【看護師資格取得完全ガイド】学生の悩みと実習攻略法20選|諦めたくなったときの対処法も解説

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はたらく看護師さん 編集部
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看護師資格取得への道のり、想像以上に大変だと感じていませんか?膨大な勉強量、厳しい実習、プレッシャー…。でも、あなたは一人じゃありません。多くの看護学生が同じ悩みを抱えています。

本記事では、現役看護学生の声をもとに、資格取得までの悩みと苦労を徹底解説。さらに、つらい実習を乗り切る20の方法や、諦めたくなったときの対処法まで。あなたの看護師への夢を応援する、心強い味方となる情報が満載です。看護師を目指すあなたへ、この記事が希望の光となりますように。

看護師資格取得についてのよくある悩み・苦労

看護師資格取得を目指している中でよくある悩みや苦労は、大きく分けると学校での悩みと看護実習中の悩みに分類できます。ここではそれぞれの悩みや苦労について深く掘り下げていきます。

学校での悩み・苦労

学校での悩みや苦労としては次の4つが挙げられます。

  • 勉強量が膨大
  • 友人と自分を比べて焦る
  • 試験のプレッシャーが大きい
  • 実技テスト前の自主練習が大変

勉強量が膨大

看護師になるための勉強としては、ただ授業を受けるだけでなく、予習をしたり復習をしたりしなければなりません。また、レポートなどの課題の多さも看護学生の悩みの1つであり、予習や復習まで手が回らないこともしばしばあるでしょう。

友人と自分を比べて焦る

看護師を志している友人と一緒に勉強していると自分がわからない箇所を友人が理解しているなどして、焦ることがあります。特に課題や試験などの結果を見て、友人よりも結果が思わしくないと「本当に看護師になれるのだろうか」と不安になるでしょう。

試験のプレッシャーが大きい

看護師になるためには、国家試験に合格しなければなりません。日々国家試験に向けて勉強を続けながら、学校の定期試験などもこなす必要があるので、プレッシャーに常に晒され続けるというのも大きな悩みです。

実技テスト前の自主練習が大変

看護師として働き始めるとデスクワークよりも患者と直接やりとりしなければならないため、学生時代にはペーパーテストだけでなく実技テストもたくさんあります。

実技テストを直前に控えている時には、放課後に友人と練習したり、自分自身の体を使って血圧を測定したりと体を張って備える必要があり、ペーパーテストとはまた異なる準備が必要です。

看護実習中の悩み・苦労

続いて看護師資格を取得するには避けられない最も大変な看護実習中の悩みや苦労を9つピックアップしてご紹介していきます。

  • 実習時間外の学習が大変
  • 指導担当者がこわい
  • 看護計画を立てるのが大変
  • 看護記録をつけたりレポートを作成したりするのが大変
  • 苦しそうな患者を看るとメンタルにダメージ
  • 患者とのコミュニケーションがうまくとれない
  • かばんが重い
  • 睡眠時間が確保できない
  • プライベートの時間が確保できない

実習時間外の学習が大変

看護実習中は、実習の最中だけでなく実習時間外にも学習しなければならないことがたくさんあります。

学校で座学で学んだ知識だけでは対応しきれない現場だからこそ必要とされる知識があるため、隙間時間があればとにかく学習しなければならないため、つらさを感じる人が多いのです。

指導担当者がこわい

近年パワハラなどが叫ばれるようになったとはいえ、特に人の生死を左右することのある医療現場においては、看護実習生への指導も厳しい傾向にあります。

指導担当者の厳しい指導により萎縮してしまい、「看護実習がつらい」「実習に行きたくない」という気持ちになってしまうかもしれません。

看護計画を立てるのが大変

看護実習中は常に気を張っていなければならないだけでなく、看護計画を立てる必要があります。事前学習や復習、レポート作成など様々な事柄に追われいっぱいいっぱいの中、やっとの思いで立てた看護計画も指導担当者に「根拠は?」などと突っ込まれることが多く、心が折れてしまうこともあるでしょう。

看護記録をつけたりレポートを作成したりするのが大変

担当患者の看護記録や実習に関するレポートなど、とにかく実習では体を動かすだけでなく記録に残して後で見返すことができるようにしなければなりません。

しかし、丁寧に誰が見てもわかるような記録にしなければならないとはいえ、記録するのに時間がかかりすぎてしまっては他の作業に支障が出てしまう可能性があり、苦手な人にとっては大きな負担となります。

苦しそうな患者を看るとメンタルにダメージ

当たり前ですが患者は病気や怪我などで治療が必要で病院に来ており、時に苦しそうな患者を看ることもあるでしょう。場数をこなしていない看護学生の場合、苦しそうな患者を看ると感情移入してしまいやすく、メンタルにダメージを受けてしまうことが多々あります。

患者とのコミュニケーションがうまくとれない

様々な容体の患者と触れ合うことになる看護実習では、患者とのコミュニケーションに悩むことも多々あります。「どのような声をかけたらいいんだろう」と1度悩みはじめてしまうと、結局何も気を効いた声をかけられなくなり、負のループに陥ってしまうこともあるでしょう。

かばんが重い

看護実習中は、参考文献をはじめ、筆記用具や聴診器、昼食、飲み物などとにかく荷物がたくさんでかばんが重くなる傾向にあります。肩こりや腰痛となったり、かばんの持ち手がボロボロになってしまったりするほどで、意外とストレスに感じる人が多いはずです。

睡眠時間が確保できない

看護実習中は帰宅してからもレポートを書いたり、事前学習をしたりととにかく時間がありません。疲れていて眠たくても睡眠時間を確保できない人が大半であり、土日に寝溜めできるかどうかも怪しいところです。

プライベートの時間が確保できない

前述した睡眠時間が確保できないことと似ていますが、看護実習中はプライベートの時間はほぼないものと覚悟しておく必要があります。帰宅後や土日はとにかくレポート作成、復習、明日の予習や準備などに追われ、家族や友人、彼氏彼女などとご飯を食べにいく時間すらありません。

プライベートの時間を大切にしている人にとってはとても大きなストレスとなってしまいます。

 

つらい看護実習を上手に乗り切る方法

看護師資格取得についての悩みや苦労について改めて理解したところで、つらい看護実習を上手に乗り切る方法を10点ご紹介していきます。悩みや苦労はつきものですが、看護実習を乗り越えなければ看護師資格を取得することはできませんので、参考にしてみてください。

 

  • 挨拶をしっかりとする
  • 看護記録やレポートは後回しにしない
  • 看護領域ごとのポイントを事前学習で勉強しておく
  • 担当患者の病気について理解を深める
  • メモを取る習慣をつける
  • 積極性を持つ
  • 無理のないスケジュールを立てる
  • 実習生同士で励まし合う
  • 指導担当者も昔は新人だったと割り切る
  • 実習後の楽しい目標を作る

 

挨拶をしっかりとする

当たり前ですが、指導担当者はもちろんのこと、先輩たちやドクター、病院関係者、患者、患者の家族など、あらゆる人にしっかりと挨拶をすることが何よりも大切です。

戦力ではない実習生だからこそ笑顔で挨拶をしてしっかりと顔を覚えてもらえれば、何かミスをしてしまった時もフォローしてもらえることが多くなります。

看護記録やレポートは後回しにしない

看護記録やレポート作成は後回しにすればするほどタスクが溜まってしまうだけでなく、記憶も曖昧になってしまい効率が悪くなります。毎日大変なのはわかりますが、後回しにせずその日のうちに終わらせることをルーティンにしましょう。

看護領域ごとのポイントを事前学習で勉強しておく

担当患者の看護領域ごとのポイントを事前学習で勉強しておくことも大切です。患者ごとに異なる必要な看護内容を事前に学習しておけば、不測の事態にも対応しやすくなります。

担当患者の病気について理解を深める

前述した通り、看護領域ごとのポイントを事前学習で勉強しておくことはもちろんですが、担当患者の病気についての理解も深めておくと良いでしょう。病気について理解すれば自ずと患者にかける言葉も見つかり、適切なコミュニケーションが取れるようになるはずです。

メモを取る習慣をつける

こちらも当たり前ですが、実習中は体で覚えるだけでなく、何事もメモを取る習慣をつけておくと後で必ず役に立ちます。実習中はやることが多くあっという間に時間が経ってしまうことはもちろん、疲労困憊な中看護記録やレポートもつけなければならない上、自分が看護師になってからどのように対応すべきなのかなどを身につける必要があるからです。

些細なことでもメモをとっておけば、後で見直すことができ、必要に応じて担当指導者や学校の先生に後で質問し理解を深めることもできます。

積極性を持つ

しっかりと挨拶をすることにも通じますが、何をしていいかわからないからと消極的になってしまってはもったいありません。だからといって、「何をしたらよいですか?」という質問をするのも印象はよくないです。

そのため、手持ち無沙汰になってしまったときには、「〇〇をしたら良いでしょうか?」などと聞いてみるなど、積極性を持ちつつ自分の意見を持って実習に臨みましょう。

無理のないスケジュールを立てる

看護実習中はとにかくこなすべきタスクが目白押しで、何か1つでも後回しにしてしまうと、やるべきタスクを失念してしまったり、自分の首を締めることになってしまったりするため、効率よく確実にタスクをこなしていく必要があります。

よって、日々の生活リズムや自分の性格を考慮しながら、確実にタスクをこなせる無理のないスケジュールを立てて実習を乗り切りましょう。

実習生同士で励まし合う

看護実習をつらいと感じてしまうのは自分だけではありません。必ず周りの実習生や友人たちもつらいと感じるシーンがあるはずです。つらさを1人で抱え込んでしまうと、より悶々としてしまいメンタルがやられてしまいます。

そのため、実習生同士でつらさを共有しあって励まし合うことで、日々の実習を乗り切ることが大切です。

指導担当者も昔は新人だったと割り切る

厳しい指導担当者も昔は新人の時代があったことは間違いありません。厳しく指導されるからといって萎縮しすぎず、できることを1つずつこなし、指導されたことは自分の糧にできるようにしましょう。

もちろん指導担当者も悪意を持って厳しく指導してくるわけではなく、医療現場という厳しい世界で働いていけるように実習生を親のような気持ちで一人前にしようとしてくれているだけです。

怖いあるいは厳しいから距離を置くのではなく、「自分のことを想ってくれているから厳しいんだ」という気持ちで指導担当者からの指導を素直に受け止めてください。

実習後の楽しい目標を作る

看護実習はとにかく大変で体力的にもメンタル的にもつらいことが多い上、プライベートの時間や睡眠時間は思うようにとれません。だからこそ看護実習を終えた後の楽しい目標を立てることで、モチベーションを保ちながら実習を乗り越えましょう。

看護師になるのを諦めたいと思った時

つらい看護実習を上手に乗り切る方法が頭でわかっていたとしても、実習中には看護師になるのを諦めたいと打ちひしがれてしまうこともあるでしょう。そこでここでは、看護師になるのを諦めたいと思った時に冷静に今一度考えて欲しい3つのことをご紹介していきます。

 

  • 勢いで諦めないようにする
  • 看護師資格取得を諦めた後の目指す道を考える
  • 看護師資格取得後に看護師以外の道を模索する

 

勢いで諦めないようにする

看護師になるのを諦めたいと考える時というのは、指導担当者に厳しく叱られた時や、とんでもないミスをしてしまった時などではないでしょうか?

そういう時には感情が昂ってしまっていて、勢いでもう自分には無理だと考えている場合が多いはずです。

その瞬間やつらいことがあってから数日はネガティブな感情を引きずることになるかもしれませんが、看護実習に臨んでいる時点でそれまで努力を惜しまずに進み続けてきたことを今一度思い返してください。

本当につらいなら諦めても良いですが、いっときの感情で諦めようとしているのであれば、諦めた後「やっぱりあの時諦めなきゃよかったな」などと後悔する可能性があるので、注意が必要です。

看護師資格取得を諦めた後の目指す道を考える

看護師資格取得を諦めた場合、その後自分が目指したい道があるかどうかというのも重要なポイントです。いっときの感情でそれまで地道に積み上げてきた看護師資格取得に向けての努力が無になるのは非常にもったいありません。

新しい夢ができたということでも、看護師資格が取得できるなら取っておいた方が長い人生においては役に立つ場合もあります。そのため、本当に看護師資格を取得しなくても後悔しないかを今一度考えてください。

看護師資格取得後に看護師以外の道を模索する

看護師資格を取得したからといって、看護師として働かなければならないというわけではないということも頭に入れておきましょう。看護実習などで「自分は看護師の適性がない」などと思ってしまったとしても、看護師資格があれば、保健師資格や助産師資格など別の資格を取って別の職業に生かすこともできるのです。

看護師資格を取得するには、看護大学などに通わなければならないため、大人になってからではハードルが高くなります。看護師資格取得が近い未来に実現できるのであれば、諦めずに一旦看護師資格を取得しておくと良いでしょう。

まとめ

看護師資格取得についての悩み・苦労について、この記事では看護学生が抱える悩みや苦労だけでなく、つらさを感じやすい傾向にある看護実習を乗り切る方法なども併せて解説してきました。

看護師資格取得への道のりは決して平坦ではありませんが、資格取得することで将来のキャリアの可能性が広がることは間違いありません。また、看護師資格取得までだけでなく、看護師になってからも悩みや苦労は必ずあるはずなので、思い詰め過ぎずに夢を追いかけてください。

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