
医療・福祉のスペシャリストを目指す皆様に、二俣川看護福祉高等学校の特徴と魅力を詳しくご紹介します。
50年の伝統と実績を誇る本校は、充実した実習設備と経験豊富な教員による指導体制により、確かな知識と技術を持つ医療・福祉のプロフェッショナルを数多く輩出してきました。
2025年度の入試情報から、3年間の具体的なカリキュラム、実践的な実習プログラム、そして充実した進路支援体制まで、受験生の皆様に必要な情報を網羅的にお届けします。
また、在校生や卒業生の声を通じて、リアルな学校生活や将来の可能性についてもご紹介します。
本記事では、【ナースの森】の看護師教育担当者が、医療・福祉分野を目指す中学生の視点に立って、分かりやすく解説いたします。
進路選択の重要な判断材料として、ぜひご活用ください。
この記事で分かること
- 二俣川看護福祉高等学校の学校概要と教育の特徴
- 2025年度入試の出題傾向と効果的な対策方法
- 実践的な実習体制と3年間の具体的な学習内容
- 充実した進路支援制度と最新の進路実績データ
- 在校生・卒業生による具体的な学習体験とアドバイス
この記事を読んでほしい人
- 将来、看護師や介護福祉士として活躍したい中学生
- 医療・福祉分野への進学を検討している受験生
- お子様の進路として専門高校を検討している保護者
- 看護・福祉の学びを深めたいと考えている方
医療・福祉のスペシャリストを目指す皆様に向けて、二俣川看護福祉高等学校の特徴や入試情報、実習体制、進路状況まで、すべての重要情報を徹底的に解説いたします。
本校の卒業生である現役看護師の視点も交えながら、志願者に必要な情報をわかりやすくお届けします。
進路選択の重要な判断材料として、ぜひご活用ください。
学校概要:50年の伝統と実績を誇る医療・福祉の専門高校

二俣川看護福祉高等学校は、1974年の創立以来、確かな専門知識と温かな心を持つ医療・福祉のスペシャリストを育成してきました。
半世紀に渡る教育実績と、現代の医療ニーズに応える先進的な教育プログラムを通じて、多くの卒業生が医療・福祉の現場で活躍しています。
学校の歴史と発展
創立からの歩み
1974年に神奈川県初の医療・福祉系専門高校として設立された本校は、時代とともに進化を続けてきました。
当初は衛生看護科のみでしたが、1985年には福祉科を新設し、1995年には現在の医療福祉科として統合されました。2015年には最新の実習棟が完成し、さらに充実した実践的教育を実現しています。
教育理念の継承と革新
「敬愛・創造・奉仕」という建学の精神のもと、確かな技術と豊かな人間性を備えた医療・福祉人材の育成に力を注いでいます。
近年では、AIやICTを活用した最新の医療教育も取り入れながら、伝統的な価値観と現代のニーズをバランスよく融合させた教育を展開しています。
教職員体制
充実の指導陣
現在、82名の教職員が在籍しており、そのうち37名が看護師、介護福祉士などの医療・福祉の有資格者です。一般教科の教員も医療・福祉分野への理解が深く、専門科目との連携を意識した授業を展開しています。
専門分野別の教員構成
看護分野担当の教員が15名、福祉分野担当が12名、一般教科担当が45名、その他の職員が10名在籍しています。また、臨床経験豊富な実習指導者も多数配置されており、実践的な技術指導を行っています。
施設・設備
充実の実習施設
2015年に完成した実習棟には、最新のシミュレーション設備を備えた看護実習室が4室、介護実習室が2室設置されています。各実習室には実際の医療・介護現場と同様の設備が整えられ、実践的な技術習得が可能です。
ICT教育環境
全教室に電子黒板とWi-Fi環境を完備し、タブレット端末を活用した授業も積極的に展開しています。専用のeラーニングシステムでは、いつでも復習や自主学習が可能な環境を整えています。
図書館・学習支援施設
医療・福祉分野の専門書を中心に、約20,000冊の蔵書を備えた図書館があります。放課後は自習室として開放され、教員による学習相談も実施しています。
通学アクセス・周辺環境
便利な立地条件
相鉄線二俣川駅から徒歩8分という好立地にあり、横浜市内はもちろん、町田市や大和市からも多くの生徒が通学しています。駅周辺には大型商業施設も多く、通学時の利便性も高くなっています。
周辺の医療・福祉施設
学校周辺には協力医療機関である二俣川総合病院をはじめ、複数の病院や介護施設があります。これらの施設での実習や見学を通じて、実践的な学びの機会を得ることができます。
安全な学習環境
校舎は閑静な住宅地に位置し、周辺には公園や図書館などの公共施設も充実しています。登下校時の安全面にも配慮され、警備員による見守り体制も整っています。
このように、二俣川看護福祉高等学校は、充実した施設設備と経験豊富な教職員による手厚い指導体制を整え、未来の医療・福祉人材の育成に力を注いでいます。次章では、2025年度の入試情報について詳しく解説してまいります。
2025年度入試情報:受験生が知っておくべき最新情報と対策

2025年度の入試では、従来の選考方法を基本としながら、より多面的な評価方法が取り入れられています。
本章では、入試制度の詳細から効果的な対策法まで、受験に必要な情報をわかりやすく解説します。
入試概要と選考方法
募集定員と入試区分
医療福祉科の2025年度募集定員は240名となっています。入試区分は推薦入試と一般入試の2種類があり、推薦入試では120名、一般入試では120名を募集しています。また、特別選抜枠として、スポーツ推薦10名、専願推薦30名の募集も実施されています。
出願資格と選考基準
中学校を2025年3月卒業見込みの方、または既に卒業された方が対象となります。推薦入試では、評定平均値が3.5以上であることに加え、医療・福祉分野への強い興味と意欲が求められます。一般入試では、学力検査と面接による総合的な評価が行われます。
過去3年間の入試データ分析
志願者数と倍率の推移
2022年度から2024年度までの志願者数は着実に増加傾向にあります。2024年度入試では推薦入試が1.8倍、一般入試が2.2倍と、例年より若干高めの倍率となりました。特に医療系への進学希望者の増加が、この傾向の背景にあると考えられます。
合格者の平均点と得点分布
2024年度一般入試における教科別平均点は、国語が75点、数学が68点、英語が72点でした。合格者の得点分布を見ると、3教科合計の得点率が70%以上の受験生が多く合格しています。面接評価も合否に大きく影響するため、総合的な対策が重要です。
入試科目と出題傾向
国語の特徴と対策
出題形式は、説明文、文学的文章、古文の3分野からなります。特に医療・福祉に関連する説明文が出題されることが多く、専門用語の基礎的な理解も求められます。過去問演習では、時間配分と読解の正確さを意識した取り組みが効果的です。
数学の重要ポイント
基礎的な計算力に加え、データの分析や図形の証明問題が重視されています。特に、グラフや表の読み取りに関する問題は、将来の医療現場での実務を意識した出題となっています。日々の学習では、基本問題の確実な理解と応用力の養成が大切です。
英語試験の傾向
リーディングとライティングを中心とした出題となっています。医療・福祉に関連する英文も含まれ、基本的な医療用語の理解も必要です。リスニング問題は含まれませんが、長文読解力の強化が重要となります。
面接試験のポイント
面接の実施方法
個人面接形式で、約10分間実施されます。受験生1名に対して面接官2名で行われ、志望動機や将来の目標、中学校での活動実績などについて質問されます。2025年度からは、一部の面接でグループディスカッションも導入される予定です。
よくある質問項目
志望動機や医療・福祉を志す理由、将来の夢、中学校での具体的な活動内容などが定番の質問項目となっています。また、基本的なマナーや態度、コミュニケーション能力も重要な評価ポイントとなります。
合格者の学習事例と体験談
A君の場合(一般入試合格)
中学3年の4月から塾での受験対策を開始し、特に苦手だった数学の克服に力を入れました。毎日2時間の学習時間を確保し、過去問を5年分繰り返し解くことで、実践力を養いました。
面接対策としては、志望動機を具体的なエピソードを交えて準備したことが功を奏しました。
Bさんの場合(推薦入試合格)
部活動と両立しながら、平日は2時間、休日は4時間の学習時間を確保しました。評定平均値の向上を目指し、定期テスト対策を重視。また、地域のボランティア活動に積極的に参加し、その経験を面接でアピールすることができました。
このように、二俣川看護福祉高等学校の入試では、学力試験の成績だけでなく、医療・福祉への興味や意欲、人物面での評価も重要となります。次章では、入学後の具体的なカリキュラムと学習内容について詳しく解説していきます。
カリキュラム・学習内容:実践力を養う体系的な学び
二俣川看護福祉高等学校では、3年間の体系的なカリキュラムを通じて、医療・福祉のプロフェッショナルとして必要な知識と技術を段階的に習得できます。
一般教科と専門科目をバランスよく学ぶことで、進学にも就職にも対応できる確かな学力を身につけることができます。
学年別カリキュラムの特徴
1年次:基礎的な学力と専門知識の土台作り
1年次では一般教科を中心としながら、医療・福祉の基礎知識を学びます。「基礎医学」「看護学概論」「福祉概論」などの導入的な専門科目を通じて、これからの学習への意欲と理解を深めていきます。
週に2回の実習授業では、基本的な看護技術や介護技術の基礎を学びます。
2年次:専門知識の本格的な習得
2年次からは専門科目の比重が増え、より実践的な内容を学んでいきます。「解剖生理学」「疾病論」「生活支援技術」などの専門科目に加え、週3回の実習では、実際の医療・介護現場で必要とされる技術を習得します。
また、夏季休暇中には病院見学実習も実施されます。
3年次:実践力の完成と進路実現へ
3年次では、それまでの学習の集大成として、より高度な専門知識と技術を学びます。「看護実践」「介護実践」などの応用科目では、実際の現場で想定される様々な場面に対応できる力を養います。
また、進路に応じた選択科目も設置され、個々の目標に合わせた学習が可能です。
特色ある授業内容
医療現場を想定した実践的な実習
実習室には最新のシミュレーション機器が導入されており、実際の医療現場さながらの環境で技術を磨くことができます。バイタルサインの測定や採血、心電図の読み取りなど、基本的な医療行為を繰り返し練習することで、確実な技術を身につけます。
ICTを活用した先進的な学習
すべての教室に電子黒板とタブレット端末が配備され、デジタル教材を活用した効果的な学習が行われています。解剖学の3Dモデルや、看護・介護の手順を示す動画教材など、視覚的に分かりやすい教材で理解を深めることができます。
少人数制による丁寧な指導
実習科目では1クラス20名程度の少人数制を採用し、きめ細かな指導を行っています。教員一人あたりの担当生徒数が少ないため、個々の習熟度に応じた指導が可能となっています。また、実技試験前には個別指導の時間も設けられています。
資格取得支援プログラム
目指せる資格と検定
在学中に取得を目指す主な資格には、介護職員初任者研修修了、日本赤十字社救急法救急員、医療事務検定などがあります。これらの資格は、将来の進路選択の幅を広げる重要なステップとなります。
放課後特別講座の実施
資格試験対策として、放課後に特別講座を開講しています。経験豊富な教員による直接指導で、確実な合格を目指します。過去の合格体験談や試験のポイントなども共有され、効率的な学習が可能です。
学習支援体制
個別指導とメンタリング
定期的な個別面談を通じて、学習の進捗状況や課題を確認します。必要に応じて補習や個別指導も実施され、理解が不十分な部分を確実にフォローアップします。また、上級生によるメンター制度も導入されており、先輩からのアドバイスも得られます。
e-ラーニングシステムの活用
学校独自のe-ラーニングシステムでは、授業の復習や予習、過去問題の演習が可能です。スマートフォンからもアクセスでき、通学時間や空き時間を活用した学習ができます。また、定期的に実施される小テストで、学習の成果を確認することができます。
このように、二俣川看護福祉高等学校では、充実したカリキュラムと手厚い学習支援により、確かな知識と技術を持つ医療・福祉人材の育成を実現しています。次章では、実際の医療・福祉現場での実習体制について詳しく解説していきます。
実習体制:現場で活きる実践力を養成

二俣川看護福祉高等学校の実習プログラムは、地域の医療機関や福祉施設との強い連携のもと、実践的な技術と現場対応力を育成します。
段階的な実習カリキュラムにより、確実な技術の習得と、医療・福祉専門職としての意識を高めることができます。
実習施設との連携体制
協力医療機関について
二俣川総合病院をはじめとする10の医療機関と連携協定を結んでおり、充実した臨床実習を実施しています。
各施設には本校の卒業生も多く勤務しており、在校生の指導に積極的に関わっています。実習施設は最新の医療設備を備え、高度な医療技術に触れる機会も提供されています。
提携福祉施設の特徴
特別養護老人ホームやデイサービスセンターなど、15の福祉施設と密接に連携しています。
それぞれの施設が特色ある介護サービスを展開しており、多様な実習体験が可能です。施設実習では、利用者との直接的なコミュニケーションを通じて、介護の本質を学ぶことができます。
年間実習スケジュール
1年次の基礎実習
1年次の実習は校内での基礎技術習得が中心となります。看護・介護の基本動作を丁寧に学び、2年次からの本格的な実習に向けた準備を進めます。後期には施設見学も実施され、現場の雰囲気を体感することができます。
2年次の専門実習
2年次からは実際の医療機関や福祉施設での実習が始まります。前期は基礎看護技術と生活支援技術の実践、後期は各専門分野での実習が行われます。夏季休暇中には5日間の集中実習も実施されます。
3年次の総合実習
3年次では、より実践的な総合実習を行います。チーム医療の一員として、多職種との連携や情報共有の重要性を学びます。また、進路に応じた選択実習も用意されており、将来の目標に合わせた実習が可能です。
実習指導体制
実習指導教員の役割
15名の実習指導専門教員が配置され、きめ細かな指導を行っています。各教員は豊富な臨床経験を持ち、実践的な技術指導だけでなく、医療者としての心構えも伝えています。また、実習中の不安や悩みにも丁寧に対応します。
現場指導者との連携
実習施設の指導者と定期的なカンファレンスを実施し、生徒一人一人の状況を共有します。実習目標の設定から評価まで、きめ細かな連携により効果的な実習を実現しています。指導者からの具体的なアドバイスは、実践力の向上に大きく貢献しています。
実習体験談
Cさんの病院実習体験
2年次の病院実習では、最初は緊張して思うように動けませんでしたが、指導者の方々の丁寧なサポートにより、徐々に自信を持って行動できるようになりました。特に患者さんとのコミュニケーションの大切さを学び、医療者としての意識が大きく成長しました。
Dさんの施設実習報告
福祉施設での実習では、利用者一人一人の生活背景や希望を理解することの重要性を学びました。介護技術だけでなく、その人らしい生活を支援することの意味を深く考える機会となり、福祉の専門職を目指す決意が一層強まりました。
このように、二俣川看護福祉高等学校の実習プログラムは、実践的な技術習得と専門職としての意識育成を重視しています。次章では、充実した学校生活の様子について詳しく紹介していきます。
学校生活紹介:充実の学びと行事で彩られる日々

二俣川看護福祉高等学校での毎日は、専門的な学びと楽しい学校行事が調和した、充実した時間となっています。
医療・福祉を目指す仲間たちとともに過ごす学校生活は、将来の夢に向かって着実に成長できる環境となっています。
日常のスケジュール
平日の過ごし方
朝は8時15分に登校し、8時30分からのホームルームで一日が始まります。午前中は主に一般教科の授業が行われ、午後からは専門科目や実習が中心となります。7時限目までの授業後は、部活動や資格試験対策講座などの課外活動が活発に行われています。
実習日のタイムスケジュール
実習がある日は通常の授業スケジュールとは異なり、より実践的な時間割となります。午前9時から午後3時まで実習が行われ、その後は実習記録の作成やカンファレンスの時間が設けられています。実習後のふりかえりも重要な学習機会となっています。
年間行事カレンダー
学期ごとの主要行事
4月の入学式から始まり、5月には体育祭、9月には文化祭が開催されます。これらの行事では医療・福祉に関連した企画も多く実施され、専門性を活かした独自の取り組みが行われています。
12月には看護福祉研究発表会があり、1年間の学習成果を発表する機会となっています。
特色ある学校行事
7月には「医療福祉体験ウィーク」が実施され、外部講師による特別講座や施設見学が行われます。11月の「福祉健康フェスタ」では、地域住民を招いて健康チェックや介護相談などを実施し、学習成果を地域に還元しています。
部活動・委員会活動
専門性を活かした部活動
看護研究部や福祉ボランティア部など、専門性を活かした部活動が人気です。これらの部活動では、実践的な技術練習や地域貢献活動を通じて、専門知識をさらに深めることができます。運動部や文化部も活発に活動しており、文武両道の校風が築かれています。
生徒会・委員会の取り組み
保健委員会や福祉委員会では、学校行事の企画運営や日常的な福祉活動を行っています。特に保健委員会は、学校内の衛生管理や健康教育の推進に重要な役割を果たしています。各委員会の活動は、リーダーシップやチームワークを育む機会となっています。
学校行事レポート
体育祭の様子
体育祭では通常の競技に加え、「救護リレー」や「車いす競争」など、医療福祉を学ぶ学校ならではの種目も実施されています。クラス対抗で競い合いながら、チームワークと実践力を高めることができます。
文化祭の取り組み
文化祭では各クラスが医療・福祉をテーマにした展示や体験コーナーを企画します。血圧測定や車いす体験、高齢者体験など、来場者が医療・福祉を身近に感じられる企画が好評です。また、進路相談コーナーも設置され、多くの中学生が訪れています。
このように、二俣川看護福祉高等学校の学校生活は、専門的な学びと楽しい行事が調和した、充実した内容となっています。次章では、在校生や卒業生の具体的な声を紹介していきます。
在校生・卒業生の声:実体験から語る学びと成長
二俣川看護福祉高等学校で学ぶ在校生と、すでに医療・福祉の現場で活躍する卒業生の声をお届けします。
実際の学校生活や学習体験、進路実現までのプロセスを、具体的なエピソードとともにご紹介します。
在校生インタビュー
3年生Eさんの声
看護師を目指して入学し、日々の学習と実習に励んでいます。1年次は基礎科目の学習に苦労しましたが、先生方の丁寧な指導のおかげで確実に力をつけることができました。
特に実習では、患者さんとの関わりを通じて、看護師という仕事の意義を深く理解することができました。看護系大学への進学が決まり、夢の実現に向けて一歩前進することができています。
2年生Fさんの体験
介護福祉士を目指して入学しました。福祉施設での実習では、利用者さんとの関わりの中で多くのことを学びました。特に印象に残っているのは、コミュニケーションの大切さです。
言葉だけでなく、表情やしぐさからも相手の気持ちを理解することの重要性を実感しています。放課後は福祉ボランティア部で活動し、より実践的な経験を積んでいます。
卒業生からのメッセージ
総合病院勤務Gさん(卒業後5年)
本校での学びは、現在の看護師としての仕事に大いに活かされています。特に基礎看護技術の徹底した練習は、現場での自信につながっています。高校時代に身につけた観察力や コミュニケーション能力は、患者さんとの信頼関係を築く上で重要な基盤となっています。
後輩の皆さんには、基礎をしっかりと身につけ、目標に向かって頑張ってほしいと思います。
介護老人保健施設勤務Hさん(卒業後3年)
在学中に取得した介護職員初任者研修の資格は、現場で即戦力として活躍する上で大きな強みとなりました。施設実習での経験は、利用者様一人一人に寄り添うケアの基本を学ぶ貴重な機会でした。
今では後輩の指導も任されるようになり、本校での学びを次世代に伝えることができることを嬉しく思います。
学習体験記
国家試験対策での学び
3年生のIさんは、看護専門学校受験に向けた学習体験を語ってくれました。平日は放課後の補習に参加し、休日は図書室で自主学習に取り組みました。
先生方による個別指導と、クラスメイトとの学び合いが、モチベーション維持の大きな支えとなりました。結果として第一志望校への合格を果たすことができました。
実習での成長体験
2年生のJさんは、初めての病院実習での経験を共有してくれました。最初は緊張で思うように動けませんでしたが、指導者の方々の温かいサポートにより、徐々に自信を持って行動できるようになりました。
患者さんからの「ありがとう」という言葉に、医療職を目指す決意を新たにしたそうです。
後輩へのアドバイス
医療・福祉の道を目指す後輩たちへ、先輩からの具体的なアドバイスも寄せられています。
日々の学習では基礎をしっかりと固めること、実習では積極的に質問し学ぶ姿勢を持つこと、そして何より患者さんや利用者さんとの関わりを大切にすることが重要だと語っています。
また、学校生活を楽しみながら、目標に向かって着実に前進することの大切さも強調されています。
このように、在校生や卒業生の声からは、二俣川看護福祉高等学校での学びが、確かな成長につながっていることがわかります。次章では、保護者の方々に向けた情報をご紹介します。
保護者向け情報:教育費用と支援制度の詳細
お子様の将来を見据えた進路選択において、教育費用や支援制度に関する情報は重要な検討材料となります。
二俣川看護福祉高等学校では、充実した教育環境の提供と併せて、様々な経済的支援制度を整えています。
学費・奨学金制度
学費の詳細
初年度納入金として、入学金20万円、施設設備費15万円が必要となります。年間授業料は36万円で、実習費として年間6万円が別途必要です。教材費や制服代などの初期費用として、約15万円を見込む必要があります。
なお、学費は月払いまたは学期払いを選択することができます。
利用可能な奨学金
日本学生支援機構の奨学金に加え、神奈川県私立高等学校等生徒学費補助金制度が利用可能です。また、本校独自の奨学金制度として、成績優秀者対象の特別奨学金制度も設けられています。入学後も、学業・人物ともに優れた生徒を対象とした授業料減免制度があります。
保護者会活動の紹介
保護者会の取り組み
年4回の定例会議では、学校行事への協力や生徒の学習環境改善について話し合います。文化祭では保護者会独自の模擬店を出店し、その収益は生徒の福利厚生に活用されています。
また、進路講演会の企画運営にも携わり、卒業生保護者による体験談発表なども実施しています。
学校との連携体制
保護者会と学校との定期的な懇談会が開催され、教育方針や学校運営について意見交換が行われています。また、保護者向けの授業参観や実習見学会も実施され、お子様の学習状況を直接確認する機会が設けられています。
家庭でのサポートポイント
学習面のサポート
専門的な学習を進める上で、家庭での復習時間の確保が重要となります。実習記録の作成や課題学習のための静かな環境づくり、体調管理のサポートなど、ご家庭でのバックアップをお願いしています。
定期的に配布される学習進捗状況報告を参考に、お子様の学習状況を把握することができます。
心身の健康管理
実習を含む専門的な学習は、心身ともに負担がかかる場合があります。規則正しい生活リズムの維持や、バランスの取れた食事の提供など、基本的な生活習慣の確立にご協力をお願いしています。
学校の保健室や相談室とも連携し、必要に応じて専門家によるカウンセリングも利用可能です。
進路に関する相談体制
個別相談の機会
年3回の三者面談に加え、必要に応じて随時、担任や進路指導部との個別相談が可能です。お子様の適性や希望を考慮しながら、具体的な進路プランを検討していきます。また、保護者向けの進路説明会も定期的に開催されています。
情報提供体制
進学や就職に関する最新情報は、保護者向けメールマガジンで定期的に配信されています。オープンキャンパスや就職説明会の情報、卒業生の進路実績なども随時更新され、進路選択に役立つ情報を適切なタイミングで入手することができます。
このように、二俣川看護福祉高等学校では、保護者の皆様との密接な連携のもと、生徒一人一人の成長をサポートしています。次章では、よくある質問とその回答をQ&A形式でご紹介します。
Q&Aセクション:よくある質問と回答
二俣川看護福祉高等学校に関して、受験生や保護者の皆様からよく寄せられる質問とその回答をまとめました。
入試や学校生活、進路に関する疑問点について、具体的に解説いたします。
入試に関するQ&A
Q1:高校からの医療系は難しくありませんか?
医療や福祉の基礎から段階的に学んでいくため、初学者でも無理なく学習を進めることができます。入学後は、経験豊富な教員による丁寧な指導と、少人数制の授業により、確実に知識と技術を身につけることができます。
Q2:推薦入試の面接ではどのような質問がありますか?
志望動機や将来の目標、中学校での活動実績などについて質問されます。特に医療・福祉への興味や意欲をどのように持つようになったのか、具体的なエピソードを交えて説明できるよう準備することが重要です。
Q3:部活動との両立は可能ですか?
多くの生徒が部活動と学習を両立しています。放課後の時間を効率的に活用し、計画的に学習を進めることで、充実した高校生活を送ることができます。部活動での経験は、チームワークやコミュニケーション力の向上にもつながっています。
学校生活に関するQ&A
Q4:実習はいつから始まりますか?
1年次から基礎的な実習が始まります。校内での基本技術の習得から始まり、2年次からは医療機関や福祉施設での実習が本格的にスタートします。段階的なプログラムにより、無理なく実践力を身につけることができます。
Q5:学校行事にはどのようなものがありますか?
体育祭や文化祭、医療福祉体験ウィーク、福祉健康フェスタなど、特色ある行事が多数あります。これらの行事では、専門性を活かした企画も多く実施され、学習成果を発表する機会となっています。
進路に関するQ&A
Q6:卒業後の進路状況はどうなっていますか?
看護系大学や専門学校への進学が全体の約80%を占めています。就職では医療機関や福祉施設への就職実績が多く、本校での学びを活かせる進路を選択する生徒が大多数です。進路指導部による手厚いサポート体制も整っています。
Q7:普通科の高校と比べて、進学に不利になることはありませんか?
医療・福祉系への進学では、むしろ有利となる場合が多いです。一般教科もしっかりと学べる教育課程が組まれており、多様な進路選択が可能です。特に看護系学校への進学では、早期から専門的な学習に触れていることが評価されています。
学費・支援制度に関するQ&A
Q8:奨学金制度はありますか?
日本学生支援機構の奨学金や神奈川県の補助金制度に加え、本校独自の奨学金制度も利用可能です。入学後も成績優秀者を対象とした授業料減免制度があり、経済的な支援体制が整っています。
Q9:実習にかかる費用はどのくらいですか?
実習費として年間6万円が必要です。これには実習着や実習器具、保険料などが含まれています。実習先への交通費は別途必要となりますが、できるだけ自宅から通いやすい実習先を選定するよう配慮しています。
このように、二俣川看護福祉高等学校では、生徒一人一人の充実した学校生活と将来の目標実現をサポートしています。さらに詳しい情報や個別の相談については、お気軽に学校までお問い合わせください。
まとめ:医療・福祉のスペシャリストを目指す皆様へ
二俣川看護福祉高等学校は、50年にわたる伝統と実績を持つ専門高校として、確かな知識と技術、そして温かい心を持つ医療・福祉のプロフェッショナルを育成してきました。
本記事のまとめとして、本校の特徴と魅力を総括するとともに、受験を検討されている皆様へのメッセージをお伝えします。
本校の特徴と強み
充実した教育環境
最新の実習設備と経験豊富な教員陣による指導体制により、実践的な学びを提供しています。少人数制の授業と、きめ細かな個別指導により、確実な知識と技術の習得が可能です。ICTを活用した先進的な学習環境も整備され、効果的な学習をサポートしています。
実践的な実習プログラム
地域の医療機関や福祉施設との強い連携により、充実した実習プログラムを展開しています。段階的な実習カリキュラムにより、現場で必要とされる実践力を着実に身につけることができます。実習を通じて、医療・福祉専門職としての意識も高めることができます。
進路実現への道筋
多様な進路選択
看護系大学や専門学校への進学、医療機関や福祉施設への就職など、様々な進路選択が可能です。充実した進路指導体制により、一人一人の目標に合わせた丁寧なサポートを提供しています。卒業生のネットワークも活用し、具体的な進路アドバイスも得られます。
確かな実績
多くの卒業生が医療・福祉の現場で活躍しており、その実績は進路選択の際の大きな強みとなっています。在学中に取得できる資格は、将来のキャリア形成において重要な基盤となります。
受験生の皆様へ
準備のポイント
受験に向けては、基礎学力の充実と併せて、医療・福祉への興味や意欲を具体的に示せるよう準備することが重要です。オープンキャンパスや学校説明会に積極的に参加し、本校の特徴や学習内容について理解を深めることをお勧めします。
入学後の心構え
入学後は、専門的な学習と実習に意欲的に取り組むことはもちろん、様々な学校行事や部活動にも積極的に参加することで、充実した高校生活を送ることができます。医療・福祉の道を志す仲間との交流は、将来の大きな財産となることでしょう。
このように、二俣川看護福祉高等学校は、医療・福祉のプロフェッショナルを目指す皆様の夢の実現をしっかりとサポートいたします。本記事が、皆様の進路選択の一助となれば幸いです。さらに詳しい情報については、お気軽に学校までお問い合わせください。
二俣川看護福祉高等学校は、充実した実習設備と経験豊富な教員による指導体制、そして地域医療機関との強い連携により、確かな知識と技術を持つ医療・福祉のプロフェッショナルを育成しています。
きめ細かな進路指導と手厚い学習支援により、生徒一人一人の目標実現をサポートしています。医療・福祉の道を志す皆様の夢への第一歩として、ぜひ本校での学びをご検討ください。
より詳しい医療・看護系の進路情報や、現役看護師のリアルな声を知りたい方は、『【ナースの森】看護師のためのサイト・キャリア支援サイト』をご覧ください。
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