「夜勤を月に何回もこなしているのに、思ったほど収入が増えていない」「自分の夜勤手当は相場より低いのでは」と感じたことはありませんか。夜勤手当は、看護師の収入の中で大きな割合を占める一方、金額の決まり方が分かりにくく、明細を見ても「妥当なのか」が判断しづらいものです。日本看護協会の2024年度の調査では、病院の夜勤手当の平均は1回あたり、三交代の準夜勤で4,567円、深夜勤で5,715円、二交代で11,815円でした。この記事では、夜勤手当の相場と深夜割増の仕組み、月の回数を掛けたときの収入の考え方、そして手取りで損しないための確認ポイントを、公的調査をもとに整理します。
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要点まとめ
- 日本看護協会の2024年度調査では、病院の夜勤手当の平均は1回あたり三交代準夜4,567円、深夜5,715円、二交代11,815円。あくまで平均で、職場・地域・夜勤の種類で大きく異なる。
- 夜勤手当の法的な土台は労働基準法の深夜割増(午後10時〜午前5時の労働に25%以上の割増賃金)。手当の名目や上乗せ分は職場ごとに違う。
- 夜勤手当は10年で1,000円前後しか増えていない。夜勤の回数を増やして収入を補おうとすると、体への負担が大きくなりやすい。
- 「1回の手当 × 月の回数」だけでなく、基本給・賞与・残業・税や社会保険まで含めた手取りで見ることが大切。
- 手当が相場より低い、回数が多いのに収入が伸びないと感じたら、給与明細・就業規則の確認と、職場での相談・比較から始める。
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こんな悩みを持つ看護師さんへ
「夜勤の回数は多いのに、年収が同年代の友人とあまり変わらない」「夜勤手当の金額が、求人サイトで見る相場より低い気がする」「夜勤手当が何を根拠に決まっているのか分からない」「夜勤を頑張っているのに、給与明細を見ても納得感がない」——この記事は、そんな夜勤手当のもやもやを抱える看護師さんに向けて書いています。
夜勤手当は、ただ「夜に働いた分のお小遣い」ではなく、法律で定められた割増賃金と、職場ごとの上乗せ分が組み合わさったものです。仕組みを知ると、自分の手当が妥当なのか、どこを確認すればよいのかが見えてきます。
夜勤は体への負担が大きい働き方です。だからこそ「その負担に見合う手当を受け取れているか」を正しく把握することは、納得して働き続けるためにも、収入を見直すためにも大切です。「なんとなく少ない気がする」で終わらせず、相場・仕組み・自分の明細を照らし合わせていきましょう。
なお、「夜勤手当が割に合わないと感じて、転職や求人票の比較を考えている」段階の方は、夜勤手当が割に合わないと感じたら。看護師が求人票で見るべき給与条件も合わせて読んでみてください。この記事では、まず手当の相場と仕組みそのものを整理します。
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夜勤手当の相場は1回いくら?
公的調査による平均額
日本看護協会が実施した「2024年度 看護職員の賃金に関する実態調査」(2025年6月24日公表)によると、病院の夜勤手当の平均は1回あたり次のとおりです。
- 三交代制の準夜勤:4,567円
- 三交代制の深夜勤:5,715円
- 二交代制の夜勤:11,815円
二交代制の手当が高いのは、1回の勤務時間が長く、準夜勤と深夜勤の両方の時間帯をカバーするためです。三交代制では準夜勤と深夜勤が別々の勤務になるため、1回あたりの手当はそれぞれ低めになります。
これらはあくまで全国の病院の平均値です。実際の金額は、職場の規模・地域・夜勤の種類・経営状況によって大きく変わります。「平均より低い=おかしい」と断定はできませんが、自分の手当が相場とどれくらい離れているかを知る目安にはなります。
三交代制と二交代制で「1回あたり」を比べるときの注意
夜勤手当を「1回いくら」で単純に比べると、三交代の準夜勤(4,567円)と二交代(11,815円)では倍以上の差に見えます。しかし、二交代の夜勤は1回の勤務時間が長く、三交代の準夜勤と深夜勤の2回分に相当する時間を1回で働いていることが多いため、単純に「二交代のほうが2.5倍お得」とは言えません。
比べるときは、次のように「夜勤帯に働く総時間あたり」で見ると実態に近づきます。
- 三交代制:準夜勤の手当 + 深夜勤の手当を、それぞれの勤務回数で見る
- 二交代制:1回の夜勤手当を、その長い拘束時間と合わせて見る
自分が三交代と二交代のどちらが合うかは、手当の金額だけでなく、拘束時間の長さ・明け休みの取りやすさ・体への負担で考えることが大切です。夜勤の負担そのものについては夜勤がしんどい看護師へ。当日〜明けを乗り切る工夫と、職場に求められる勤務編成の基準も参考にしてください。
夜勤手当はこの10年でほとんど増えていない
同じ調査では、2012年の賃金調査と比べると、夜勤手当はそれぞれ準夜勤3,812円・深夜勤4,635円・二交代10,119円から増えてはいるものの、増加幅は約10年で1,000円前後にとどまると報告されています。夜勤手当額はこの10年間で、2交代で約1,000円、3交代で約500円程度しか増えていない計算です。
これは重要なポイントです。夜勤手当が大きく増えにくい以上、「夜勤の回数を増やして収入を補う」やり方は、体への負担を増やすわりに収入の伸びが小さくなりがちだということです。収入を上げたいときは、手当の回数だけでなく、基本給・賞与・働き方全体で考える必要があります。夜勤手当の水準が長く横ばいだという事実は、「自分の頑張りが足りないから収入が増えない」のではなく、構造的に伸びにくい部分があるということでもあります。自分を責めず、収入を見直す視点として受け止めてください。
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なぜその金額になるのか——深夜割増の仕組み
法律で決まっている「深夜割増」
夜勤手当のすべてが職場の裁量で決まるわけではありません。土台には、労働基準法で定められた深夜割増賃金があります。
労働基準法では、深夜業(原則として午後10時〜午前5時)に労働させた場合、使用者は2割5分(25%)以上の割増賃金を支払わなければならないと定められています(第37条)。つまり、22時から翌5時にかかる勤務には、通常の賃金に最低25%上乗せした賃金が支払われる必要があります。
さらに、割増は重複して発生することがあります。たとえば時間外労働(残業)が深夜帯に及んだ場合は、時間外の割増(25%以上)と深夜の割増(25%以上)が合算され、合計5割(50%)以上の割増になります。
「夜勤手当」と「深夜割増」は同じではない
ここで混同しやすいのが、「夜勤手当」と「深夜割増賃金」の関係です。
- 深夜割増賃金:法律で最低基準が決まっている、22〜5時の労働への割増(25%以上)。
- 夜勤手当:職場が独自に設定する手当。深夜割増を含む形にしている職場もあれば、別建てにしている職場もあります。
職場によって、「夜勤手当」という名目に深夜割増が含まれているか、別に支給されているかが異なります。明細上の名目が同じでも中身が違うことがあるため、自分の手当に深夜割増が正しく反映されているかは、給与明細と就業規則で確認する価値があります。
夜勤手当は職場ごとに決め方が違う
深夜割増という法律上の最低基準を超えて、いくらを「夜勤手当」として支給するかは、各職場の就業規則・賃金規程で定められます。病院の機能・規模・経営状況・地域の相場などによって金額に差が出るのはこのためです。
そのため、「同じ夜勤をしているのに、友人の職場のほうが手当が高い」ということは珍しくありません。これは必ずしも違法ではなく、職場ごとの賃金設計の違いです。だからこそ、自分の手当の金額と計算方法を就業規則で確認し、相場と照らし合わせて「納得できる水準か」を自分で判断できるようにしておくことが大切です。求人を比べるときも、手当の名目だけでなく「1回いくらか」「深夜割増は別か込みか」まで確認すると、実際の差が見えてきます。
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月の収入で見るとどうなるか
「1回の手当 × 回数」で概算する
夜勤手当の月収への影響は、「1回あたりの手当 × 月の夜勤回数」でおおまかに把握できます。たとえば二交代の夜勤手当が平均的な水準だとして、月の夜勤回数が変われば、夜勤手当の合計も大きく変わります。
ただし、これはあくまで概算です。実際には、夜勤の種類(準夜・深夜・二交代)、職場の手当額、深夜割増の扱い、残業の有無によって変わります。自分のケースを知るには、給与明細の「夜勤手当」「深夜割増」の欄を、月の夜勤回数と照らし合わせるのが確実です。
夜勤手当は月によって回数が変動するため、月ごとの収入も上下します。年収で考えるときは、「1回あたりの手当 × 年間の夜勤回数」に賞与や他の手当を足して把握すると、生活設計がしやすくなります。逆に言えば、夜勤手当は「変動する収入」なので、これを生活費の固定部分として当てにしすぎると、夜勤が減った月に家計が苦しくなることもあります。夜勤手当は収入の上乗せ部分と位置づけ、基本給で生活の土台を考えるのが安全です。
夜勤回数が増えても手当が比例しないことがある
日本看護協会の同調査では、夜勤回数が一定回数を超えた場合の手当の増額・加算制度について、「ない」が69.6%で最も多く、「夜勤手当への加算がある」9.2%、「夜勤手当の増額がある」8.0%でした。
つまり、多くの職場では、夜勤を多くこなしても1回あたりの手当は変わりません。「回数を増やせば増やすほど割がよくなる」仕組みは少数派だということです。回数を増やす前に、自分の職場に加算制度があるかを確認しておきましょう。
夜勤専従という働き方
夜勤を専門に行う「夜勤専従」という働き方もあります。同調査では、夜勤専従者がいる施設は41.7%で、夜勤専従者への特別な手当が「ある」のは14.2%(特別手当がある病院の平均額は25,000円)、「ない」が84.9%でした。夜勤専従者の平均月所定労働時間は135.3時間です。
夜勤専従は、夜勤手当が積み上がるため収入が上がりやすい一方、生活リズムや体調への負担が大きくなりやすい働き方です。収入だけでなく、体への影響もあわせて検討する必要があります。
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夜勤手当だけでは、収入の不満は解消しにくい
夜勤手当に注目しがちですが、収入への不満は手当だけが原因ではないことが、調査からも見えてきます。
多くの看護師が賃金に満足できていない
日本看護協会の2024年度の調査では、病院勤務者の賃金額への満足度は、「満足」2.3%・「やや満足」9.5%にとどまり、「やや不満」29.8%・「不満」34.4%でした。「満足」と「やや満足」を合わせても11.8%で、約9割は賃金に満足とは言えない状態です。
この背景には、夜勤手当だけでなく、基本給や賞与の伸びの小ささがあります。同調査では、病院勤務のフルタイム正規雇用・非管理職の看護師の基本給は、2012年比で約6,000円の増加(上がり幅約2.3%)にとどまっています。夜勤手当も基本給も、この10年で大きくは伸びていないのです。
処遇改善の動きと、その限界
近年は処遇改善の動きもあります。同調査では、ベースアップ評価料を原資とした病院の2024年度からのベア率は平均3.48%でした。また、2020年以降に行った賃金制度の改定では、「基本給の引き上げ」が38.1%で最も多く、「夜勤手当の引き上げ」は12.3%でした。
つまり、職場の収入改善は「夜勤手当の引き上げ」より「基本給の引き上げ」で行われることが多いということです。収入を上げたいなら、夜勤手当の回数を増やすより、基本給・賞与・昇給の仕組みが整った職場かどうかを見るほうが、長期的には効いてきます。給料が上がらないと感じる場合は、看護師の給料が上がらない理由と、職場で確認すべきことも参考にしてください。
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手取りで損しないための確認ポイント
夜勤手当の額面が増えても、手取りがそのまま増えるとは限りません。次の点を確認しておきましょう。
給与明細で確認すること
- 「夜勤手当」と「深夜割増」がどう記載されているか(含まれているか、別建てか)
- 1回あたりの夜勤手当の額と、月の夜勤回数が合っているか
- 深夜帯(22〜5時)の労働に対する割増が反映されているか
- 残業が深夜にかかったとき、割増が合算されているか
就業規則・賃金規程で確認すること
- 夜勤手当の金額と計算方法
- 夜勤の種類(準夜・深夜・二交代)ごとの手当の違い
- 夜勤回数の上限や、回数超過時の加算の有無
税・社会保険の影響
夜勤手当は課税対象で、社会保険料の算定にも影響します。額面が増えても、税や社会保険料が増えるため、手取りの増え方は額面ほど大きくないことがあります。「額面」ではなく「手取り」で考えることが大切です。
特に、夜勤を増やして額面が一段上がると、社会保険料の等級が変わったり、所得税の負担が増えたりして、「思ったほど手取りが増えない」と感じることがあります。逆に、夜勤を減らしたときも、減るのは額面ほどではない場合があります。判断するときは、給与明細の「総支給額」ではなく「差引支給額(手取り)」で前後を比べるのが確実です。
夜勤手当が相場より低いと感じたときの選択肢
確認した結果、「手当が相場より低い」「回数のわりに収入が伸びない」と感じる場合は、次の順で考えてみてください。
- まず明細・規程で事実を確認する:深夜割増が反映されているか、計算方法が規程どおりか。記載に疑問があれば、職場の事務・人事に確認する。
- 職場で相談・調整できることを試す:夜勤回数の調整、加算制度の有無の確認など。
- 収入全体で比較する:夜勤手当だけでなく、基本給・賞与・昇給を含めて、今の職場と他の選択肢を比べる。
深夜割増が支払われていないなど、法令に関わる疑問がある場合は、労働基準監督署や、お住まいの都道府県労働局の総合労働相談コーナーに相談することもできます。一人で抱え込まず、事実を確認してから次の行動を決めましょう。
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今の職場で確認すること・転職で変わること
今の職場で確認すべきこと
夜勤手当そのものは個人の交渉で大きく変えにくいことが多いですが、次の点は確認・相談する価値があります。
- 夜勤手当の計算方法と、深夜割増の反映(明細・規程で確認)
- 夜勤回数の調整(収入と体調のバランスを見直す)
- 基本給・賞与・昇給の仕組み(収入全体への影響が大きい)
夜勤手当は10年で1,000円前後しか増えておらず、基本給も2012年比で約6,000円増(上がり幅約2.3%)にとどまるという調査結果もあります。収入を上げたいときは、夜勤手当だけでなく、基本給・賞与・昇給を含めた全体で考える必要があります。給料が上がらないと感じる場合は、看護師の給料が上がらない理由と、職場で確認すべきことも参考にしてください。
転職で解決しやすいこと・しにくいこと
解決しやすいこと:夜勤手当の額・基本給の水準・賞与の有無は、職場によって差があります。手当や基本給が明らかに低い職場から、待遇のよい職場へ移ることで収入が変わる可能性があります。
解決しにくいこと:夜勤手当の相場自体が全国的に大きくは伸びていないため、転職しても「夜勤手当だけで大幅に増やす」のは難しいのが実情です。また、夜勤の少ない働き方を選べば、その分夜勤手当は減ります。収入と体調・働き方のどれを優先するかを整理してから判断しましょう。
収入を増やす手段として副業を考える場合は、勤務先の規定や働き方への影響を踏まえる必要があります。看護師の副業の選び方と、収入・働き方への影響も参考にしてください。
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賃金や手当に疑問があるときの相談先
明細を確認しても「割増が支払われていない気がする」「計算が規程と合わない」といった疑問が残る場合は、一人で抱え込まず相談できる窓口があります。
- 職場の事務・人事:まずは計算方法や記載の根拠を確認する。多くの場合、規程に基づいた説明が得られます。
- 労働基準監督署:深夜割増(22〜5時の25%以上)など、労働基準法に関わる疑問の相談先です。
- 都道府県労働局の総合労働相談コーナー:賃金・労働条件全般について無料で相談できます。
- 労働組合:職場に労働組合がある場合、手当や処遇の改善を会社に求める窓口になります。
割増賃金は時間外労働が深夜業に及んだ場合などに重複して発生し、合計5割(時間外25%+深夜25%)以上になることもあります。残業が深夜にかかったのに割増が合算されていないなど、明らかな疑問がある場合は、上記の窓口で確認しましょう。相談する前に、給与明細・タイムカードや勤務記録・就業規則の該当部分を手元にそろえておくと、話がスムーズに進みます。一人で「おかしいかも」と抱え込むより、事実を持って確認することが、納得や改善への近道になります。
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よくある質問
看護師の夜勤手当は1回いくらが相場ですか?
日本看護協会の2024年度の調査では、病院の平均で三交代の準夜勤4,567円、深夜勤5,715円、二交代11,815円でした。あくまで全国平均で、職場・地域・夜勤の種類によって大きく異なります。
夜勤手当が低い気がします。違法ではないですか?
夜勤手当の金額自体に法的な最低額はありませんが、深夜帯(22〜5時)の労働には労働基準法で25%以上の割増賃金が義務づけられています。明細にこの割増が反映されているかは確認する価値があります。不安な場合は、就業規則や労働基準監督署、労働組合などに相談できます。
夜勤の回数を増やせば収入は増えますか?
1回あたりの夜勤手当 × 回数で増えますが、多くの職場では回数が増えても1回あたりの手当は変わりません(加算制度が「ない」が約7割)。回数を増やすと体への負担が大きくなるため、収入と体調のバランスで考えることをおすすめします。
夜勤手当はこの先増えますか?
過去10年では、夜勤手当の増加幅は1,000円前後と小さい水準でした。今後の動向は制度や経営状況によりますが、「夜勤手当だけで収入を大きく増やす」ことは難しいのが現状です。基本給・賞与・働き方全体で考えるのが現実的です。
夜勤専従にすれば収入は上がりますか?
夜勤手当が積み上がるため収入は上がりやすい一方、生活リズムや体調への負担が大きくなりやすい働き方です。特別な手当がある施設は一部にとどまります。収入だけでなく、体への影響も含めて検討してください。
二交代と三交代では、どちらが収入面で有利ですか?
1回あたりの夜勤手当は二交代(平均11,815円)のほうが高く見えますが、二交代は1回の勤務時間が長く、三交代の準夜勤と深夜勤の2回分に近い時間を働いていることが多いため、単純に有利とは言えません。手当の金額だけでなく、拘束時間・明け休み・体への負担を合わせて考えることが大切です。
残業が深夜に及んだら、割増はどうなりますか?
時間外労働(残業)が深夜帯(22〜5時)に及んだ場合は、時間外の割増(25%以上)と深夜の割増(25%以上)が合算され、合計5割(50%)以上の割増になります。明細でこの合算が反映されているか確認できます。疑問があれば労働基準監督署などに相談しましょう。
収入を上げたいなら、夜勤を増やすのが一番ですか?
多くの職場では夜勤を増やしても1回あたりの手当は変わらず(加算制度が「ない」が約7割)、体への負担が増えます。調査でも職場の収入改善は「基本給の引き上げ」が中心です。夜勤を増やすより、基本給・賞与・昇給の仕組みが整った職場かを見るほうが、長期的には収入に効きやすいといえます。
夜勤手当はどこに記載されていますか?
多くの場合、給与明細の支給項目に「夜勤手当」「深夜勤務手当」「深夜割増」などの名目で記載されています。名目や内訳は職場ごとに異なるため、就業規則・賃金規程で計算方法を確認すると、自分の手当がどう計算されているかが分かります。記載がない・計算が合わないと感じる場合は、事務・人事に確認しましょう。
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参考資料
- 日本看護協会「2024年度 看護職員の賃金に関する実態調査」結果(2025年6月24日)
https://www.nurse.or.jp/home/assets/20250624_nl02.pdf
- e-Gov 法令検索「労働基準法」(第37条 割増賃金)
https://laws.e-gov.go.jp/law/322AC0000000049
- 厚生労働省「確かめよう労働条件 — 時間外・休日労働と割増賃金」
https://www.check-roudou.mhlw.go.jp/study/roudousya_jikangai.html
- 日本看護協会「看護職の夜勤・交代制勤務に関するガイドライン」
https://www.nurse.or.jp/nursing/home/publication/pdf/guideline/yakin_guideline.pdf
- 日本看護協会「夜勤・交代制勤務の負担軽減に向けて」
https://www.nurse.or.jp/nursing/shuroanzen/yakinkotai/index.html
- 厚生労働省(中医協)「入院基本料の通則『看護職員の月平均夜勤時間72時間要件』について」
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/0000105050.pdf
- 日本看護協会「2025年 看護職員実態調査(調査研究報告 No.103, 2026)」
https://www.nurse.or.jp/nursing/assets/103.pdf
- 厚生労働省「令和4年衛生行政報告例」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/eisei/22/
- 厚生労働省「こころの耳 — 相談窓口案内」
https://kokoro.mhlw.go.jp/agency/
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