できます。
また、危機的状況への対応や医療安全についても、シミュレーターを用いて実践的に学習します。VR技術を活用した新しい教育方法も導入され、より効果的な学習が可能となっています。
統合実習プログラム
3年次には、それまでに学んだ知識と技術を統合する実習プログラムを実施します。複数の患者を受け持ち、優先順位を考えながら看護を実践する経験を積みます。
また、夜間実習も含まれており、24時間継続する看護の特性について理解を深めます。チーム医療の一員として、多職種との連携や情報共有の重要性も学びます。
実習内容と施設紹介
実習スケジュール
実習は1年次から3年次まで段階的に行われます。
1年次の基礎看護学実習では、患者とのコミュニケーションや基本的な看護技術の実践を学びます。2年次からは各専門分野の実習が始まり、実際の患者を受け持ちながら看護過程を展開します。3年次には、より複雑な症例や多重課題への対応を学ぶ統合実習を行います。
実習施設の特徴
実習施設には、京都府内の主要な医療機関が含まれています。急性期病院、慢性期病院、精神科病院、訪問看護ステーション、老人保健施設など、様々な医療施設で実習を行うことで、幅広い看護経験を積むことができます。
各実習施設には実習指導者が配置され、きめ細かな指導を受けることができます。
国家試験対策プログラム
体系的な試験対策
国家試験対策は1年次から計画的に実施されます。基礎学力の向上から始まり、2年次からは専門分野の知識の定着を図ります。3年次には模擬試験を定期的に実施し、弱点の把握と補強を行います。
また、個別指導体制も整っており、成績に応じた学習支援を受けることができます。
学校生活ガイド

京都看護助産学校での学生生活は、充実した学習環境と様々な課外活動の機会に恵まれています。
ここでは、実際の学生生活の様子や、利用可能な施設、サポート体制について詳しくご紹介します。
在校生の1日
平日のスケジュール例
通常の授業日は朝8時30分に始まります。午前中は主に講義を行い、午後からは実習や演習が中心となります。昼休みは75分間あり、学内の学生食堂やカフェテリアでゆっくりと休憩することができます。
放課後は自習室や図書館を利用して自主学習を行う学生も多く、グループ学習室では仲間と一緒に課題に取り組む姿が見られます。
実習期間中の生活
実習期間中は、実習施設での実習が中心となります。通常7時30分には実習施設に到着し、情報収集や実習準備を行います。実習終了後は実習記録の作成や翌日の準備を行うため、時間管理が重要となります。
実習指導教員による個別指導も実施され、学生一人一人の学習をサポートします。
年間行事カレンダー
学校行事
4月の入学式から始まり、5月には新入生歓迎会が開催されます。6月の体育祭、10月の学園祭は学年を超えた交流の機会となっています。12月のクリスマス会では、患者さんとの交流イベントも企画されます。3月の卒業式では、3年間の学びの集大成を祝います。
学習イベント
定期的に特別講演会や学術セミナーが開催され、最新の医療情報や看護研究について学ぶ機会があります。また、年2回の実習報告会では、各実習グループが学びの成果を発表します。
サークル活動
文化系サークル
茶道部やコーラス部など、情操教育にも力を入れています。医療系の勉強会サークルもあり、国家試験対策や技術向上のための自主的な活動が行われています。また、ボランティアサークルでは地域の健康イベントに参加するなど、社会貢献活動も行っています。
運動系サークル
バレーボール部やバドミントン部など、運動を通じて心身のリフレッシュを図ることができます。定期的に他校との交流試合も行われ、親睦を深める機会となっています。
学生生活サポート体制
チューター制度
各学年にチューター教員が配置され、学習面だけでなく、生活面での相談にも応じています。定期的な面談を通じて、学生一人一人の状況を把握し、必要なサポートを提供します。
健康管理支援
保健室には専任の養護教諭が常駐し、体調管理や健康相談に対応しています。また、学校医による健康相談も定期的に実施されています。メンタルヘルスケアの体制も整っており、専門のカウンセラーに相談することができます。
学生寮の生活
学生寮は学校から徒歩10分の場所にあり、女子学生の生活をサポートします。寮には管理人が常駐し、安全で快適な生活環境を提供しています。共用スペースには学習室やラウンジがあり、寮生同士の交流の場となっています。
実習体制
京都看護助産学校の実習プログラムは、実践的な看護技術と臨床判断力を養うことを重視しています。
提携する多様な医療施設での実習を通じて、将来の看護師・助産師として必要な実践力を身につけることができます。
実習施設の詳細
急性期病院での実習
京都府立医科大学附属病院や京都大学医学部附属病院など、高度医療を提供する施設での実習では、最新の医療技術や急性期看護について学びます。救急外来や集中治療室での実習も含まれており、緊急時の対応や重症患者の看護について実践的に学ぶことができます。
各病棟には実習指導者が配置され、専門性の高い指導を受けることができます。
地域医療機関での実習
地域の中核病院や診療所での実習では、一般的な疾患の看護や外来看護について学びます。また、在宅ケアや訪問看護ステーションでの実習を通じて、地域包括ケアシステムにおける看護師の役割について理解を深めます。
地域の特性を考慮した看護実践や、多職種連携の実際について学ぶことができます。
実習スケジュールと内容
基礎看護学実習
1年次から開始される基礎看護学実習では、患者とのコミュニケーションや基本的な看護技術の実践を学びます。病院での見学実習を通じて、医療現場の雰囲気に慣れることから始まり、徐々に実践的な内容へと進んでいきます。
実習前には十分な事前学習と技術練習を行い、安全な実習実施を確保します。
領域別実習
2年次からは各専門分野の実習が始まり、成人看護学、老年看護学、小児看護学、母性看護学、精神看護学など、様々な領域での実習を行います。各領域の特性に応じた看護実践を学び、対象者の特徴や必要な支援について理解を深めます。
実習では実際の患者さんを受け持ち、看護過程の展開を行います。
実習指導体制
実習指導者の役割
各実習施設には専門の実習指導者が配置され、学生の実習をサポートします。実習指導者は豊富な臨床経験を持ち、実習指導者講習会を修了した看護師が担当します。日々の実習での疑問や課題について、丁寧な指導を受けることができます。
また、定期的なカンファレンスを通じて、学びの共有と深化を図ります。
教員による指導
学校の教員も実習施設を巡回し、学生の実習状況を確認しながら必要な指導を行います。実習記録の指導や技術指導、実習目標の達成に向けたアドバイスなど、きめ細かなサポートを提供します。また、実習施設の指導者と連携し、効果的な実習環境の整備に努めています。
実習記録と評価
実習記録の書き方
実習記録は看護実践の振り返りと学びの整理に重要な役割を果たします。
本校では独自の実習記録用紙を使用し、看護過程の展開や日々の実習での気づきを記録します。記録の書き方については、事前にオリエンテーションを行い、具体的な記入方法や注意点について説明します。
実習評価の方法
実習の評価は、実習目標の達成度や実習態度、実習記録の内容などを総合的に判断して行われます。評価の基準は事前に明示され、中間評価を通じて改善点を明確にしながら、最終評価につなげていきます。
実習終了後は、実習報告会を開催し、学びの共有と今後の課題の明確化を図ります。
就職支援と進路状況

京都看護助産学校では、充実した就職支援体制を整え、学生一人一人の希望に沿ったキャリア実現をサポートしています。
直近の就職率は98.5%を維持しており、多くの卒業生が希望する医療機関での就職を実現しています。
就職支援体制
キャリアサポートセンター
キャリアサポートセンターには専任のキャリアカウンセラーが常駐し、個別相談やエントリーシートの添削、面接対策など、きめ細かな支援を提供します。
また、就職活動に関する情報収集や資料閲覧も可能で、多くの学生が利用しています。就職活動の進め方や志望動機の整理など、一人一人の状況に応じたアドバイスを受けることができます。
就職ガイダンス
3年次には定期的な就職ガイダンスを開催し、就職活動の具体的な進め方や注意点について説明します。履歴書やエントリーシートの書き方講座、面接対策講座なども実施し、就職活動に必要なスキルを段階的に身につけることができます。
また、卒業生を招いた経験談発表会も開催され、実際の就職活動や職場での体験を聞くことができます。
就職実績データ
主な就職先
卒業生の就職先は、京都府内を中心に関西圏の主要医療機関に広がっています。京都大学医学部附属病院、京都府立医科大学附属病院などの大学病院をはじめ、地域の基幹病院、専門病院など、様々な特色を持つ医療機関への就職実績があります。
また、訪問看護ステーションや介護施設など、地域医療の現場でも多くの卒業生が活躍しています。
就職データ分析
過去5年間の就職状況を分析すると、約70%が京都府内の医療機関に就職しています。残りの30%は大阪府や兵庫県など、近隣府県の医療機関に就職しています。職種別では、90%以上が看護師として就職し、残りは保健師や助産師として活躍しています。
また、大学病院などの高度医療機関への就職率も高く、専門性の高い看護実践を目指す卒業生も多くいます。
キャリア支援プログラム
個別進路相談
1年次から定期的な進路相談を実施し、早期からキャリアプランの作成をサポートします。個々の学生の興味や適性を考慮しながら、目標とする進路の実現に向けた具体的なアドバイスを提供します。
また、必要に応じて医療機関の見学や情報収集のサポートも行っています。
就職試験対策
就職試験に向けた対策として、模擬面接や小論文指導を実施します。面接では実際の試験を想定した練習を行い、自己PRや志望動機の伝え方について具体的な指導を受けることができます。
また、学内での就職説明会では、多くの医療機関の採用担当者と直接話す機会があり、各施設の特徴や求める人材像について理解を深めることができます。
卒業生の声
現場での活躍
実際に医療現場で活躍する卒業生からは、本校での学びが実践で役立っているという声が多く寄せられています。特に充実した実習体制や、きめ細かな技術指導が、実践力の向上に繋がったという評価を得ています。
また、在学中に培った学習習慣や問題解決能力が、日々の看護実践に活かされているという意見も多く聞かれます。
継続的な支援
卒業後も、本校のキャリアサポートセンターを利用することができ、転職相談や進学相談など、継続的なキャリア支援を受けることができます。また、定期的に開催される同窓会では、卒業生同士のネットワークを広げる機会となっています。
学費・奨学金
京都看護助産学校では、充実した教育環境を提供しながらも、学生の経済的負担を考慮した学費設定を行っています。
また、様々な奨学金制度や支援制度を用意し、学生の修学をサポートしています。
学費の詳細
初年度納入金
入学金は300,000円で、授業料は年間1,200,000円となっています。
その他、施設設備費として年間200,000円、実習費として150,000円が必要です。教材費は年間約100,000円を見込んでおり、初年度の総額はおよそ1,950,000円となります。納入は分割での支払いにも対応しており、前期と後期の2回に分けて納入することが可能です。
年次別学費
2年次以降は入学金が不要となり、年間の必要額は約1,650,000円となります。ただし、実習の内容によって実習費が変動する場合があります。また、3年次には国家試験対策講座の費用として別途約50,000円が必要となります。
奨学金制度
日本学生支援機構奨学金
第一種奨学金と第二種奨学金があり、学力基準や家計基準を満たす学生が申請できます。第一種奨学金は無利子で、月額20,000円から64,000円までの中から選択することができます。第二種奨学金は有利子で、月額20,000円から120,000円までの中から選択可能です。
病院奨学金
提携している医療機関が独自に提供する奨学金制度も利用できます。
これらの制度では、卒業後に当該医療機関に一定期間勤務することを条件に、返還が免除される場合があります。月額50,000円から150,000円程度の支援を受けることができ、生活費も含めた支援を受けられる制度もあります。
経済的支援制度
授業料減免制度
成績優秀者を対象とした授業料減免制度があり、年間授業料の最大30%が免除されます。また、家計急変者を対象とした緊急支援制度も設けられており、状況に応じて授業料の減免や分割納付の相談に応じています。
学内アルバイト制度
図書館業務や実習室の管理補助など、学内でのアルバイト機会を提供しています。学業との両立が可能な範囲で収入を得ることができ、経済的な支援となっています。
教材費と実習費
必要な教材と費用
教科書や参考書、実習用の白衣やシューズなど、必要な教材・用具の費用として、年間約100,000円を見込んでいます。ただし、電子教材の導入により、一部の教材費を抑えることができています。
また、実習で使用する機器類は学校で準備しているため、個人での購入は必要ありません。
実習関連費用
実習費には、実習施設での指導料や保険料、健康診断費用などが含まれています。また、実習先への交通費や実習記録用紙代なども必要となります。実習施設によって交通費の負担が異なるため、実習配置の際には可能な限り学生の居住地を考慮しています。
おしえてカンゴさん!Q&A
京都看護助産学校に関する皆様からよく寄せられる質問について、現役の看護師であるカンゴさんが詳しくお答えします。
入試から学校生活、就職まで、具体的な疑問点を解消していきましょう。
入試・受験について
入試の準備
Q1: 入試の倍率はどのくらいですか?
A: 2024年度入試の実績では、推薦入試が約2.5倍、一般入試が約3.5倍でした。ただし、複数の入試機会があるため、しっかりと対策を行えば合格の可能性は十分にあります。特に推薦入試では、調査書の評価と面接が重視されるため、日頃の学習態度が重要となります。
Q2: 社会人入試の対象条件を教えてください。
A: 高校卒業後、3年以上の実務経験がある方が対象となります。実務経験は医療関係に限らず、一般企業での勤務経験も含まれます。社会人の方には、豊富な社会経験を活かした学びが期待できます。
学校生活について
学習環境
Q3: 授業と実習の両立は大変ですか?
A: カリキュラムは段階的に組まれているため、計画的に学習を進めることで十分に両立できます。
また、チューター制度や学習支援センターなど、サポート体制も充実しています。先輩や教員からアドバイスをもらいながら、効率的な学習方法を身につけることができます。
Q4: 学生寮の入寮条件はありますか?
A: 女子学生を対象とした学生寮があり、通学時間が1時間以上かかる方が優先的に入寮できます。寮費は月額65,000円(食事込み)で、セキュリティも万全です。共有スペースには学習室も完備されており、寮生同士で学び合う環境も整っています。
実習について
実習環境
Q5: 実習先はどのように決まりますか?
A: 実習施設は学校が提携している医療機関の中から、学習目標や居住地などを考慮して決定されます。京都府内を中心に、様々な特色を持つ医療機関で実習を行うことができ、幅広い看護経験を積むことができます。
Q6: 実習中の体調管理はどうしていますか?
A: 実習前には必ず健康診断を実施し、予防接種なども計画的に行います。実習中は毎朝の健康チェックが義務付けられており、体調不良の場合は早めに申し出ることで、適切な対応を取ることができます。
就職・キャリアについて
進路選択
Q7: 卒業後のキャリアパスを教えてください。
A: 多くの卒業生が急性期病院や地域の中核病院に就職しています。また、訪問看護ステーションや介護施設など、地域医療の現場で活躍する卒業生も増えています。さらに、助産師や保健師を目指して進学する方もいます。
Q8: 就職活動のサポート体制はどうなっていますか?
A: キャリアサポートセンターでは、個別相談や履歴書添削、面接練習など、きめ細かな支援を提供しています。また、学内での就職説明会や卒業生との交流会なども定期的に開催され、多くの情報を得ることができます。
学費・支援制度
経済的支援
Q9: 学費の分割納入は可能ですか?
A: はい、前期と後期の2回に分けて納入することができます。また、状況に応じて月々の分割納入についても相談に応じています。奨学金制度も充実しており、経済的な不安を抱えている方も安心して学業に専念できる環境を整えています。
Q10: 病院奨学金の利用条件を教えてください。
A: 提携医療機関が提供する奨学金は、卒業後に当該医療機関に一定期間勤務することを条件としています。月額の支援額や勤務期間は医療機関によって異なりますが、生活費を含めた手厚い支援を受けられる制度も多くあります。
まとめ・参考情報
京都看護助産学校は、70年以上の歴史を持つ看護師・助産師養成校として、確かな実績と充実した教育環境を提供しています。
本記事のまとめとして、主要なポイントを振り返るとともに、さらなる情報収集に役立つ参考情報をご紹介します。
主要ポイントの総括
教育環境の特徴
本校の最大の特徴は、実践的な教育プログラムと充実した実習環境です。最新のシミュレーション機器を活用した演習や、50以上の医療機関と連携した実習体制により、即戦力となる看護師・助産師の育成を実現しています。
また、経験豊富な教員による丁寧な指導と、チューター制度による個別サポートにより、確かな学びを支援しています。
進路実現のサポート
就職率98.5%という高い実績は、充実したキャリアサポート体制の証です。個別相談や就職試験対策、学内説明会の開催など、きめ細かな支援により、多くの学生が希望する進路を実現しています。
また、様々な奨学金制度や経済的支援により、学業に専念できる環境も整っています。
今後の展望
教育プログラムの発展
2025年度からは、より実践的なカリキュラムへの改編を予定しています。特に、デジタル技術を活用した新しい教育方法の導入や、地域医療との連携強化により、さらなる教育の質の向上を目指します。
また、国際交流プログラムの拡充も検討されており、グローバルな視点を持つ医療人材の育成にも力を入れていきます。
参考情報とリンク
関連情報の案内
より詳しい情報は、本校のオープンキャンパスや学校説明会でご確認いただけます。また、個別相談も随時受け付けていますので、具体的な質問や不安点がある方は、お気軽にお問い合わせください。
最新の入試情報や学校の取り組みについては、公式ウェブサイトで定期的に更新しています。
情報の更新について
本記事の情報は2024年12月時点のものです。入試情報や学費、カリキュラムなどは年度により変更される可能性がありますので、最新情報は必ず公式サイトや学校説明会でご確認ください。また、個別の質問や相談は、入試広報課で丁寧に対応させていただきます。
京都看護助産学校は、充実した実習環境と手厚い学習支援体制を備え、高い国家試験合格率と就職率を誇る看護師・助産師養成校です。
2025年度の入試では、推薦入試と一般入試の複数の機会が用意され、様々な背景を持つ方々の夢の実現をサポートします。充実した奨学金制度や経済的支援により、学業に専念できる環境も整っています。
看護師・助産師を目指す皆様の第一歩として、ぜひ本校での学びをご検討ください。
さらに詳しい情報は【ナースの森】で
看護師を目指す方々へより詳しい情報をお届けするため、【ナースの森】看護師のためのサイト・キャリア支援サイトもご活用ください。